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高所作業車特別教育はWEBで取れ。10m未満の座学はスマホで終わらせるのが現場の最適解

土曜の朝の5時。
まだ暗いうちに目覚ましが鳴ります。

一週間現場で削られた体は鉛みたいに重い。
それでも私は着替えて会場へ向かいました。

高所作業車の講習を受けるためにです。
あの朝の徒労感を今でも覚えています。

今日はその話をさせてください。

1. 知識は要る。でも休日を丸ごと差し出す取り方は間違ってる

視野を広げる知識は命を守る

前回の記事で私はこう書きました。
高所作業車の一番の敵は高さやない。

狭くなった視野やと。
上を見て作業に没頭した瞬間に挟まれる。

足元を見ずに動かしてコードをちぎる。
その危険を見えるようにするのが知識なんです。

だから特別教育は絶対に必要です。
そこに一切の妥協はありません。

そもそも何が危ないのか。
高所作業車の本当の事故原因はこっちに書いた。

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その知識を会場で丸一日かけて取る時代はもう終わった

ただし話が変わるのはここからです。
その大事な知識をどう手に入れるかという話です。

昔は会場へ行くしかありませんでした。
休日を丸ごと差し出して硬い椅子に座る。

それが当たり前やったんです。
でも今は違います。

座学はスマホで完結できる時代になりました。
それを知らんまま休日を失っている人が多すぎる。

だから今日はその賢い取り方を話します。

2. 会場講習で消耗した過去の私の話

金曜までボロボロの体で土曜に会場へ向かう本末転倒

私が特別教育を取ったときの話です。
金曜まで現場でヘトヘトになりました。

腰も肩も張ったままです。
本来なら土曜は昼まで寝て回復したい体でした。

でも講習の予約が入っている。
だから朝5時に起きて会場へ向かうんです。

知らん街まで電車を乗り継ぎます。
着いた時点でもう半日分の体力が消えていました。

これから学びに行くのに体はもう空っぽです。
これのどこが安全教育なんやろうと思いました。

疲れた頭に座学は入らない。半分も残らなかった

そして座学が始まります。
高所作業車の学科は覚えることが多い。

装置の構造。
関係法令。

災害事例。
どれも命に関わる大事な内容です。

でも疲れ切った頭には入ってこないんです。
昼飯の後の午後は地獄でした。

瞼が落ちてくる。
講師の声が遠のいては戻ってくる。

必死でペンを握って抗いました。
正直に言います。

その日に聞いた話は半分も残っていなかったんです。
命を守るはずの知識がです。

疲労を持ち越したまま月曜にまた高所作業車に乗る怖さ

そして日曜も体は重いままでした。
回復せんまま月曜が来ます。

その体で私はまた高所作業車のカゴに乗るんです。
考えてみてください。

高所作業車は視野の勝負です。
疲れた頭は視野がさらに狭くなる。

上への注意も足元への注意も鈍るんです。
挟まれや激突は疲れた人間から起きます。

安全のための講習で危ない体を作っている。
これほど本末転倒な話はありません。

3. 高所作業車特別教育の「座学」はWEBで終わる

厚労省がeラーニングを正式に認めている

ここで多くの人が知らん事実を言います。
特別教育の学科はeラーニングで受けることが認められています。

これは私の勝手な主張やありません。
厚生労働省が通達で正式に認めた仕組みなんです。

高所作業車の特別教育は学科6時間と実技3時間です。
このうち学科6時間をWEBで完結できるんです。

自宅のソファーでいい。
通勤中の車の中でもいい。

移動も早起きもパイプ椅子も要りません。
奪われる体力がまるで違うんです。

自分のペースで巻き戻せる。分かるまで何度でも見られる

そしてWEBには会場にない強みがあります。
自分のペースで進められることです。

装置の構造や法令の細かいところ。
一度で頭に入らんかったら何度でも巻き戻せる。

会場では分からんまま次へ進むしかありません。
安全の知識は分かったつもりが一番危ないんです。

分かるまで戻れる価値は本当に大きい。
疲れた頭に一度流し込むより何倍も残るんです。

