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現場の届出と許可 どれを誰に出すかもう迷うな。足場から騒音まで現場監督が全部一枚にまとめた

足場を組む。
型枠を建てる。

道路に資材を出す。
杭を打つ。

そのたびに届出がいるんやったかと手が止まる。
どれを誰に出すのか毎回ググっていませんか。

私も昔はそうでした。
今日はこの手間を一枚の地図で消します。

目次

1. 現場の届出は「出す相手」で分ければ迷わない

結論。労基署・警察・市町村で出す相手が違う。まずこれで分けろ

先に一番大事な軸を渡します。
現場の届出は出す相手で分けるのが正解です。

大きく三つに分かれます。
安全の設置届は労基署へ。

道路の使用許可は警察署へ。
騒音振動の届出は市町村へ。

この三つの窓口で頭を整理するんです。
中身より先に宛先で仕分ける。

それだけで迷いはほとんど消えます。
逆に相手が分からんまま動くと必ず詰まります。

まず宛先を決めるのが最初の一手なんです。

種類で覚えようとするから混乱する。相手で覚えると一気に整理される

なぜ相手で分けるのか。
種類で覚えようとすると必ず混乱するからです。

足場に型枠に通路に道路に騒音。
名前で並べたら頭がこんがらがります。

でも出す相手で束ねると一気に片付く。
労基署の束。

警察の束。
市町村の束。

この三つの引き出しに放り込むだけなんです。
新しい届出も既存の三つに当てはめる。

どこの引き出しかを考えるだけで済むんです。
私も相手で覚えてから迷わなくなりました。

どんな届出が新しく出てきても同じです。
まずそれは誰に出すやと問う。

その一問で頭の中の引き出しが決まるんです。

2. 労基署へ出す88条の設置届(足場・型枠支保工・架設通路)

足場は高さ10m以上かつ60日以上。ここが一番出番が多い

まず一番出番が多いのが足場です。
足場は高さ10m以上かつ設置60日以上で届出がいります。

どちらか片方だけでは対象になりません。
両方そろって初めて出すんです。

低い足場や短期の足場は対象外になります。
そこで気を抜かず期間の延びに注意するんです。

ただし例外があります。
つり足場と張出し足場は高さに関係なく対象です。

ここを勘違いすると出し忘れます。
足場は現場でほぼ毎回組むものです。

だからこの届出が一番身近で出番も多い。
数字を体に染み込ませておくと楽なんです。

足場の設置届の詳しい条件はこっちにまとめた。

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型枠支保工は支柱3.5m以上。架設通路は高さも長さも10m以上のAND条件

次が型枠支保工です。
型枠支保工は支柱の高さ3.5m以上で対象になります。

足場の10mとは基準がまるで違うので注意です。
そして架設通路も忘れたらあかん。

架設通路は高さ10m以上かつ長さ10m以上のAND条件です。
さらに設置60日以上という条件もつきます。

どれも数字を一つ間違えると判断を誤ります。
足場は高さ10m。

型枠支保工は支柱3.5m。
架設通路は高さと長さの両方で10m。

基準の数字がそれぞれ違うと覚えるんです。
型枠支保工の設置届の詳しい条件はこっちや。

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3つとも同じ88条の様式20号。工事30日前までに労基署へ

