【株価7倍】「免疫生物研究所」の+618%伝説とは?HIV特許で爆上げしたバイオ株最強銘柄の天国と地獄

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「100万円で買った株が、翌月には700万円になっていた」 そんな夢のような話、宝くじか詐欺広告でしか見ないと思いますよね?

しかし、株式市場ではごく稀に、そんな魔法のような現象が現実に起こります。 今回取り上げるのは、2025年の年末に投資家たちを熱狂の渦に巻き込んだ「免疫生物研究所(証券コード:4570)」です。

SNSなどでは「+618%」という衝撃的な数字と共に語られるこの銘柄。 一体なぜ、これほどまでに株価が暴騰し、そして今どうなっているのか。 ジェットコースターなんてレベルではない、バイオ株の天国と地獄について、難しい専門用語は抜きにして解説します。

目次

たった1ヶ月で株価8倍!「免疫生物研究所」に何が起きたのか

まずは、この「+618%」という数字が何を意味しているのか、時系列で整理してみましょう。

伝説の始まり:400円台からのスタート

2025年の秋頃まで、この会社の株価は300円〜400円台を行ったり来たりする、いわゆる「低位株」の一つでした。 しかし、11月中旬から事態は急変します。あるニュースをきっかけに、連日「ストップ高(値幅制限いっぱいまで買われること)」を記録し始めたのです。

+618%の意味:100万円が700万円になった瞬間

数字で見ると、その異常さがよくわかります。

  • 11月の安値圏: 約466円
  • 12月1日の高値: 3,820円

なんと、わずか3週間ほどの間に株価は約8.2倍に膨れ上がりました。 SNSで言われている「+618%」というのは、この上昇率を指しています。もし底値で100万円分買っていたら、ピーク時には800万円近くになっていた計算です。家が建つレベルではありませんが、高級車が一括で買える利益が、たった数週間で転がり込んできたわけです。

爆上げの燃料は「HIV抗体」と「黒字決算」のダブルパンチ

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なぜ、こんなことが起きたのでしょうか? 株価が上がるには理由(材料)があります。今回は、投資家が「これはいける!」と興奮する特大材料が2つ重なりました。

1. HIV抗体の衝撃:米国特許の取得

最大の起爆剤となったのは、2025年11月12日の発表です。 「抗HIV抗体及びその製造方法に関する米国特許の査定を受領した」

難しい言葉ですが、要するに「HIV(エイズウイルス)に対抗するための技術で、アメリカのお墨付き(特許)をもらったよ!」ということです。 熊本大学との共同研究による成果ですが、バイオ株において「画期的な治療につながる特許」というのは、最強の買い材料です。 「これが薬になれば、世界中で売れるのでは?」という期待(思惑)が、爆発的な買いを呼びました。

2. 業績も良かった:ただの夢物語ではなかった

バイオベンチャー企業の多くは、「夢はあるけど赤字続き」というケースがほとんどです。 しかし、免疫生物研究所は違いました。 同時期に発表された決算(2026年3月期の中間決算)で、営業利益が去年の2倍以上に増えていたのです。

「夢(特許)」だけでなく「現実(利益)」も伴っている。 この安心感が、「空売り(株価が下がると儲かる取引)」をしていた人たちを焼き尽くし、さらなる株価上昇を招く「踏み上げ相場」を作り出しました。

【2026年1月現在】宴のあと。ピークから半値に急落した恐怖

「じゃあ、今から買えば儲かるの?」と思った方。 ここからが株式投資、特にバイオ株の怖いところです。

現在の株価:イナゴタワーの崩壊

2026年1月9日現在、株価はどうなっているでしょうか。

  • 現在の株価: 1,813円 (1月8日終値)

12月1日のピーク(3,820円)から見ると、なんと半値以下になっています。 もし、話題になったピーク時に飛びついて買っていたら、資産が半分に溶けていることになります。

バイオ株の宿命:「噂で買って事実で売る」

なぜこんなに下がったのか? 理由はシンプルで、「熱狂が冷めたから」です。 特許が取れたといっても、すぐに新薬が発売されて明日から大金が入ってくるわけではありません。実用化にはまだ長い時間がかかります。

株価が8倍になるというのは、数年〜数十年先の利益まで先取りして買われている状態(バブル)です。 冷静になった投資家たちが「上がりすぎじゃね?」と利益確定の売りを出し始めると、今度は雪崩のように株価が崩れ落ちます。これをネットスラングで「イナゴタワーの崩壊」と呼びます。

まとめ:夢はあるけど火傷する。「抗体」は金になるが甘くない

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免疫生物研究所の「+618%」騒動は、株式投資の夢と現実を私たちに見せてくれました。

  • 夢: 正しいタイミング乗れれば、短期間で資産は何倍にもなる。
  • 現実: 高値で掴むと、地獄を見る。

現在(2026年1月)は調整局面に入っていますが、HIV抗体という技術自体の価値がなくなったわけではありません。時価総額も160億円程度と、バイオ企業としてはまだ伸び代があるようにも見えます。 しかし、初心者が安易に手を出すと大火傷する銘柄であることは間違いありません。「投資は自己責任」という言葉がこれほど重く響く事例もないでしょう。

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