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足場図面の見方は?平面図・立面図・断面図で見るポイントを初心者向けに解説

足場屋から出てきた図面を前に、どこから見ればいいか分からず固まったことはないでしょうか。
線と数字と記号がびっしり並んでいて最初は正直とっつきにくいです。

でも足場図面は見る順番さえ分かれば読めるようになります。
その足場図面の見方を管理側の目線で整理していきます。

私は日常的に図面やCADを扱ってきました。
ただし足場図を自分で描く足場屋やなく監督として図面を読み現物と照らす側です。

その立場から読み方のコツをお伝えします。
図面が読めると足場屋との打合せも検査もぐっと楽になります。

足場そのものの全体像から知りたい人はこちらを先に読んでください。

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目次

足場図面はまず3つの図で見る 結論から

先に結論を言い切ります。
足場図面はまず平面図と立面図と断面図の3つで何が分かるかを押さえます。

足場の計画を示す図面は足場計画図や仮設計画図などと呼ばれることがあります。
足場の配置や高さやスパンや壁つなぎや昇降設備など、施工計画に必要な情報を図面で示します。

一枚の万能な図があるわけやありません。
必要に応じて詳細図や配置図なども使われますが入口としてはこの3つで十分です。

まずはこの3つの図でそれぞれ何が読み取れるかを知るのが第一歩です。
そこから順に見ていきます。

足場図面は何のための図面?

足場図面はいくつかの場面で使われます。
足場をどう組むかを決める計画のためが基本です。

組む前の打合せでも図面を見ながら段取りを合わせます。
組んだあとに図面どおりか確認する検査でも使います。

規模の大きい足場では届出にも図面が要ります。
つり足場や張出し足場を除く足場では高さ10m以上で組立てから解体まで60日以上となるものなどが計画届の対象になります。

届出は原則として設置工事に着手する日の30日前までです。
実際の対象判断や必要書類は所轄の労働基準監督署で確認してください。

足場図面の種類でわかること

平面図では何が分かる?

平面図は足場を真上から見た図です。
建物のまわりに足場をどう配置するかが分かります。

スパンつまり支柱と支柱の割り付けもここで見ます。
建物と足場の位置関係もこの平面で把握できます。

平面図では足場の配置とスパンの割り付けと建物との位置関係を確認します。
上から見た足場の輪郭をつかむのに使います。

立面図や展開図では何が分かる?

立面図は足場を横から見た図です。
各面の段数や高さがここで分かります。

建物の面ごとに広げて描いたものを展開図と呼びます。
立面図や展開図では段数や高さや各面の構成を確認します。

立面図や展開図では縦の目線で段数と高さと各面の構成を読みます。
図面によっては昇降設備や開口部の位置もここで追えます。

断面図では何が分かる?

断面図は足場と建物を切って横から見た図です。
建物と足場の離れや作業床の位置関係が分かります。

足場の奥行き方向の納まりを確認するのに向いています。
断面図では建物との離れと奥行き方向の納まりを確認します。

図面によっては壁つなぎなど建物との固定関係もここで確認できます。
平面と立面だけでは分かりにくい奥行きの関係を補ってくれます。

図面で必ず確認するポイント

寸法や縮尺はどう見る?

図面では寸法と縮尺をまず押さえます。
スパンや段数や高さといった数字が計画の骨格になります。

縮尺は図面上の長さと実際の長さの比です。
尺度は図面全体の大きさを理解するために確認しますが、寸法は図面に記入された数値を優先します。

部材との関係で気をつける点もあります。
同じ種類の足場でも使うシステムや規格によって部材寸法が変わります。

実際の部材と図面を照合するときは足場屋が使う規格やシステムも確認しておきます。

図面の寸法は規格で変わります。インチ系とメーター系の話はこちらでまとめています。

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安全に関わるどこを見る?

図面には安全に関わる情報も入っています。
まず壁つなぎの位置は必ず見ます。

昇降設備の位置や手すりの表現も確認します。
落下防護の朝顔やメッシュシートの有無も図で分かることがあります。

朝顔は足場の外側へ張り出して飛来や落下物による危険を防ぐために設ける防護設備です。
図面に指示された壁つなぎや昇降設備や落下防護の位置は安全に関わるので確認します。

図面で位置を確認する壁つなぎそのものの役割はこちらでまとめています。

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現場監督は図面と現物のどこを照合する?

ここからは私の管理側の目線です。
図面が読めることと図面どおりに組まれていることは別の話です。

私の場合は図面を読むだけで終わらず現物と照合して計画どおりかを確かめます。
壁つなぎが図面の位置に入っているか段数が合っているかを見ます。

建物と足場の離れが図面どおりかも現場で確かめます。
図と現物がずれていると後で必ずどこかで困るからです。

もちろん図面と合っていればそれだけで安全という話やありません。
施工計画や現場の基準も合わせて確認します。

図面を読むだけで終わらせず現物と照合して確かめるのが私の読み方です。
図面はただ眺めるものやなく現場と突き合わせて使うものなんです。

図面が読めると打合せと検査が早い

最後に整理します。
足場図面はまず平面図と立面図と断面図の3つで何が分かるかを押さえます。

図面が読めると足場屋との打合せがスムーズになります。
検査のときも図面と現物をすばやく照らせるようになります。

実物と照合するときは足場屋が使う規格やシステムも確認しておきます。
そうすると図面と部材の関係が分かりやすくなります。

図面の中の一本の壁つなぎにも意味があります。
その一本が効いて足場が倒れずあとから乗る人を支えます。

先輩が新人に言う「倒すなよ」は図面を読むときにも通じます。
図面の一本一本の先にあとから乗る人がいると思って読んでいます。

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この記事を書いた人

手取り9万整備士から、残業120時間超え現場監督まで走ってきた。
そこで一度心が折れて無職に。
底から再出発!机上の空論は書きません。
本日もご安全に。

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