バラバラに見えるこの三つ。
実は根っこは全部同じなんです。

どれも労働安全衛生法88条の届出です。
書類も同じ機械等設置届の様式第20号を使います。

そして工事開始の30日前までに労基署へ出す。
提出先も期限も共通なんです。

違うのは対象になる条件の数字だけ。
だから労基署の束としてまとめて覚えられるんです。

一つ覚えれば残り二つも流れで頭に入る。
これが相手で束ねる強みなんです。

提出先も期限も一緒やから動きも読める。
三つまとめて労基署に持っていけばいいんです。

そもそも架設通路や型枠支保工とは何かはこっちで解説した。

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3. 労基署やない届出。警察と市町村

道路を使うなら道路使用許可は警察署。道路占用許可は道路管理者や

ここから毛色が変わります。
道路を使うときの許可です。

道路使用許可は警察署へ出します。
交通の妨げになる作業のための許可ですね。

一方で道路占用許可は道路管理者へ出します。
道路に物を置き続けるための許可です。

同じ道路でも出す相手が二つに分かれる。
足場や仮囲いなら両方いることも多いんです。

私も昔この二つを取り違えました。
警察に占用の話を持っていって突き返された。

出す相手が違うだけで数日が飛ぶんです。
だから道路がらみは特に宛先を先に確かめる。

警察か道路管理者かを最初に押さえるんです。
道路使用許可と道路占用許可の違いはこっちにまとめた。

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騒音振動の出る特定建設作業は市町村へ。指定地域が対象や

そしてもう一つ毛色が違うのが特定建設作業です。
これは労基署でも警察でもありません。

特定建設作業の届出は市町村へ出します。
くい打機やさく岩機など騒音振動の激しい作業が対象です。

根拠は騒音規制法と振動規制法。
守るのは作業員やなく近隣の暮らしです。

だから地元の市町村が受け持つんです。
安全は国が労基署を通して見ます。

でも暮らしの静けさは地元が見るんです。
ただし全国どこでもやない。

市町村が指定した地域内での作業が対象です。
そして忘れたらあかんのが近隣です。

音の出る作業は届出と近隣説明がセット。
黙って始めると必ず苦情になるんです。

届出を出しても近隣の心までは収まりません。
だから一声かける手間をセットにするんです。

特定建設作業の届出はこっちで整理した。

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4. この一枚を持って現場に立て

出す相手で分けた地図が頭に入れば毎回ググらんで済む

ここまで来たら一枚の地図が完成です。
労基署の束は88条の設置届。

足場と型枠支保工と架設通路です。
警察の束は道路使用許可。

市町村の束は特定建設作業。
この三つの引き出しさえ頭にあればいい。

現場で何かを始めるときにこう問うんです。
これは誰に出す届出やと。

相手が分かれば後は個別の条件を確かめるだけです。
条件の細かい数字は各記事に置いてあります。

迷ったらそこへ戻ればいいだけなんです。
毎回ゼロからググる必要はもうありません。

新人に教えるときもこの順で教えます。
まず相手で分けろと。

それが一番早く身につく覚え方なんです。
種類の丸暗記より相手の三分類が効くんです。

だから私はいつもこの地図から教えます。

届出は現場を止めないための最初の段取り。誰がいつ出すか決めとけ

最後に一番大事なことです。
どの届出にも共通する落とし穴があります。

それは出し忘れです。
どれも作業や工事の前に出すものばかり。

気づいたときには手遅れということが起きます。
だから工程を組む頭で決めておくんです。

どの届出がいるのか。
誰がいつどの窓口へ出すのか。

そこを最初に握れば現場は止まりません。
出し忘れは工程を丸ごと後ろにずらします。

一枚の紙のために全員が待つことになる。
届出は現場を止めないための最初の段取りなんです。

ここを軽く見た現場から順に苦労します。
段取りの一番の頭がこの届出なんです。

先に手を打つ現場ほど静かに早く進みます。
後回しにするほど後で高くつくんです。

たった一枚を先に出すかどうか。
その差が現場の明暗を分けるんです。

現場の届出は駅の改札やと思うんです。
どの路線もそれぞれ入る改札が決まっています。

間違った改札に並んでも通れません。
でも路線ごとの改札さえ覚えれば毎回スッと通れる。

出す相手という改札を覚えて現場に立ってください。

本日もご安全に!

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この記事を書いた人

手取り9万整備士から、残業120時間超え現場監督まで走ってきた。
そこで一度心が折れて無職に。
底から再出発!机上の空論は書きません。
本日もご安全に。

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