こんにちは、竹久 夢藤(たけひさ むとう)です。
「ブログを便利にするために、プラグインをたくさん入れなきゃ!」 そう思って、検索上位に出てくる「おすすめプラグイン○○選」を見てインストールボタンを連打していませんか?
今すぐストップしてください!
その親切心で紹介されている記事は、情報が古いか、SWELL以外のテーマを使っている人の記事かもしれません。 SWELLを使っているあなたにとって、そのプラグインは「ただの重り」になる可能性があります。
私は現場監督として、職人たちに常にこう言っていました。 「腰袋に入れる道具は、本当に使うものだけに厳選しろ。重いと動きが鈍るし、事故の元だ」
ブログも全く同じです。 プラグインを入れすぎると、サイトの表示速度が遅くなり(=SEO評価ダウン)、プラグイン同士がケンカして画面が真っ白になる不具合(=事故)が起きます。
今回は、高機能テーマSWELLだからこそ実現できる「最小限かつ最強のプラグイン構成」を伝授します。
SWELLに「絶対に入れるべき」必須プラグイン5選
SWELLユーザーなら、これだけ入れておけば間違いありません。 たったの5つです。
1. SEO SIMPLE PACK(SEO対策)
【重要度:★★★★★】 SWELLの開発者さんが作った、SWELLのためのSEOプラグインです。 他のテーマでは「All in One SEO」などが有名ですが、SWELLとは相性が悪かったり、機能が重複したりします。 これを入れておけば、Google検索結果での表示設定や、SNSでシェアされた時の画像設定などが完璧に行えます。 迷わずこれを入れてください。
2. XML Sitemaps(Googleへの地図)
【重要度:★★★★★】 (※作者が「Auctollo」の方を選んでください) Googleのロボットに「ここに記事がありますよ」と伝えるための「サイトマップ(地図)」を自動生成してくれます。 SEO SIMPLE PACK にはこの機能がないので、セットで導入します。これがないと、検索結果に載るのが遅くなります。
3. Wordfence Security(セキュリティ)
【重要度:★★★★★】 WordPressは世界中で使われているため、ハッカーの攻撃対象になりやすいです。 これは、家の玄関に「オートロック」と「監視カメラ」をつけるようなプラグインです。 不正ログインを防ぎ、怪しい動きをブロックしてくれます。 英語のプラグインですが、インストールして有効化し、メールアドレスを登録するだけで基本的な防御は完了します。 (※国産の「SiteGuard WP Plugin」でもOKです。お好みで!)
4. BackWPup(バックアップ)
【重要度:★★★★★】 「操作を間違えてブログが消えた!」 そんな悪夢から救ってくれる保険です。 記事データや画像データを、自動でDropboxやサーバー内に保存してくれます。 「週に1回」などのスケジュールで自動バックアップを設定しておきましょう。
5. WP Multibyte Patch(日本語化修正)
【重要度:★★★★☆】 WordPressは元々英語圏で作られたソフトです。 日本語のファイル名や文字数カウントなどが正しく動作するように調整してくれる、縁の下の力持ちです。 とりあえず入れて有効化しておけばOK。
SWELLには「いらない」不要プラグイン(断捨離リスト)
ここが一番重要です。 他のテーマでは「必須」と言われていても、SWELLには標準機能として備わっているため「不要」なものがたくさんあります。 もし入っていたら、今すぐ削除してください。
× All in One SEO Pack
【理由:重い・被る】 超有名ですが、機能が多すぎてサイトが重くなります。そしてSWELLの機能とバッティングします。 SWELLユーザーは、軽量な SEO SIMPLE PACK を使いましょう。
× Table of Contents Plus(目次作成)
【理由:SWELLにある】 記事の「目次」を作るプラグインですが、SWELLは標準機能で美しい目次を自動生成してくれます。不要です。
× Classic Editor(旧エディタ)
【理由:SWELLの良さを殺す】 古い書き方に戻すプラグインです。 SWELLは最新の「ブロックエディター」でこそ真価を発揮します。 食わず嫌いせず、ブロックエディターに慣れてください。スマホ感覚で書けますから。
× AddQuicktag(装飾ツール)
【理由:SWELLにある】 よく使う装飾を登録するツールですが、SWELLには標準で強力な装飾機能が山ほどあります。
× キャッシュ系・画像圧縮系(EWWW Image Optimizerなど)
【理由:注意が必要】 SWELL自体に高速化機能がついています。 下手にキャッシュ系プラグインを入れると、設定がケンカして表示が崩れることがあります。 画像圧縮系も、サーバー(Xserverなど)側で自動圧縮してくれる機能があるなら、プラグイン側は不要な場合があります。 初心者は一旦入れなくてOKです。
まとめ:道具に頼るな、中身で勝負しろ
いかがでしたか? 「えっ、これだけでいいの?」と拍子抜けしたかもしれません。
いいんです。
サイトが軽ければ、読者は快適に記事を読めます。 管理画面もスッキリして、執筆に集中できます。
プラグインを10個も20個も入れて、「設定疲れ」をしている暇があったら、その時間で記事を1つでも書いてください。 読者が求めているのは、便利な機能ではなく、あなたの「体験談(記事)」なのですから。
腰袋(プラグイン)を軽くして、フットワーク軽くブログ運営を楽しみましょう!

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