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つり足場とは?特徴と危険性 必要な資格を初心者向けに解説

橋の下や高い天井の下面で、地面から支えのない足場が宙に浮いている。
あれを見て、どうやって立っているのやろと思ったことはないでしょうか。

普通の足場は、地面から支柱を建てて積み上げます。
でもその足場は、地面に支えがありません。

あれがつり足場です。
上から吊り下げてつくる、少し特殊な足場なんです。

私は足場を組む職人やありません。
それでも監督として、通常の足場を建てにくい場所でつり足場が使われるのを見てきた側です。

その立場から、つり足場とは何かを整理します。
なぜ注意が要り、どんな資格が関わるのかまで押さえます。

足場そのものの全体像から知りたい人はこちらを先に読んでください。

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目次

つり足場とは上から吊る足場 結論から

先に結論を言い切ります。
つり足場は、上部の支持点などからつり材で作業床を支持する足場です。

地面から建地を立てて積み上げる足場とは、支え方が大きく違います。
下から積むのやなく、上から吊って支えるという成り立ちです。

地面から通常の足場を建てにくい場所などで使われる足場です。
だから見た目も成り立ちも、普通の足場とは大きく違います。

まずはこの成り立ちを押さえてください。
そこから一つずつ見ていきます。

どんな場所で使う?

つり足場が使われるのは、地面から足場を建てにくい場所です。
代表的なのが、橋の下面です。

橋の下面では、地形や河川・交通条件などから、地面から足場を建てるのが難しい場合があります。
そういう場所で、橋げたなど上の支持点から吊って作業床をつくります。

ほかにも、高い天井の下面やプラントの高所などで使われます。
実際にどの現場で使うかは、施工条件や計画によって決まります。

どうやって吊っているのか

何で吊り どう作業床をつくる?

つり足場は、上の支持点から吊って支えます。
つり鎖やつりワイヤロープなどのつり材で支持する構造があります。

つり材とは、作業床を上から支持するための鎖やワイヤのことです。
そのつり材で、作業床を含む足場を支持します。

地面に支柱がないことが、普通の足場と大きく違う点です。
足場を支えているのが、下の地面やなく上の支持点なんです。

どの支持点を使い、どのつり材で支持するかは、足場全体の安全に関わります。
だから吊りの部分が、足場の要になります。

つり足場はなぜ注意が要るのか

何が特に大事?

つり足場では、注意すべき点が普通の足場と少し違います。
墜落に加えて、つり材や支持点など、足場を支える部分の状態にも注意が必要です。

作業床からの墜落は、重大な事故につながるおそれがあります。
そしてもう一つ、支える部分の不具合も見逃せません。

つり材や支持点に不具合があれば、足場の安全性に重大な影響を及ぼすおそれがあります。
下から積む足場とは、危険の出どころが違うということです。

つり足場には、つり材や支持点などについて、通常の足場とは別に守るべき構造上の基準があります。
だから、ここでどう組むかという話は一切しません。専門の領域だからです。

必要な資格と届出

どんな資格が要る?

つり足場は、資格の面でも特別な扱いです。
普通の足場では高さの条件がありますが、つり足場は違います。

つり足場(ゴンドラのつり足場を除く)の組立て・解体・変更では、高さに関係なく足場の組立て等作業主任者の選任が必要です。
一般の足場で高さ5m以上が基準になる場合と違い、つり足場は高さによる除外がありません。

この作業主任者は、技能講習を修了した者の中から事業者が選任します。
資格を持っているだけで、自動的にその現場の作業主任者になるわけやありません。

足場の組立て・解体・変更の作業に従事する人には、原則として足場の組立て等特別教育が必要です。
ただし、地上または堅固な床上での補助作業は対象から除かれます。

高さに関係なく必要になる作業主任者についてはこちらでまとめています。

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届出は要る?

つり足場でも、条件によっては労働基準監督署への届出が必要になります。
対象や期限は、足場の構造や工事条件で判断します。

だから、この記事で細かい数字までは踏み込みません。
詳しくは別記事と所轄で確認してください。

足場の設置届が必要になる条件はこちらで詳しく書いています。

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吊るからこそ基本を守る まとめ

最後に整理します。
つり足場は、地面に支えを持たない足場です。

地面から建地を立てる足場と違い、つり材と支持点で作業床を支持します。
だからこそ、資格・施工計画・構造上の基準・点検を守ることが重要になります。

必要な安全管理が欠ければ、墜落や足場の不安定化など重大な事故につながるおそれがあります。
つり足場は高さによる除外がなく、作業主任者の選任も高さを問いません。

地面から支柱を立てる足場とは違う構造だからこそ、つり材や支持点を軽く見られません。
その一点一点を預かるのが、つり足場という足場なんです。

先輩が新人に言う「倒すなよ」。
つり足場では、支える一本や支持点の意味を知るほど、その言葉の重さが分かります。

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この記事を書いた人

手取り9万整備士から、残業120時間超え現場監督まで走ってきた。
そこで一度心が折れて無職に。
底から再出発!机上の空論は書きません。
本日もご安全に。

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