MENU

足場の昇降設備・階段はどう考える?安全な昇り降りの確保を解説

荷物を片手に足場を昇り降りする。
その途中で足を滑らせかけて、ヒヤッとしたことはないでしょうか。

昇り降りは、ただの移動やと軽く見られがちです。
でも実は、足場の中でも注意が要る場面なんです。

私は足場を組む職人やありません。
ただ足場を昇り降りする側も、管理する側も経験してきました。

荷物を持って昇り降りする怖さも、管理側として昇降設備を確認する目線も持っています。
その両方から、昇降設備をどう考えるかを深く見ていきます。

足場そのものの全体像から知りたい人はこちらを先に読んでください。

あわせて読みたい
足場とは?初めて学ぶ人へ 部材・種類・図面・資格までの基本ガイド 現場に入ってまず見上げるのが足場や。下から見上げるとその大きさに少し圧倒される。 私は足場を組む職人やありません。管理側として何度も足場を見上げてきた側です。...
目次

昇降設備は安全の要 結論から

先に結論を言い切ります。
昇り降りは毎日何度も繰り返す動作で、墜落や転落に注意が必要な場面です。

昇降設備とは、足場を安全に上り下りするための設備のことです。
はしご・階段枠・昇降階段などがこれにあたります。

法令にも決まりがあります。
高さまたは深さが1.5mを超える箇所で作業するときは、原則として安全に昇降するための設備等を設ける必要があります。

そして昇降設備が設けられているときは、決められた設備を使って昇り降りします。
昇降設備はおまけやなく、安全の要になる設備なんです。

まずはこの位置づけを押さえてください。
そこから一つずつ見ていきます。

階段を含む作業床まわりの部材はこちらでまとめて解説しています。

あわせて読みたい
足場の部材②|踏板・手すり・幅木・階段とは?作業床まわりの役割を初心者向けに解説 足場の骨組みができると次は人が乗る番です。ここからは人が実際に足を乗せて働く部分の話になります。 骨組みは足場が立つための材でした。でも人は骨組みだけの上では...

なぜ昇り降りが危ない?

昇り降りが危ないのには理由があります。
まず、手がふさがりやすいことです。

道具や材料を持つと、手がかりをつかめなくなります。
手がかりとは、昇り降りのときに手でつかむ支えのことです。

そして急ぎと慣れも重なります。
早く上がろうと焦ったり、慣れて油断したりする。

何度も繰り返す動作だからこそ、慣れや焦りで基本を崩さないことが大事です。
だから荷物を持ったままの危険な昇降は避け、現場で決められた運搬方法を使います。

昇降設備の種類と向き不向き

はしごと階段はどう違う?

昇降設備にはいくつか種類があります。
代表的なのが、はしごと階段です。

現場条件によっては、はしご式の昇降設備が使われることがあります。
昇降のときは、決められた方法で安全に使用することが前提です。

昇降階段は、足場上で人が安全に移動するための代表的な昇降設備です。
昇降設備は、現場条件や作業状況に応じて計画します。

どちらが上ということやなく、現場に合うものが選ばれます。
使う設備によって、正しい使い方を守ることが共通して大事です。

昇降設備をどう考えて配置するか

位置や数はどう考える?

昇降設備は、ただ付いていればいいものやありません。
どこに設けるかも大事です。

昇降設備は、作業状況を踏まえて適切な位置と数を施工計画で決めます。
出入口や作業の動線に合わせて、無理のない位置に設けます。

逆に、動線と合っていないとどうなるか。
昇降設備の位置が作業動線と合っていないと、決められた設備を使わない行動につながるおそれがあります。

足場の外側をよじ登るような近道は、絶対にやってはいけません。
具体的な配置や仕様は、施工計画や公式基準を確認してください。

監督が昇降設備で見ること まとめ

何を確認する?

私が管理側として見てきたのは、安全に上り下りできるかどうかです。
まず、昇降設備が確実に設置されているかを見ます。

手すり等の必要な安全設備があるかも確認します。
上り下りのときに、つかむ支えや守りがあるかどうかです。

そして出入口がふさがっていないかも見ます。
材料や道具で入口が塞がれていると、遠回りや近道につながるからです。

昇り降りは地味な場面ですが、命に関わる場面でもあります。
だから急がず、決められた昇降設備を使用します。

足場で事故を起こさないために覚えたい基本はこちらでまとめています。

あわせて読みたい
足場で事故を起こさないために初心者が最初に覚えることは? 足場の上に初めて立った日のことは、たいてい忘れません。下を見ると思ったより高くて、足の裏がすっと固くなる感覚があります。 その緊張は、慣れると少しずつ薄れてい...

昇降設備の先には、毎日そこを上り下りする人がいます。
自分もその一人やと思えば、近道せず正しく使う意味が見えてきます。

先輩が新人に言う「倒すなよ」。
その足場を安全に使うところまで含めて、私は同じ言葉やと思っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

手取り9万整備士から、残業120時間超え現場監督まで走ってきた。
そこで一度心が折れて無職に。
底から再出発!机上の空論は書きません。
本日もご安全に。

コメント

コメントする

目次