Adoが放つ「異端の蛾」。ファントムシータが現代アイドル界に突き刺す恐怖と美
「怖い。でも、目が離せない。」 そんな不思議な感覚に陥るアイドルグループが、今、猛烈な勢いでファンを増やしています。
彼女たちの名は「ファントムシータ(Phantom Siita)」。あの歌い手・Adoがプロデュースを手掛ける5人組アイドルです。
2024年のデビュー以来、武道館公演、ワールドツアーと駆け抜け、2025年12月には初の写真集を発売。 なぜ彼女たちはこれほどまでに人を惹きつけるのか? その「レトロホラー」な魅力と、2025年の怒涛の活動を総まとめします。
ファントムシータ(怪忌蝶)とは?メンバーと「レトロホラー」の世界観
ファントムシータは、約4,000人のオーディションから選ばれた5人組アイドルグループです。漢字表記は「怪忌蝶」。この名前だけで、普通のアイドルではないことが伝わってきます。
コンセプト:現代のアイドルが「蝶」なら、彼女たちは「蛾」。怖いのについ見てしまう魅力
Adoが掲げたコンセプトは「レトロホラー」。 キラキラと舞う現代のアイドルを「蝶」とするならば、ファントムシータは「蛾」のような存在です。
一見すると不気味で、触れてはいけない気がする。けれど、その妖しい美しさに惹かれて、つい手を伸ばしてしまう——。 古い日本人形や廃墟を思わせるビジュアルと、中毒性の高い楽曲は、アイドル界の「異端」として強烈な個性を放っています。
5人のメンバー:もな、美雨、凛花、灯翠、百花。圧倒的な歌唱力を持つ少女たち
メンバーは、もな、美雨(みう)、凛花(りんか)、灯翠(ひすい)、百花(もか)の5人。
彼女たちの最大の特徴は、Adoのお墨付きとも言える「圧倒的な歌唱力」です。 ホラー要素の強い歌詞を、可愛らしく、時には力強く歌い上げるスキルは圧巻。ただの「イロモノ」ではなく、実力派アーティストとしての側面も強いのが人気の理由です。
【2025年の快進撃】武道館、ワールドツアー、そしてメジャーデビューへ
デビューから約1年半、彼女たちの成長スピードは異常とも言える速さでした。
伝説の武道館:2024年11月、デビューから異例の速さで成し遂げた単独公演「ハイネ」
結成からわずか数ヶ月後の2024年11月、日本武道館での初単独ライブ「ハイネ」を開催し、大成功を収めました。新人アイドルとしては異例のスピード出世であり、そのパフォーマンスの高さで業界を震撼させました。
世界への侵食:2025年初頭のワールドツアーと、全国ツアー「フレイム・メドゥーサ」の熱狂
2025年に入ると、その活動は世界へ。1月〜2月には初のワールドツアーを完走。 5月にはシングル「すき、きらい」でメジャーデビューを果たし、夏には初の日本ツアー「フレイム・メドゥーサ」で全国を巡りました。Adoのドームツアー「よだか」でのオープニングアクトも務めるなど、プロデューサーとの連携も強力です。
【12月最新】写真集『Maze EP.0』発売と新曲「botばっか」のギャップ
そして2025年末、ファントムシータは新たなフェーズに入っています。
初の写真集:レトロホラーを耽美に表現。12月15日発売の『怪忌蝶寫眞集』詳細
12月15日、初の写真集『怪忌蝶寫眞集 Maze EP.0』が発売されました。 いつものステージとは違う、耽美でミステリアスな「レトロホラー」の世界観を凝縮した一冊となっており、発売記念イベントも大盛況。まさに「蛾」の魅力を紙面に閉じ込めたアート作品のような仕上がりです。
ギャップ萌え?史上最もカワイイ新曲「botばっか」と特番で見せた素顔
一方で、11月に配信された新曲「botばっか」では、ファンを驚かせました。 これまでの重厚なホラー感とは一転、ファントムシータ史上最も「ポップでカワイイ」楽曲だったのです。
また、MUSIC ON! TVの特番『ファントムシータばっか』では、メンバーの私服姿や素顔も公開。「ステージでは怖いのに、喋ると普通の女の子」というギャップが、新たな沼を生み出しています。
まとめ:ただの「怖いもの見たさ」では終わらない。実力でねじ伏せる次世代アイコン
「怖いアイドル」というキャッチーな入り口から入った人々は、気づけば彼女たちの高い歌唱力と、緻密に作り込まれた世界観の虜になっています。
2026年に向けて、さらにその羽ばたき(あるいは鱗粉?)を広げていくであろうファントムシータ。 まだチェックしていない方は、ぜひYouTubeでMV「おともだち」や最新曲を聴いてみてください。きっとあなたも、この「蛾」から目が離せなくなるはずです。

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