「高卒だから給料が低いのは仕方ない」
「大卒のやつらとは、住む世界が違うんだ」
もしあなたが、給与明細を見るたびにそう自分を慰めているなら、この記事は少し耳が痛いかもしれません。
しかし、目を背けてはいけません。
今回は、厚生労働省の最新データ(令和5年)を元に、私たち高卒の「平均年収のリアル」を解剖します。
結論から言えば、数字は残酷です。
年齢が上がれば上がるほど、大卒との格差は絶望的に開いていきます。
ですが、諦める必要はありません。
私は高卒ですが、この「平均」の壁をぶち壊し、統括マネージャーとしてそれなりの年収を手にしています。
データを見た上で、「平均以下のモブ」で終わるか、「平均をぶち抜く異端児」になるか。
その分岐点がここにあります。
【最新データ】高卒の平均年収は「338万円」
まずは、国が出している客観的な事実(ファクト)突きつけます。
厚生労働省が2024年に公表した最新データによると、高卒者の平均像は以下の通りです。
- 高卒全体の平均月収: 約28万1900円
- 推定平均年収: 約338万円(※賞与含まず、月収×12ヶ月の単純計算)
どうでしょうか?
「意外とあるな」と思いましたか? それとも「少なっ!」と思いましたか?
さらに男女別で見ると、現実はもっとシビアです。
- 男性: 約367万円
- 女性: 約277万円
これが、日本の「高卒のスタンダード」です。
しかし、本当の地獄はここからです。大卒と比較してみましょう。
残酷な現実:50代で突きつけられる「200万円」の格差
「若い頃は、学歴なんて関係ない」
確かに、20代前半まではそうです。体力勝負の現場なら、高卒の方が稼げることさえあります。
しかし、この表を見てください。
年齢ごとの「高卒」と「大卒」の年収差(推定)です。
| 年齢層 | 高卒平均年収 | 大卒平均年収 | 年収差 |
| 20〜24歳 | 約259万円 | 約288万円 | 約29万円 |
| 30〜34歳 | 約310万円 | 約371万円 | 約61万円 |
| 40〜44歳 | 約353万円 | 約474万円 | 約121万円 |
| 50〜54歳 | 約384万円 | 約568万円 | 約184万円 |
| 55〜59歳 | 約390万円 | 約600万円 | 約210万円 |
見ての通り、20代では月数万円の差しかありません。
しかし、30代で差が開き始め、50代後半になると、その差は年間200万円以上に膨れ上がります。
年間200万です。10年で2000万円。家が建ちます。
なぜ、こんなことが起きるのか?
理由は単純です。
多くの企業で、大卒は「管理職コース」に乗り、高卒は「現場作業コース」に固定されるからです。
身体の無理が効かなくなる50代で、給料が頭打ちになる高卒と、役職手当で伸び続ける大卒。
これが、私たちが戦っている社会の構造(ルール)です。
平均という「呪い」を抜け出す方法
ここまで読んで、「やっぱり高卒は負け組か」と落ち込みましたか?
違います。
このデータは、あくまで「何も考えずに生きた場合」の平均値です。
思考停止して、会社に言われるがまま働けば、このグラフの通りになります。
しかし、私のブログを読んでいるあなたは違いますよね?
平均をぶち抜く方法は、明確に存在します。
1. 「場所(業界)」を変えろ
データを見ると、高卒でも平均より遥かに高い年収を得ている業種があります。
- インフラ系(電気・ガス・水道): 勤続年数で確実に上がる。20年選手なら800万超えもザラ。
- 建設(施工管理): 私の古巣です。激務ですが、資格さえあれば高卒でも年収600万〜800万、所長クラスなら1000万も狙えます。
- IT・運輸: 実力主義の世界。学歴より「何ができるか」で評価されます。
もし今のあなたが、平均以下の給料で働いているなら、それはあなたの能力が低いのではなく、「儲からない業界」にいるからかもしれません。
業界を変える(転職する)だけで、年収が100万上がることは普通にあります。
2. 「現場」から「管理」へ領域侵犯せよ
先ほどのデータで、なぜ50代で差が開くのかと言えば、大卒が「管理職」になるからです。
だったら、高卒の私たちも「管理職」になればいい。
以前の記事でも書きましたが、私は溶接工(作業員)から施工管理(管理者)へ職種を変えました。
現場を知っている高卒が、管理スキル(マネジメント)や資格(施工管理技士など)を持つと、最強の人材になります。
「高卒だから現場でいいや」という甘えを捨ててください。
現場の汗を知るあなたが、スーツを着て指示を出す側になれば、大卒のエリートなんて目じゃありません。
3. 「AI」で個人の生産性をバグらせろ
そして現代、最強の武器が「AI」です。
学歴の壁は、AIで壊せます。
- 文章力がない? → ChatGPTに書かせればいい。
- 計算が苦手? → AIにやらせればいい。
- 英語が読めない? → AI翻訳を使えばいい。
私が統括マネージャーとして評価されているのは、AIを使って「3人分の仕事」を「1人」でこなしているからです。
企業は学歴にお金を払うのではありません。「成果」にお金を払うのです。
AIを使いこなせば、高卒でもトップクラスの成果を出せます。
私は、Xでメモ帳を見せたこともありますが、漢字を書けません…
ビジネスマナーもメールの書き方、資料作りも知りませんでしたが、すべてAIが教えてくれます。
拝啓○○ お願い申し上げます とか生きてて使うことなんてありませんよね💦
まとめ:あなたは「統計データ」の一部ではない
338万円。
これが世間の言う「高卒の値段」です。
あなたはこの値段で満足ですか?
「俺の価値はそんなもんじゃない」と腹が立ちましたか?
その怒りを、エネルギーに変えてください。
統計データなんて、ただの過去の集計結果です。あなたの未来を決める予言書ではありません。
私は高卒です。でも、年収338万円の枠には収まりません。
場所を選び、管理側に回り、AIという武器を持ったからです。
さあ、平均の列から抜け出しましょう。
上向いて戦略的に動けば、その「200万円の格差」は簡単にひっくり返せます。
どん底元社長メンタルハック!ご興味ございましたらよろしくお願いします。

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