熱中症を防ぐための講習を受けに行く。
そのために炎天下の会場までわざわざ出向く。
汗だくで一日座って疲れ果てて帰ってくる。
これほど間の抜けた話はないと思いませんか。
今日はその話をさせてください。
1. 夏の現場は戦場だ。命を守る教育は絶対に要る。でも休日を溶かす手段には黙ってられん
夏の現場は文字通り戦場です。
風の抜けん場所やタンクの中では熱中症が一瞬で牙を剥きます。
体力自慢の人間ほど我慢して倒れる。
気づいたときには脳が茹で上がっているんです。
決して大げさな話やない。
令和6年の一年だけで職場の熱中症で死傷した人は1257人もいます。
これは休業4日以上の重いものだけを数えた数字です。
それだけの人間が毎年現場で倒れているんです。
だから熱中症の労働衛生教育は絶対に欠かせません。
なぜ塩分が要るのか。
倒れた仲間をどう冷やすのか。
この知識があるかないかで仲間の命が変わる。
しかも2025年6月から法律まで変わりました。
改正された労働安全衛生規則で熱中症対策が事業者の義務になったんです。

倒れたときの措置手順を作って全員に周知する。
これが罰則付きで求められる時代になりました。
つまり教育を受けることはもう当たり前なんです。
そこに異論は一つもありません。
ただし話が変わるのはここからです。
その大事な知識を頭に入れる手段のほうに納得がいかん。
なんで猛暑で削られ切った休日を丸一日パイプ椅子に捧げなあかんのか。
そこだけはどうしても飲み込めんのです。
2. 熱中症を防ぐ講習で体力を削るという本末転倒
夏の現場は体力の消耗が桁違いです。
朝から炎天下で汗を絞り取られる。
水と塩分を入れながらなんとか一日を持たせる。
そうやって夏場はギリギリの体力で戦っているんです。
だから休日の意味が冬とはまるで違う。
夏の休みは体を冷やして芯から回復させるための時間です。
汗で失ったものを取り戻す大事な一日なんです。
それやのに休みを返上して会場へ向かう。
真夏のアスファルトの照り返しの中を移動する。
着いた頃にはもう汗だくで電池が切れています。
そもそも真夏に会場まで往復すること自体が熱中症のリスクです。
暑さ指数が28度を超える日はいくらでもある。
命を守る講習に行く道中で倒れたら笑い話にもならんのです。
そこから丸一日パイプ椅子に座って講義を聞く。
正直に言います。
後半は瞼が鉛みたいに落ちてきます。
これは講師が下手やからやない。
夏の疲れが溜まり切った体がもう限界やからです。
ここで一度立ち止まって考えてほしいんです。
熱中症を防ぐための講習です。
その講習で体力を削って翌日フラフラで現場に立つ。
そのフラフラの体こそ熱中症が一番狙う獲物なんです。
命を守る勉強をしに行って命を危険にさらしている。
こんな本末転倒があるかと私は思うんです。
安全教育の本質は知識を体に染み込ませることにあります。
眠気と殴り合いながら聞いた話がどれだけ残るのか。
半分も残らんのやないですか。
残るのは疲労だけです。
だから受け方そのものを変えなあかんのです。
3. 会社の工程も自分の体も守るWEB講習
ここで私が本気で推しているのがSATのWEB講習です。
理由は驚くほど単純です。
現場のスケジュールを止めず体まで守れるからです。
会場講習は日程が完全に固定されています。
その日に工程が押していようが関係ない。
職人が一人抜ければ現場は確実に薄くなる。
そして本人は炎天下を移動して体力を削る。
所長の立場からすると二重に損なんです。
でもWEB講習なら話がまるで変わります。
スマホとネットさえあればどこでも受けられる。
だから私は上を説得して会社に導入させました。
その時に効いた一言がこれです。
命を守る知識は絶対や。でも講習で休日を潰して疲労を溜めて次の日に倒れたら本末転倒や。
これを言うたら渋かった上が黙りました。
理屈が真正面から通っているからです。
そしてもう一つ現場の人間の芯に刺さる言い方があります。
エアコンの効いた車内での待機時間や自宅のベッドの上でサクッと終わらせろ。
それが一番賢い自分の守り方や。
段取り待ちの空き時間は現場に必ず生まれます。
その死んでいた時間を涼しい場所で資格に変える。
これができる人間から先に楽になっていくんです。
体を冷やしながら知識だけ手に入る。
これ以上に夏に合った取り方はありません。
それにWEB講習には会場にない強みがあります。
自分のペースで進められることです。
疲れて頭に入らんときは一度止めて休める。
分からんところは何度でも巻き戻せる。
眠気と戦いながら聞き流す会場講習とは残り方がまるで違う。
命を守る知識こそ集中して頭に入れなあかんのです。
休日の時間と体力を無駄にするな。
私も会社も使ってるSATのWEB講習はこちらから申し込めます。
導入して何が変わったか。
工程を止めずに全員の資格が揃いました。
休日出勤の手当も浮いた。
何より若い衆が休みにしっかり体を休められるようになったんです。
夏の体力が残れば現場での判断も鈍らん。
それがそのまま熱中症の予防に繋がっていく。
その生々しい中身は別の記事に書きました。
私が実際にWEB講習を使い倒して会社に導入させたリアルな感想はこっちに書きました。

4. 知識は最強の防具になる。だが体力の浪費は命を削る
最後に一番伝えたいことを書きます。
熱中症の知識は現場で最強の防具になります。
なぜ塩分が要るのかを知っている。
倒れた仲間をその場で冷やせる。
その一つ一つが自分と仲間の命を守る鎧になるんです。
でも防具の手に入れ方を誤ると別の形で命が削られていく。
猛暑で削られた休日をさらに講習で潰す。
回復せんまま次の現場でフラフラになる。
その体を熱中症が狙う。
これでは何のための勉強か分かりません。
資格はサクッと取ればええ。
それも涼しい場所で取ればええんです。
浮いた休日で体をしっかり冷やして休める。
その回復した体で月曜の現場に立つ。
これこそが本当の安全管理やと私は思います。
夏の体力はスマホのバッテリーと同じやと思うんです。
炎天下で作業すればみるみる減っていく。
休日はその唯一の充電時間です。
その充電時間を会場まで出向いて使い果たしてどうするんですか。
WEB講習なら充電しながら資格まで取れる。
減らさずに済んだ体力を本番の現場に残しておく。
それが夏を生き抜くプロの時間の使い方やないですか。
本日もご安全に!

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