こんにちは、竹久 夢藤(たけひさ むとう)です。
最近、X(旧Twitter)の「トレンド」を見ていて、こう感じませんか?
「なんで毎日、誰かが政治の話で喧嘩してるの?」 「興味ないアイドルの話題や、過激な思想ばかり出てくる…」 「もっと普通の、大事なニュースはないのか?」
おっしゃる通りです。 2025年〜2026年にかけて、Xのトレンドは明らかに「偏り」が酷くなっています。 災害や事件などの重要なニュースよりも、一部の界隈で盛り上がっているだけの「ノイズ」が上位を占拠している状態です。
実はこれ、Xの仕様が「あなたを怒らせたり、反応させたりする話題」を優先的に見せている(パーソナライズしている)せいです。
今回は、現場監督としてこの「ノイズだらけの無線機」を修理します。 完全にゼロにはできませんが、意図的な偏りを排除し、可能な限り「まともなトレンド」に戻すための設定手順を解説します。
なぜ、あなたのトレンドは「偏る」のか?
まず、敵(アルゴリズム)の正体を知っておきましょう。 Xのトレンドには、実は2種類あります。
- おすすめ(For You): あなたの過去の「いいね」や閲覧履歴から、AIが「こいつはこういう話題が好き(または反応する)だろう」と勝手に選んだもの。
- トレンド(Trending): 単純に、その地域でポスト数が多い話題。
今のXは、初期設定で「1(おすすめ)」が強烈に効いています。 あなたが一度でも政治的なポストを長く見たり、ゴシップ記事をクリックしたりすると、AIは「おっ、こいつは喧嘩が好きだな? もっと見せてやろう」と学習し、トレンド欄をその話題で埋め尽くすのです。
これが「偏り」の正体です。
手順1:【効果大】「場所」を固定してAIを黙らせる

一番手っ取り早く、効果が高いのがこれです。 AIによる「あなた向け(パーソナライズ)」を弱め、「日本全体」のトレンドを強制的に表示させます。
【設定手順(スマホ・PC共通)】
- トレンド画面(虫眼鏡アイコン)を開く。
- 右上の「歯車アイコン(設定)」をタップ。
- 「この場所のコンテンツを表示」をOFFにする。
- 下の「場所を探索」をタップし、一覧から「日本」を探して選択する。
これだけです。 「この場所(GPSやIPアドレス)」ではなく、明示的に「日本」という枠を指定することで、個人の好みよりも「国全体の動き」が優先されるようになります。
※注意:「Worldwide(世界中)」にはしないでください。英語圏やインドのトレンドで埋め尽くされ、逆に日本の情報が消えます。
手順2:【大掃除】興味関心データを削除する
「設定を変えたのに、まだ嫌いな話題が出る!」 という人は、Xの中に溜まった「あなたの行動データ」が悪さをしています。 これを削除(クリーニング)します。
【設定手順】
- 「設定とサポート」➡「設定とプライバシー」を開く。
- 「プライバシーと安全」➡「表示するコンテンツ」を開く。
- 「興味関心」をタップ。
ここに、ズラリとチェックボックスが並んでいませんか? Xが勝手に判断した「あなたの好きなジャンル」です。 ここに含まれている「政治」「思想」「ゴシップ」「嫌いな有名人」などのチェックを、手動ですべて外してください。
かなり面倒な作業ですが、これをやるとAIの「おすすめ」がリセットされ、かなりクリーンになります。
手順3:【防音壁】ミュートワードで視界から消す

トレンド自体は消えなくても、その中身(関連ポスト)を浄化することはできます。 見たくない単語を「ミュートワード」にぶち込んでください。
- 特定の政治家の名前
- 政党名
- 「〇〇辞めろ」「〇〇反対」などの煽りワード
- 興味のない界隈の隠語
これを登録しておけば、トレンドワードをクリックしても、その手のノイズポストが表示されなくなります。 現場の防音壁と同じで、物理的に遮断するのが一番ストレスがありません。
結論:Xはもう「公共の広場」ではない
残念な事実をお伝えします。 ここまで設定しても、2026年現在のXにおいて、偏りを「完全にゼロ」にすることは不可能です。
Xはもう、みんなが平等に議論する「公共の広場」ではありません。 個人の興味やイデオロギーを増幅させる「鏡の部屋」として設計されています。
もし、これでも「トレンドが偏っていて気持ち悪い」と感じるなら、情報収集の手段を変えるべきです。
【X以外の「まともな」トレンド確認ツール】
- Yahoo!リアルタイム検索: Xの全ツイートから抽出しているため、X公式より偏りが少ないです。
- Google Trends: 検索数ベースなので、本当の「世間の関心事」がわかります。
Xのトレンドは「話半分」に見るのが、精神衛生上、一番の安全対策かもしれません。 まずは「地域設定」だけでも変えて、ノイズを減らしてみてください。

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