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架設通路の設置届 高さ10m長さ10mの両方でアウト。見落としやすい88条の届出を現場監督が全部教える

通路くらいで届出いるんか。
そう思って手を止めずに進めていませんか。

架設通路は軽く見られがちです。
でもここに見落としの罠があるんです。

足場は身構えるのに通路はスルーする。
その油断が後で効いてきます。

今日はその罠を一つずつ外していきます。

目次

1. 架設通路の届出は「高さ」と「長さ」の両方で決まる

結論。高さ10m以上かつ長さ10m以上の両方を満たすと届出がいる

先に答えを渡します。
架設通路の届出は二つの数字で決まります。

高さと長さです。
高さ10m以上かつ長さ10m以上の両方を満たすと届出がいります。

ここで大事なのが両方という言葉です。
片方だけでは対象になりません。

高さが12mあっても長さが5mなら要らない。
長さが20mあっても高さが3mなら要らない。

両方が10m以上でそろって初めて対象です。
まずこの二つの数字を頭に入れてください。

足場は高さ一本で決まりました。
でも通路は高さと長さの二本立てです。

ここが根本から違うところなんです。
そこを知らずに足場の感覚で判断する。

それが通路で一番多い間違いなんです。

高さだけでもダメ長さだけでもダメ。このAND条件が見落としの正体や

ここが一番の落とし穴です。
足場は高さ10mという一つの数字で判断しました。

でも架設通路は違います。
高さだけでもダメ長さだけでもダメなんです。

これがAND条件というやつです。
両方の掛け算で決まります。

だから高さだけ見て10m未満やからと油断する。
それが見落としの入口になるんです。

長い仮設通路ほどこの罠にはまりやすい。
高さは低いから大丈夫やろと思ってしまう。

でも高さも長さも両方見るのが正解です。
私も昔これで一度ヒヤッとしました。

低い通路やからと見送りかけたんです。
でも長さがかなりありました。

測り直したら両方10m以上やった。
危うく出し忘れるところやったんです。

高さの数字だけ見ていたら見落としていました。
長さを測る癖をつけて助かったんです。

2. もう一つの条件。設置60日未満は除外。足場と同じ考え方

足場と同じく設置期間が60日未満なら除外される

条件はまだあります。
架設通路にも設置期間の話がついてきます。

これは足場と同じ考え方です。
設置期間が60日未満なら除外されるんです。

この60日は作業した日数やありません。
通路を組んでから解体するまでの期間です。

土日も雨で休んだ日も全部この期間に入ります。
だから短期で終わる予定でも油断は禁物です。

工程が延びて60日を超えることはよくある。
そうなったら対象に変わるんです。

組む前に予定期間を必ず確認するんです。
59日の予定が61日に延びるのが一番危ない。

足場の設置届も同じ60日の考え方や。こっちにまとめた。

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高さ10m・長さ10m・60日以上。この3つが揃って初めて対象になる

ここで全部まとめます。
架設通路の届出には三つの条件があります。

高さ10m以上と長さ10m以上と設置60日以上。
この三つが全部そろって初めて対象です。

一つでも欠けたら対象になりません。
逆に言えば三つそろったら必ず出す。

高さと長さと期間。
この三点セットで判断するんです。

数字を一つでも飛ばすと判断を間違えます。
特に忘れやすいのが長さと期間です。

高さばかり気にして長さを測り忘れる。
そして短期やからと期間で油断する。

この二つが抜けやすい穴なんです。

3. 根拠は88条。書類は機械等設置届(様式20号)

足場と同じ労働安全衛生法88条の機械等設置届が正体や

制度の根っこは足場や型枠支保工と同じです。
根拠は労働安全衛生法第88条です。

現場でよく言う88条申請ですね。
正式には計画の届出と呼ばれます。

出す書類も同じです。
機械等設置・移転・変更届の様式第20号を使います。

添付するのは平面図や側面図や断面図です。
通路の設置箇所や構造や主要寸法を示します。

出すのは工事を仕切る側です。
つまり元請の立場の会社が届け出ます。

自分が下請なら誰が出すかを先に確認しておく。
そこが曖昧やと出し忘れの温床になります。

通路の届出は担当が宙に浮きやすいんです。
足場屋か鳶か元請か迷いがちです。

誰の担当か決めん間に着工が近づく。
それで慌てるのがお決まりのパターンです。

そもそも誰が元請で誰が届出を出す立場なのかが曖昧な人はこっちを先に読んでほしい。

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提出は工事開始の30日前まで。所轄の労働基準監督署へ。今は電子申請が推奨や

期限も足場と同じです。
提出は工事開始の30日前までです。

出す先は所轄の労働基準監督署長になります。
ここでいう開始日は現場全体の着工日やない。

その架設通路を組み始める日です。
30日前と聞くと余裕がありそうに感じます。

でも図面をそろえると案外ギリギリなんです。
だから期限から逆算して早めに動くんです。

図面は平面だけやなく側面や断面も要ります。
通路の高さと長さを図で示すためです。

そして今は紙で走り回る時代やありません。
厚生労働省が電子申請を案内しています。

今はこの電子申請が推奨されているんです。
パソコンから出せて控えもデータで残ります。

移動の手間が減って抜けも減るんです。

4. 通路は現場の動脈や。だから届出がある

人も資材も毎日ここを往復する。崩れたら被害はデカい

なぜ通路にまで届出があるのか。
架設通路が何かを考えてください。

人も資材も毎日ここを往復します。
現場の血が流れる動脈みたいなものです。

その動脈を一日に何十人も通る。
重い資材を担いだ職人も通ります。

もしその通路が崩れたらどうなるか。
一度に大勢が巻き込まれます。

被害がデカくなるからこそ事前に確認するんです。
足場より軽く見られがちなのが通路です。

でも危険度は決して低くありません。
毎日大勢が使うぶんだけ影響が大きいんです。

一人が落ちる足場とは訳が違います。
通路は同時に何人も通っているからです。

届出は現場を回す最初のボタン。誰がいつ出すか最初に決めとけ

届出はただの紙仕事やありません。
現場を安全に回す最初のボタンです。

そして怖いのが見落としです。
届出を怠ると是正指導の対象になりうるんです。

工事が止まって段取りが全部ずれる。
慌てて出しても30日前には間に合いません。

だから最初に決めておくことです。
誰がいつこの届出を出すのか。

そして高さと長さと期間を工程の頭で確かめる。
そこを握っておけば見落としは消えます。

この一手間を惜しむと後で必ず泣きます。
先に確かめた人間だけが慌てずに済むんです。

架設通路の届出は橋の点検と同じやと思うんです。
毎日渡っている橋ほど当たり前になって見なくなる。

でも一番人が通る橋こそ先に確かめておく。
当たり前のものを先に守るのがプロの仕事なんです。

面倒がらずに高さと長さと期間を測ってください。

本日もご安全に!

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この記事を書いた人

手取り9万整備士から、残業120時間超え現場監督まで走ってきた。
そこで一度心が折れて無職に。
底から再出発!机上の空論は書きません。
本日もご安全に。

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