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単管足場は自分で組んでいいのか?DIYの前に知るべき資格と危険を解説

外壁の作業や高い場所の手入れで、足場代を浮かせたい。
それなら単管を買って自分で組めないか、と考える気持ちは分かります。

材料はホームセンターでも手に入りますし、動画も出ています。
でも、その一歩を踏み出す前に知っておいてほしいことがあります。

私は足場を組む職人やありません。
それでも現場で、足場の危険を管理側として何度も見てきた側です。

その立場から、単管足場を自分で組んでいいのかを考えます。
組み方の話やなく、安全と法令の側から見た話です。

そもそも単管足場がどんな足場かはこちらでまとめています。

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目次

自分で組むのはおすすめできない 結論から

先に結論を言い切ります。
高所で人を支える単管足場を、知識や経験なしにDIYで組むのはおすすめできません。

ホームセンターで材料が買えるからといって、一般的なDIYと同じ感覚で考えない方がいいです。
高い場所で人を支える仮設の構造物やからです。

必要な部材や締結・足元の状態などに不備があれば、墜落や足場の倒壊につながるおそれがあります。
浮かせたお金より、失うもののほうがずっと大きくなりかねません。

まずはこの結論を受け止めてください。
そのうえで、なぜそこまで言うのかを見ていきます。

なぜ止めるのか?

理由は、足場が思っている以上にシビアな設備だからです。
プロが組む足場でも、締結や壁つなぎに気を抜けません。

締結とは、部材どうしを金具でしっかり留めることです。
締結や支持部の不備は、足場全体の安定性に影響することがあります。

プロでも気を抜けない作業を、見よう見まねでやるのは危険です。
私は現場で、締結や壁つなぎの不備が事故につながる怖さを見てきました。

そもそも資格が関わる作業

特別教育とは?

事業として足場を組む現場では、特別教育などの安全衛生制度が関わります。
特別教育とは、危険な作業に就く前に受ける安全のための教育のことです。

仕事として労働者が足場の組立て・解体・変更に従事する場合は、原則として特別教育が必要です。
ただし、地上または堅固な床上での補助作業は対象から除かれます。

一方で、自宅で本人だけが行うDIYと、事業者が労働者に行わせる作業では、労働安全衛生法の適用関係が同じではありません。
また一定の足場では、作業主任者の選任が別に関わることもあります。

だからこの記事では、法的にできるかだけやなく、安全上DIYで勧められるかを基準に考えます。
法律上の義務が同じでないことと、安全に組めることは別の話です。

足場を組む作業に必要な特別教育についてはこちらで詳しく書いています。

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知識不足で見落としやすい危険

どんな危険がある?

足場には、安全のための部材や措置があります。
それを知らずに省くと、そのまま危険につながります。

たとえば壁つなぎです。
壁つなぎは足場を建物につないで倒れを防ぐ部材で、必要な壁つなぎが不足すると倒壊につながるおそれがあります。

筋交いも同じです。
必要な筋交いが不足すると、骨組みの変形や安定性に影響します。

壁つなぎや筋交いなど必要な部材の不足・締結部の不備・脚部や地盤の状態などは、足場の倒壊や墜落につながるおそれがあります。
ここでどう付けるかという話は一切しません。知識のない判断でやる領域やないからです。

倒壊を防ぐ壁つなぎがなぜ要るのかはこちらでまとめています。

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万一のときの責任

事故が起きたら?

危険は、自分がケガをするだけで終わりません。
足場が倒れれば、家族や通行人・隣家に被害が及ぶこともあります。

自分の敷地の中でも、倒れる方向に人や物があれば無関係やありません。
その範囲は、思っているより広いこともあります。

第三者や他人の財物に損害を与えれば、状況によっては損害賠償などの問題になることがあります。
賠償責任とは、与えた損害を償う責任のことです。

責任の有無や範囲は、事故の状況によって変わります。
だから細かいところは、専門家や公的機関で確認してください。

無理せず安全な方法を まとめ

最後に、ではどうすればいいかです。
答えは、無理に自分で組まないことです。

外壁工事などで本格的な足場が必要なら、専門業者へ相談することを勧めます。
事業として足場工事を行う場合は、従事する労働者への特別教育や、条件に応じた作業主任者の選任など、安全衛生上のルールのもとで施工されます。

作業によっては、足場以外の作業設備が適する場合もあります。
ただし脚立やはしごにも転落事故の危険があるので、高さや作業内容に合った方法を選び、無理な高所作業は専門業者へ相談してください。

足場代だけで判断せず、作業方法と安全性まで含めて判断してください。
費用を抑えることだけを優先して、危険な高所作業を選ばないことが大事です。

高所作業には、墜落・転落の危険があります。
その危険を、知識のない判断で背負い込まないでほしいんです。

先輩が新人に言う「倒すなよ」は、自分で組もうとする人にも通じます。
無理に組まない選択が、自分と周りの人を守ることにつながるからです。

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この記事を書いた人

手取り9万整備士から、残業120時間超え現場監督まで走ってきた。
そこで一度心が折れて無職に。
底から再出発!机上の空論は書きません。
本日もご安全に。

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