高力ボルトの締め方は一つだけやと思っていませんか。
実は締め方にはいくつかの方式があるんです。
私が握った工具は締めると先端が飛ぶタイプでした。
でもそれだけが高力ボルトの締め方やないんです。
高力ボルトの締め方は一つやない
先に答えを置きます。
高力ボルトの締め方は一つやありません。
この記事ではその中でも代表的な締付け方式を紹介します。
私が使ったのは締めると先端がちぎれて飛ぶシャーレンチ方式でした。
それとは別にマーキングした角度でナットを回して締めるナット回転法もあります。
工具も見え方も違います。
ただどの方式でも芯は同じです。
どの締め方でも規定どおりに締めて締まったかを確認するのが肝なんです。
そもそも高力ボルトとは何なのかはこの記事で解説しています

私が握ったのはシャーレンチ方式
私が実際に触ったのはシャーレンチ方式でした。
先端のちぎれで締結を管理する考え方はトルクコントロール法とも呼ばれ、シャーレンチはそのための専用工具です。
専用の工具でボルトを締め込んでいきます。
規定の力まで達すると先端がちぎれて飛ぶんです。
先端がちぎれた瞬間が締まった合図になります。
整備士上がりで普通ボルトの手の感覚が体に残っていた私からすると別物の締め方でした。
自分の締め加減ではなく工具とボルトが締め終わりを教えてくれるんです。
適切な施工手順で使えば規定の締付け管理がしやすい方式なんです。
そのぶん締め終わりの目印がはっきりしているのが強みやと思います。
この方式は先端がちぎれるトルシア形のボルトに使う締め方です。
だからどのボルトにも使えるわけやありません。
ナット回転法とはどんな方式か
もう一つ触れておきたいのがナット回転法です。
先に正直に言っておきます。
私はナット回転法を実際に使ったことはありません。
だからここは自分の体験としてではなく一般的な考え方として書きます。
ナット回転法はナットを決められた角度だけ回して締める方式です。
締める力を角度の管理で担保するという考え方なんです。
一般的な流れとしてはこうなります。
まず一次締めをして部材を密着させます。
次にボルトとナットや座金にまたがる印を付けます。
そこからナットを決められた角度まで回して本締めします。
最後にどれだけ回ったかや共回りがないかを確かめます。
角度の数値や下ごしらえの細部はここでは書きません。
方式ごとの正確な条件は施工要領やメーカー基準で確認してください。
シャーレンチ方式は先端のちぎれで締結を示します。
ナット回転法は回した角度で締結を管理します。
同じ高力ボルトでも締め方の考え方が違うんです。
方式が違っても変わらない現場の芯
締め方が複数あると聞くとどれが正解か気になると思います。
ただ方式の優劣をここで決めつけるつもりはありません。
使うボルトや現場の条件で選ぶものが変わるからです。
工具や手順が違っても規定どおり締めて締まったかを確認するという芯は変わりません。
先端のちぎれで見るのか。
回した角度で見るのか。
見る対象が違うだけで締結を確かめる目的は同じです。
だから大事なのはどの方式かの前にあります。
その現場で決められた方式を規定どおりに守れているか。
そこがすべての土台なんです。
どの締付け方式を使うかは設計図書や施工要領とメーカー基準に従ってください。
締めた後に効いてるかどう見るかはこちらにまとめました

締付けの具体的な数値や条件も施工要領とメーカー基準に従ってください。
方式選びも締め方も自分の勘で決める領域やないんです。
まとめ 道具は違っても守るものは同じ
高力ボルトの締め方は一つやありません。
シャーレンチ方式もナット回転法もそれぞれの理屈で締結を管理します。
使う道具も締まりの見え方も違います。
でも道具が違っても守るものは同じで締結の確かさなんです。
どう締めるかは方式で変わります。
締めたものを信用できる状態にするという目的は変わりません。
道具は入り口です。
その先で守っているものを見失わなければ締め方は怖くないんです。
本日もご安全に!

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