WEBでも修了の価値は会場と同じ

ここで不安に思う人がおるはずです。
WEBで取った教育は会場より格下やないかと。

そんなことは一切ありません。
法令で定められた同じ科目を同じ時間だけ修めれば修了は全く同じです。

違うのは受ける場所と削られる体力だけなんです。
胸を張って現場に出られます。

4. 問題は「実技3時間」をどうするか

実技は自社の高所作業車で受けられる

ではもう半分の実技はどうするのか。
ここが今回一番伝えたいところです。

学科をWEBで受けて実技を自社でやる。
この組み合わせが合法的に成立するんです。

特別教育はもともと事業者が行う教育です。
だから自分の会社の高所作業車を使って実技3時間を実施できる。

指導するのは有資格者です。
そして実技をやった記録は3年間の保存が必要になります。

ここは会社としてきっちり残してください。

実技は講師と同一場所で対面が絶対条件

ただし一つだけ絶対に外したらあかん条件があります。
実技だけはWEBで済ませることはできません。

指導する人間と受ける人間が同じ場所にいること。
対面で実際に機械を操作すること。

これが必須なんです。
座学は画面越しでいい。

でも実技を遠隔でやったらその修了は無効になります。
体を動かして覚える部分だけは誤魔化しが効かんのです。

ついでに言うと個人事業主は注意が要ります。
自分で自分の受講を証明することはできんからです。

その場合は受講が無効とされる恐れがあります。

どうせ毎日乗る自社の機械。先輩から実地で教わるのが一番実になる

私はこのやり方が一番実践的やと思っています。
なぜか。

自分の現場の機械で覚えられるからです。
教習所の機械と自社の機械は癖が違います。

ブームの伸び方。
旋回の速さ。

跳ねやすい方向。
どうせ毎日触るのは自社の機械です。

それを先輩から直接教わる。
これ以上に実になる実技はありません。

ここで急に旋回したら挟まれるぞ。
その一言は教科書には載っていないんです。

休日の時間と体力を会場で溶かすな。
私も会社も使ってるSATのWEB講習はこちらから申し込めます。

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5. 賢く取って現場の安全に全部を注げ

浮いた休日で体を休める。それが月曜の挟まれ・激突を防ぐ

最後にまとめます。
資格は絶対に必要です。

知識も実技も手を抜いたらあきません。
でも取り方まで昔のままでいる必要はないんです。

座学はスキマ時間で。
実技は自社の現場で先輩から。

そして浮いた休日は体を休めることに全部使う。
しっかり寝た体で月曜を迎える。

頭がすっきりして視野が広い。
その状態でカゴに乗るんです。

上も見える。
足元も見える。

挟まれない。
激突しない。

全部繋がっているんです。

段取りと同じ。取り方が下手な人間は休日ごと持っていかれる

休むことは怠けることやありません。
安全のための準備なんです。

現場の段取りと全く同じやと思ってください。
段取りが下手な人間は同じ仕事で倍疲れます。

資格の取り方も同じです。
取り方を工夫するだけで体力が残る。

その残った体力が現場の視野に変わるんです。

足場も職長も同じや。休日をWEB受講で守る現場の鉄則はここにまとめた。

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高所作業車のカゴと同じやと思うんです。
手すりの内側だけ見ていたら外の危険にやられます。

資格も休日も同じ。
目の前の講習だけ見て休日を差し出したら体が壊れる。

一歩引いて全体を見た人間だけが体力も安全も両方手にするんです。
視野を広げるのは高い所だけの話やありません。

本日もご安全に!

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この記事を書いた人

手取り9万整備士から、残業120時間超え現場監督まで走ってきた。
そこで一度心が折れて無職に。
底から再出発!机上の空論は書きません。
本日もご安全に。

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