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加工屋が判断できない図面の特徴|つじつまの合わない図面はなぜ手が止まるのか

図面を出したのに加工屋から連絡が来る。
ここ作れませんこの寸法おかしくないですか。

なんで勝手に作ってくれへんのやと思うかもしれません。
でも加工屋が止まるのにはちゃんと理由があるんです。

私は加工屋に図面を出しやり取りしてきた側です。
加工屋がなぜ手を止めるのかを話します。

目次

加工屋が判断できないのは「つじつまが合わない図面」

先に言い切ります。
加工屋が止まる理由の一つがつじつまの合わない図面です。

寸法が噛み合わない。
形が成り立たない。そうなると加工屋はどの指示を正として作ればいいのか判断できません。

加工屋の腕が悪いから止まるんやありません。
図面そのものが答えを出せない状態になっているんです。

だから止まるのは当然のことなんです。
むしろ止まってくれるほうがありがたいくらいなんです。

判断できない図面に共通するもの

私が加工屋とのやり取りでよく見てきたのがつじつまの合わない図面です。
一言でいうと筋が通っていないんです。

細かいチェック項目を並べる話やありません。
図面全体として筋が通っているか。そこが崩れていると加工屋は動けないんです。

寸法のつじつまが合っていない

まず多いのが寸法です。
寸法や曲がりが噛み合っていないんです。

ここの寸法とあそこの寸法を足すと合わない。
そういう図面は数字のどれを信じればいいのか分かりません。

加工屋はどこかを勝手に正解と決めて作るわけにいきません。
数字同士がぶつかっている時点で手が止まるんです。

寸法の基準をどこに取るかの考え方はこの記事にまとめています

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曲がりや形が噛み合っていない

寸法だけやありません。
曲がりや形が成り立たない図面もあります。

図面上の曲げ形状と寸法の関係が合わない。
図面の中で形が矛盾していると加工屋は作りようがないんです。

紙の上では線が引けても現物にはできない形があります。
加工屋は実際に加工する側なので図面上の矛盾に気づくことがあります。

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加工屋はなぜ勝手に判断しないのか

ここが今日いちばん伝えたいところです。
加工屋はわざと意地悪で止めているんやありません。

勝手に判断しないのにはちゃんとした理由があります。
その理由を知ると加工屋への見方が変わるはずです。

違うものを作って得する人は誰もいない

まずこれです。
違うものを作って得する人は誰もいない。

加工屋が勝手に解釈して作る。
それが間違っていたら作り直しです。

出した側も損。
作った側も損。誰一人得しないんです。

だからこそ加工屋は分からないところを勝手に埋めません。
確認して正しいものを一度で作る。それがいちばん早いと知っているんです。

勝手に決めないのがプロの仕事

もう一つ大事な視点があります。
勝手に決めないのがプロの仕事や。

想像で作って形にするのが腕やありません。
分からないところをうやむやにせず確認する。私は勝手に決めないのもプロの仕事やと思っています。

私は加工屋のこの姿勢に何度も助けられてきました。
止めてくれたおかげで間違ったものを作らずに済んだんです。

だから加工屋が確認してきたら面倒がってはいけません。
それは仕事を正しく仕上げようとしてくれている合図なんです。

加工屋を迷わせないために私がやっていること

とはいえ止められる回数は少ないほうがいい。
だから私は加工屋を迷わせない工夫をしています。

間違えそうなところはPDFに赤で印を入れる

私がよくやるのがこれです。
間違えそうなところはPDFに赤で印を入れる。

間違えられそうなところをPDF上で赤く囲む。
数量など発注上の補足を書き足す。そうやって引っかかりそうな場所を先に潰します。

ただし設計内容そのものを私の判断で変えるわけではありません。
設計確認が必要なところは確認してから加工屋へ伝えます。

図面をそのまま出すだけやなく一手間を足す。
それだけで加工屋が迷いそうな場所をだいぶ減らせるんです。

紛らわしい数量は全部注意書きする

もう一つ気をつけているのが数量です。
紛らわしい数量は全部注意書きするんです。

数量は意外とややこしい。
2個なのか。図面2枚で1セットなのか。図面1枚に対して発注が2なのか。

こういうところは読む人によって解釈が割れます。
だから私は間違えそうな数量は全部注意書きで潰すようにしています。

面倒に思えても後の作り直しよりずっと軽い。
先回りの一言が加工屋の迷いを消すんです。

加工屋へ出す前に私が確認しているポイントはこちらにまとめています

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まとめ。つじつまと数量を先に確認して加工屋の迷いを減らす

もう一度整理します。
加工屋が止まる理由の一つがつじつまの合わない図面です。

寸法や曲がりが噛み合っていない。
そういう図面は加工屋が勝手に判断できません。

そして加工屋が確認するのは違うものを作って得する人がいないから。
勝手に決めないのがプロの仕事やと私は思っています。

今回挙げたようなつじつまや数量の迷いは出す側でできるだけ先に潰しておく。
赤で印を入れたり注意書きを足したりして迷いどころを消すんです。

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分からないところで加工屋が止まって確認してくれる。
私はそれも仕事に誠実な姿勢やと思っています。

その手をできるだけ止めさせない図面を出すのが出す側の腕なんやと思います。

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この記事を書いた人

手取り9万整備士から、残業120時間超え現場監督まで走ってきた。
そこで一度心が折れて無職に。
底から再出発!机上の空論は書きません。
本日もご安全に。

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