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足場の解体前に確認することは?解体特有の危険と確認点を解説

足場の解体は組み立ての逆やろ、と軽く考えていた。
そう思って見ていた現場で、これは簡単やないと感じたことがあります。

組むときはあれだけ慎重やったのに、解体になると空気が緩む。
でも実際は、解体には解体特有の注意点があります。

私は足場を組む職人やありませんし、解体をしてきたわけでもありません。
それでも監督として、解体の段取りや安全を確認してきた側です。

その立場から、解体の前に何を確認するかを整理します。
どう外すかの手順の話やなく、何に気を配るかという話です。

組む前に現地で確認することと対で読むと分かりやすいです。こちらでまとめています。

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解体は組立の逆ではない 結論から

先に結論を言い切ります。
組立てたものを外していく作業ではありますが、単純に逆順をたどれば安全という話やありません。

足場の解体は、組立を単に逆にするだけの作業やありません。
解体では、足場の状態が作業の進行とともに変わること・部材や工具の落下・作業区域への立入り・周囲への影響などに注意が要ります。

だから解体の前に、段取りと安全を確認しておくことが大事です。
慣れているからと流すのが、一番危ない入り方です。

まずはこの前提を押さえてください。
そこから一つずつ見ていきます。

なぜ解体で注意が要る?

理由は、組み上がった状態から外していくからです。
完成した足場は、部材どうしが支え合って安定しています。

解体では、部材を取り外すにつれて足場の状態が変わっていくため、その時点の状態に応じた安全管理が必要です。
組立てと同じ感覚のままでは、状態の変化を見落とすことがあります。

私が見てきた中では、終わりが見えると気が緩みそうになる場面もありました。
もう終わるという空気と、状態が変わっていく作業が重なるのが解体の難しさです。

解体前に確認する段取り

何を先に確認する?

まず確認するのは、計画が決まって共有されているかです。
解体とは、組み上がった足場を外して撤去していく作業のことです。

解体の時期・範囲・順序が決められ、作業する人へ周知されているかを確認します。
また作業主任者の選任が必要な足場では、選任された作業主任者が指揮する体制になっているかを確認します。

天候も確認します。
強風・大雨・大雪などで作業に危険が予想される場合は、作業を中止する決まりがあります。

解体の作業に必要な特別教育についてはこちらで詳しく書いています。

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一定の足場の解体で選任が要る作業主任者についてはこちらです。

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残置物や搬出は?

次に確認するのが、足場に残っているものです。
残置物とは、足場の上に置いたまま残っている工具や材料のことです。

外し始める前に、こうした残置物がないかを確かめます。
上に物が残ったまま解体を始めると、それが落下につながるからです。

メッシュや養生の撤去の段取りも確認します。
養生とは、まわりへの飛散や落下を防ぐための覆いのことです。

そして外した部材をどこから運び出すか、搬出経路も見ておきます。
出す道がないと、外した部材が現場にあふれてしまいます。

解体特有の危険に備える

部材の落下と上下作業は?

解体で特に気を配るのが、落下と作業区域です。
外した部材や工具は、そのまま落下物になり得ます。

解体作業区域では落下による危険があるため、関係する作業従事者以外が立ち入らないようにします。
作業区域への立入禁止措置が取られているかを確認します。

必要な合図や連絡方法も、作業前に共有されているかを見ます。
作業者どうしの連絡があらかじめ決まっていると、上下の動きがかみ合います。

材料や工具を上げ下ろしするときにも、落下による危険を防ぐ措置が必要です。
落下のおそれがある場合は、つり綱やつり袋などを使う決まりがあります。

周囲への影響は?

解体は、現場の中だけで完結するものやありません。
隣地や通行・他の作業への影響も出ます。

外している最中も、まわりへの落下や飛散に配慮が要ります。
だから解体中も、養生や合図が保たれているかを確認します。

養生や落下防止設備を撤去する段階では、周囲への防護が不足しないよう施工計画に沿って確認します。
組むときは養生をしても、解体で先に外して無防備になることがあるからです。

だから、どこまで防護を残しながら進めるかも確認の対象です。
最後まで周囲への配慮を切らさないことが大事なんです。

監督が解体前に押さえること まとめ

最後に整理します。
解体も、計画・作業者への周知・必要な教育や作業主任者・立入禁止などの安全管理が要る作業です。

足場の解体は、足場の組立て等の作業に含まれます。
地上や堅固な床上だけで行う補助作業を除き、解体作業に従事する労働者には足場の組立て等特別教育が関係します。

また一定の足場では、足場の組立て等作業主任者を選任します。
選任がいるかは足場の種類や高さなどの条件で決まるので、そこは条件次第です。

一部解体したあと残った足場を使う場合は、使用前の点検が必要になります。
その点検については、点検の記事もあわせて確認してください。

変更や一部解体のあとに必要になる点検についてはこちらでまとめています。

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解体は組立と同じくらい、最後まで気を抜けない作業です。
終わりが見えたときほど、油断せずに進めることが大事です。

その足場は、最後の一本を外すまで人が関わります。
組むときも外すときも、そこには人の安全がかかっています。

先輩が新人に言う「倒すなよ」は、解体の最後まで通じます。
きれいに安全に外し切って、はじめて仕事が終わるからです。

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この記事を書いた人

手取り9万整備士から、残業120時間超え現場監督まで走ってきた。
そこで一度心が折れて無職に。
底から再出発!机上の空論は書きません。
本日もご安全に。

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