こんにちは、竹久 夢藤(たけひさ むとう)です。
「一生懸命140文字書いたのに、全然『いいね』がつかない…」 「インプレッションはあるのに、クリックされない…」
その原因、ズバリ言います。 あなたのポストは、誰の目にも止まっていません。
X(旧Twitter)のユーザーは、タイムラインを「読む」のではありません。 「流して」います。 それも、時速100キロの高速道路を走る車のようなスピードで、親指をスワイプしています。
そんな状態で、 「おはようございます。今日はいい天気ですね。」 なんて書いても、それは道端の雑草と同じ。誰も気づかずに通り過ぎてしまいます。
必要なのは、その猛スピードの車(読者の指)を急ブレーキさせて止める「通行止め」の看板です。
今回は、元現場監督の私が、読者の足を強制的に止める「魔の1行目」の書き方を伝授します。 これを知れば、あなたのポストは「読み飛ばせない壁」になります。
勝負は「0.2秒」で決まる

残酷な事実をお伝えします。 人間が「このポストを読むか、飛ばすか」を判断する時間は、わずか0.2秒です。
つまり、「1行目」が全てです。
2行目以降にどんなに良いことが書いてあっても、1行目がつまらなければ、その先は存在しないのと同じです。 多くの初心者が、最後にオチを持ってこようとしますが、Xでは逆です。 最初にオチ(衝撃)を持ってこないと、誰も最後まで読んでくれません。
では、どうすれば指を止められるのか? 現場で使える「3つの通行止めテクニック」を紹介します。
テクニック1:【禁止】「するな」と言われると見たくなる
人間は天邪鬼です。「やるな」と言われると、やりたくなります。 これを**「カリギュラ効果」**と言います。
平凡なポストを、禁止命令に変えてみましょう。
- × 普通: ブログは副業におすすめです。
- 〇 通行止め: 【警告】覚悟がないならブログはやるな。
- × 普通: Xのインプレッションを増やす方法を書きました。
- 〇 通行止め: この裏技は、絶対に悪用しないでください。
どうですか? ドキッとして続きを読みたくなりませんか? 強い言葉でバリケードを作るのです。
テクニック2:【数字】具体性で殴る
「たくさん」「すごく」「頑張った」 こういうフワッとした言葉は、脳に引っかかりません。 数字を入れて、具体的にイメージさせてください。
- × 普通: 昔は貧乏だったけど、今は稼げるようになりました。
- 〇 通行止め: 手取り9万の整備士が、PC1台で月50万稼いだ話。
- × 普通: 記事を書くのに時間がかかります。
- 〇 通行止め: 1記事に「5時間」かけてる人は、無駄な努力です。
数字は「事実」です。 事実を突きつけられると、人は思わず反応してしまいます。
テクニック3:【共感】「それ、私のこと?」と思わせる

ターゲットの悩みをそのまま1行目に持ってきます。 読者が「あ、これ俺のことだ」と思った瞬間、自分事として読み始めます。
- × 普通: 朝起きるのが辛いですよね。
- 〇 通行止め: 毎朝のアラーム音を、ハンマーで叩き壊したいあなたへ。
- × 普通: フォロワーが増えなくて悩んでいませんか?
- 〇 通行止め: 「インプはあるのにフォロワーが増えない」原因はこれです。
相手の心の声を代弁する。 これが最強の共感です。
【見た目】改行のないポストは「読経」だ
1行目の内容と同じくらい大事なのが、「空白(見た目)」です。
お経のようにビッシリ文字が詰まったポストを見ると、人は「うわ、読むのめんどくさ」と感じて離脱します。 スマホで見る人が9割なので、「余白」を作ってください。
【ダメな例】
ブログで稼ぐためには継続が大事です。でも多くの人は3ヶ月で辞めてしまいます。なぜなら成果が出ないからです。だからこそ最初は…
【読まれる例】
ブログで稼ぐには「継続」が命。
でも、9割の人が3ヶ月で辞めます。
なぜか? 理由はシンプル。「成果が出ないから」です。
内容は同じでも、下の方が圧倒的に読みやすいですよね。 「1行目を書いたら、必ず2行分くらい改行を入れる」 これだけで、1行目が際立ち、通行止めの効果倍増です。
まとめ:1行目に魂を込めろ
ポストを作る時、私は時間の8割を「1行目を考えること」に使います。 それくらい重要だからです。
- 「禁止」で煽る
- 「数字」で殴る
- 「共感」で寄り添う
このどれかを使って、読者の高速スクロールを止めてください。
「おはようございます」から始めるのは、もう卒業です。 明日からは、1行目で読者の胸ぐらを掴むくらいの気持ちで書いてみましょう。 インプレッションの質が、劇的に変わりますよ!

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