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くさび式足場とは?ビケ足場との違いと特徴を初心者向けに解説

戸建の外壁工事などでカンカンと甲高い音を立てて組む足場を見たことがあると思います。
あのハンマーでくさびを打ち込んで組み上げていく足場です。

あれの多くがくさび式足場です。
私が見てきた現場では戸建や低中層の工事でよく見かけました。

同じ足場でも大きなビルを囲う足場とは組み方が違います。
そのくさび式足場とは何かを管理側の目線で見ていきます。

私は足場を組む職人やありません。
それでも監督としてくさび式足場が組まれるのを何度も見てきた側です。

足場そのものの全体像から知りたい人はこちらを先に読んでください。

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目次

くさび式足場とは まず結論から

先に結論を言い切ります。
くさび式足場は支柱の緊結部にくさびを打ち込んで部材を固定する足場です。

正式にはくさび緊結式足場と呼びます。
支柱には一定の間隔で緊結部という部分が付いています。

緊結部はイメージとしてはくさびを差し込んで緊結するための受け部分です。
そこへ手すりや斜材などのくさびを合わせて留めていきます。

くさびを打ち込んで緊結する仕組みで組立や解体を進めやすいのが特徴です。
だから戸建や低中層の現場で広く使われています。

どうやって組む?どんな部材?

組み方の基本はシンプルです。
支柱を立ててその緊結部に部材のくさびを合わせハンマーで打ち込みます。

主な部材も押さえておきます。
支柱とブラケットと腕木と作業床と斜材(筋交い)と手すりと脚部の部材などを組み合わせます。

支柱は緊結部の付いた縦の柱です。
ブラケットや腕木は作業床を受ける横材で斜材は変形を抑える材になります。

私が見てきた足場図では支柱の配置やスパンを追うと、くさび式足場の構成をつかみやすかったです。
私が関わった現場では「くさび」や「ビケ」と呼ぶ人もいました。

同じくさび式でもメーカーやシステムによって部材の寸法は変わります。
規格の確認については足場のインチとメーターの話が参考になります。

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くさび式足場とビケ足場は違うの?

ビケ足場との関係は?

結論から言うと別物やありません。
ビケ足場はくさび式足場の代表的な商品名でくさび式の一種です。

ビケ足場は1980年に株式会社ダイサンが開発したくさび式足場の商品名です。
日本で初めてくさび方式を足場部材の緊結部に採用したものとして知られています。

ビケ足場が広く知られたこともあり呼び名が定着しました。
私が関わった現場ではくさび式足場をまとめて「ビケ」と呼ぶ人もいました。

正確にはくさび式足場が総称でビケ足場はその中の一つの商品名です。
話が製品の話か足場の種類の話かで意味が、ずれることもあるので迷えば相手に確認してください。

くさび式足場の特徴とメリット・デメリット

メリットは?

大きな特徴の一つは組立や解体を進めやすいことです。
くさびを緊結部に打ち込んで留める仕組みなので扱いやすいです。

ビケ足場ではハンマー一本で簡便に組立や解体ができると紹介されています。
部材が標準化されているのも扱いやすさにつながります。

比較的細かく部材を組み合わせられるので、住宅などの外周で使われることも多いです。
私が見てきた中でも住宅まわりはくさび式をよく見ました。

デメリットは?

一つは音です。
くさびをハンマーで打ち込むため組立や解体のときに打撃音が出ます。

もう一つは緊結の確実さに関わる点です。
緊結部が適切に固定されていなければ足場の安全性を損なうおそれがあります。

コスト面の特徴もあります。
専用の部材を使うので現場や数量によっては費用がかさむこともあります。

使われる現場と高さの考え方

どんな現場で使われる?

私が見てきた現場では戸建や改修工事でくさび式足場をよく見ました。
規模が大きすぎない建物の外周をぐるりと囲う使い方が多かったです。

ただし低層専用というわけやありません。
現在はビル工事用として使われるくさび緊結式足場もあります。

高さの話でよく誤解される数字があります。
31mはくさび式足場の高さ上限やなく建地の補強に関係して出てくる数字です。

仮設工業会の技術基準では、ビル工事用くさび緊結式足場を高さ45m以下で使用する本足場として扱っています。
ただし45mも法律で決められた上限というわけやありません。

労働安全衛生規則には足場そのものの組立高さの上限が数値で定められているわけやないんです。
高さが大きくなる足場ほど許容荷重や壁つなぎや構造計算やメーカー仕様を踏まえて安全性を確認します。

もう一つの代表的な足場である枠組足場についてはこちらでまとめています。

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足場には枠組や単管などもあります。
どれを使うかは現場の規模や形や条件で選ばれます。

くさび式は扱いやすく組みやすい足場です。
でもその手軽さは一つ一つのくさびを確実に緊結してはじめて安全につながります。

先輩が新人に言う「倒すなよ」はこういうところにも通じます。
その足場にあとから乗るのはくさびを打ち込んだ本人だけやないからです。

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この記事を書いた人

手取り9万整備士から、残業120時間超え現場監督まで走ってきた。
そこで一度心が折れて無職に。
底から再出発!机上の空論は書きません。
本日もご安全に。

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