現場仕事や外回りの営業を終えて、車のハンドルを握った瞬間。 どっと疲れが押し寄せてきませんか?
「あー、疲れた。早く帰ってビール飲みてぇ…」
そう思った次の瞬間、脳裏をよぎる絶望的な事実。 「あ、事務所に戻って日報書かなきゃ…」
これ、本当に地獄ですよね。 私も施工管理をやっていた頃、現場で一日中歩き回って、ヘトヘトになって事務所に帰り、そこから1時間かけて報告書を作っていました。 結果、帰宅は深夜。過労で倒れた原因の一つは、間違いなくこの「無駄な事務作業」でした。
でも、今の私は違います。 現場から車に乗った瞬間、私の仕事は終わります。なぜなら、移動中の車内ですべての報告書を完了させているからです。
今日は、高卒・元アナログ人間の私が月20時間の残業を削減した、「報告書はキーボードで打つな!音声入力×AI要約術」というハックを伝授します。
なぜ「事務所に戻ってから報告書」は最悪の悪手なのか

厳しいことを言いますが、現場が終わってから事務所に戻ってPCを開く。 これは、戦略的に見て「最悪の手」です。
理由は2つあります。
- 記憶が「鮮度」を失っている 数時間前の現場の状況、顧客の細かいニュアンス。事務所に着く頃には半分忘れています。それを思い出すのに無駄な時間がかかる。
- 移動時間が「死に時間」になっている 移動中の1時間、ただラジオを聴いているだけなら、それは人生の浪費です。
疲れた脳みそでキーボードを打つな
そして何より、肉体的に限界の状態でキーボードを叩くのは、精神衛生上よくありません。 「誤字脱字が多い」「文章がまとまらない」 イライラして余計に時間がかかる悪循環。
だから私は決めました。 「もう、キーボードなんて打たない。喋って終わらせる」と。
準備はスマホ1台!「音声入力×AI」黄金の3ステップ
では、具体的にどうやるのか。 難しいアプリも、高価な機材もいりません。あなたのスマホに入っている「メモ帳」と、無料のAI(ChatGPTやGemini)があればOKです。
STEP 1:帰り道で「独り言」を録音する
現場を出て車に乗ったら、スマホの音声入力をONにします。 (iPhoneなら右下のマイクボタン、Androidも同じです)
そして、今日あったことを「独り言」のように喋り散らかしてください。
「えーっと、今日は〇〇建設の現場。10時から配筋検査。あー、そうそう、鉄筋屋の田中さんが遅れて少し待たされたわ。是正箇所は2箇所あって、明日までに直すって言ってた。あと、来週のコンクリ打設だけど、雨予報だから日程ズレるかもって監督に伝えておいて。以上。」
こんな感じでOKです。 「えー」とか「あー」とか入っててもいいし、文法なんて無視でいい。 とにかく「事実」だけをスマホに吹き込みます。
STEP 2:AI(ChatGPT/Gemini)に丸投げする
次に、そのグチャグチャなテキストをコピーして、AIアプリ(ChatGPTなど)に貼り付けます。 そして、以下の「魔法のプロンプト(指示文)」を添えて送信します。
【指示】 以下のテキストは、私の音声入力メモです。 これを読みやすく整理して、会社提出用の「業務日報」の形式にまとめてください。 誤字脱字は修正し、ビジネス文書として適切な敬語に直してください。
【音声メモ】 (さっきのグチャグチャな文章を貼り付け)
STEP 3:コピペして送信。ハイ終わり
送信ボタンを押して数秒後。 AIからこんな回答が返ってきます。
【業務日報】 現場名: 〇〇建設 作業所 業務内容: 配筋検査立会い 特記事項:
- 業者到着遅れにより開始時間の変更あり。
- 是正箇所2点指摘済み(明日までに修正完了予定)。
- 来週のコンクリート打設について、天候不良による日程変更の可能性を監督へ共有済み。
…どうですか? 私が車の中でボソボソ呟いただけの内容が、完璧なビジネス文書に生まれ変わっています。
あとはこれをコピーして、会社の日報システムやメールに貼り付けて送信するだけ。 事務所に着く頃には(あるいは直帰して家に着く頃には)、もう仕事は終わっています。
AIは「あなたの拙い言葉」を翻訳するプロだ
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多くの人が勘違いしていますが、AIを使うのに「賢い文章」を入力する必要はありません。 むしろ、「適当な言葉」を「ちゃんとした言葉」に翻訳させるのが、AIの正しい使い方です。
誤字脱字、方言、全部AIが直してくれる
私は元々、文章を書くのが大の苦手です。 でも、この方法なら関係ありません。 たとえ私が「あのー、あそこのボルトが緩んでてヤバかったんすよ」と入力しても、AIは「ボルトの緩みを確認し、早急な対応が必要であると判断しました」と直してくれます。
これこそ、私たち現場人間が手に入れるべき**「下克上の武器」**だと思いませんか?
まとめ
真面目な人ほど、「楽をする」ことに罪悪感を覚えます。 「ちゃんと事務所に戻って、自分の手で書かないと…」と。
でも、あえて言わせてください。 そんな無駄なこだわりは捨てろ。
あなたが会社から求められているのは、「キーボードを叩く姿」ではありません。「正確な現場の情報を報告すること」です。 AIを使って10分で終わるなら、残りの50分は身体を休めるか、家族と過ごすか、明日のための勉強に使ってください。
それが、一度潰れて這い上がってきた私、竹久夢藤からのアドバイスです。 さあ、明日の帰り道から、車内を「執務室」に変えてみましょう。

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