現場から火花が消えました。
あの高速カッターの派手な音も減ってきました。
代わりに静かに鉄を食っていくバンドソーの出番が増えました。
今日はこの一台の話をさせてください。
現場の主役が火花を散らすカッターからバンドソーへ
私が入ってきた現場では火気の管理がかなり厳しくなりました。
私が入った現場では作業終了より前に、火気作業を止めるルールが決められていることもありました。
可燃物や可燃性の粉じんなどがある場所では火花が着火源になる危険もあります。
だからこそ私の周りでは火花を出さずに切れるバンドソーの出番がかなり増えました。
高速切断機や砥石切断が使われなくなったわけではありません。
それでも少なくとも私がやってきた現場ではバンドソーなしでは困る場面が増えました。
便利というだけでなく私にとっては現場へ持っていきたい工具の一つになりました。
ただし火花が少ない工具でも刃への接触や材料の落下など別の危険はあります。
なぜ火花を出す工具が使いにくくなったのか気になる人はこちらも覗いてみてください

機動力の充電式かパワーの100Vか
手持ちのバンドソーを買うときに必ずぶつかる分かれ道です。
選ぶ基準は自分がどんな現場で何を切るかに尽きます。
私はアングル75くらいまでを切る場面では充電式を使いやすいと感じてきました。
コンパクトな充電式は足場や狭い場所で取り回しやすいのが利点でした。
ただし実際に切れる材料寸法は機種ごとの切断能力を確認してください。
電圧の数字だけで切れる太さや用途を判断しないほうが安全です。
私の場合は太物を続けて切るような作業では100V機を使うこともありました。
バッテリー残量を気にせず連続して使えるのがコード式の利点です。
新しいかどうかより自分が切る材料と作業場所に合うかで選びます。
選ぶときは電圧だけでなく最大切断能力、対象材の形状、本体重量、電源の確保、連続して切る量を確認します。
材料の材質や肉厚によって適した刃も変わるので本体だけでなく替刃の選定も確認します。
充電式と100Vをどう使い分けるのかはこちらで詳しく書いています
おすすめの選び方!100Vの絶対的な違いと使い分け-200x300.jpg)
太物配管を切るチェーンバイス式
太いステンレスパイプを切るような場面では手持ちでは正直きついです。
そこで出番になるのが配管などを固定して切るチェーンバイス式のバンドソーです。
私が使ってきたタイプでは配管をチェーンバイスで固定して切断していました。
手持ちでは大変な太物を切るときに助かりました。
ただし一つだけ注意点があります。
チェーンの固定が甘いと切っている最中に配管がズレて刃を痛めます。
現場あるあるの失敗なので固定だけは手を抜かないでください。
なお固定方法は使用する機種の取扱説明書に従ってください。
バンドソーの刃を傷めないために押し付けすぎない
同じ機械を使っても切り方ひとつで結果は変わります。
早く切ろうとして必要以上に押し付けると刃を傷める原因になります。
私は無理に押し付けず機械に仕事をさせる感覚で使ってきました。
材料への当て方や送り方は機種と材料で異なるので取扱説明書に従ってください。
刃を傷めないための切り方や困ったときの対処はこちらで書いています

現場の状況に合わせて相棒を選ぶ
最後に後輩のあなたへ伝えておきたいことがあります。
どんなに高い工具でも現場に合っていなければただの重い荷物です。
私の場合は足場や狭所では充電式、連続作業では100V、太物では固定して切れるタイプを使い分けてきました。
現場と材料に合わせて使い分けると作業はかなり楽になります。
料理人が魚を捌くのに包丁を選ぶように私らも切る相手に合わせて刃物を選びます。
その一手間を惜しまないだけで仕事はずいぶん違ってきます。
本日もご安全に!

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