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組図とは?部品図との違いと組立図面の見方を製缶上がりが現場目線で解説

組図を渡されて手が止まる。
どこをどう見ればいいのか分からず図面を眺めるだけ。

そんな新人を現場で何人も見てきました。
私は製缶上がりで組図を見ながら実際に物を組んできた人間です。

図面が読めないんやない。
見る順番を教わっていないだけなんです。

目次

組図は全体、部品図は単品。組図は全体から読むと分かる

先に言い切ります。
組図は全体、部品図は単品です。

組図は機械や装置がどう組み上がるかの全体を描いた図面。
部品図はその中の一つひとつの部品だけを描いた図面です。

この記事では現場でよく使う「組図」という呼び方を使います。
JISでは「組立図」という名称が使われています。

役割がまるで違います。
だから見る順番も変わってきます。

組立図面の見方でいちばん効くのは全体から読むことです。
引きで全体をつかんでから細かい部品へ入っていくやり方です。

これだけで組図はぐっと読みやすくなります。
渡されて固まっていた図面が急に意味を持ちはじめるんです。

私は製缶上がりで組図を見ながら組んできました。
機械加工そのものは自分でやりませんが加工の中身は分かります。

その立場から見た組図の話をしていきます。

組図とは何か

組図は組立の全体像を示す図面です。
何がどの位置で組み合わさって一つの形になるかを表します。

私が見てきた範囲では組図は完成した姿を俯瞰したような図面です。
どの部品がどこに付いてどう噛み合うのか。それが一枚で分かるようになっています。

組立の全体像を示す図面なので部品単体の細かい寸法をすべて書き込むわけやない。
部品の位置関係と組み上がりの姿を伝えるのが主な役目です。

私は組図を見て実際に物を組み立ててきました。
組図があるから初めて触る機械でも「これはこう組み上がるんやな」と道筋が見えます。

逆に組図を見ずに部品だけ並べても何がどこに付くのか手が動きません。
私にとって組図は組立の全体をつかむ地図みたいなものです。

部品図とは何か。組図との違い

部品図は一つの部品だけを描いた図面です。
その部品を製作するために必要な寸法や材質 加工指示などが記載されます。

組図が全体で部品図が単品。
ここが組図 部品図 違いのいちばんの芯です。

組図では「この部品がここに付く」ということが分かります。
でもその部品を実際に作るための細かい寸法は部品図を見ないと分かりません。

たとえるなら組図は完成写真で部品図は材料一枚ずつの設計です。
役割が分かれているから二種類の図面が要るんです。

現場では組図で全体をつかんでから部品図で一つずつの中身を確認します。
どちらか片方だけでは物は作れません。

私は部品の製作もやってきました。
だからこそ両輪の感覚が身に染みています。

私が扱ってきた製作では部品図だけ見ても全体は見えん。
組図だけ見ても部品は作れんのです。

組図はまず全体から。引きで見て流れをつかむ

ここからは私のやり方の話です。
唯一の正解やと言うつもりはありません。

私は組図を渡されたらまず全体を引きで見て流れをつかむようにしています。
細かい部品に入る前にこの機械がどう動くのか どんな構成になっているのかを先につかみます。

動く系の機械ならどこが動いてどこが受けるのか。
生産ラインやプラントのようなものなら物がどの方向へ流れていくのか。

その大きな流れを先につかんでおくと一つひとつの部品の意味が分かります。
「この部品はここが動くための受けなんやな」と役割が見えてくるんです。

私が組図を見るときの順番はだいたいこんな流れです。
①全体をつかむ ②動きや流れを追う ③部品の役割を見る ④詳細へ入る。

これも私だけの流儀なので絶対の手順やとは言いません。
ただ順番を持っておくと図面に向かう足がかりになります。

逆をやると痛い目に遭います。
単品から入ると何が何か分からなくなる。

部品図を一枚ずつ追いかけてもそれがどこに付くのか分からんまま時間だけが過ぎる。
全体を知らずに細部へ潜ると迷子になるんです。

だから私は全体から詳細の順で見ます。
引きで流れをつかんでから寄って細部を詰めていきます。

これは私だけのやり方かもしれません。
それでも組図を前にして手が止まる人には一度この順番を試してほしいと思います。

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新人が組図でつまずくのは「全体と流れ」を見ていないから

新人が組図でつまずく理由ははっきりしています。
全体と流れを見ずに目の前の部品だけを追いかけているからです。

全体と流れをつかまないと設計の意図が分からない。
設計者がなぜこの形にしたのか。なぜここにこの部品が要るのか。それが見えてこないんです。

意図が分からないまま組むと順番を間違えたり後から入らなくなったりします。
先に付けるべきものを後回しにして組み上がってから入らんことに気づく。

これは経験が浅いからやなくて見る順番の問題なんです。
全体をつかんでおくと組む順番を考えやすくなります。

ただし組立の順序そのものは組図だけで決まるとは限りません。
順番を確定させたいときは組立手順書や施工要領など別の資料を確認することもあります。

私が新人に「図面をよく読め」と言うのはこの意味です。
寸法を暗記しろという話やない。

全体を見て流れを追って設計者が何をさせたい機械なのかを読み取るということ。
部品だけ追っていると図面全体を読めたとは言いにくいんです。

まとめ。組図は全体から流れを追うと生きてくる

もう一度整理します。
組図は全体で部品図は単品です。

組図は組立の全体像で部品図は一つの部品の中身。
この役割の違いが分かれば二種類の図面をどう使い分けるかが見えてきます。

そして組図の見方は全体から流れをつかんで詳細へ入る。
引きで全体を見て機械の動きや構成を頭に入れてから一つずつの部品へ寄っていきます。

この順番を身につけると渡されて固まっていた組図が急に生きてきます。
図面が指示書やなくて設計者との会話みたいに読めるようになるんです。

図面通りに現場が納まらないリアルはこの記事にまとめています

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組図を前にして手が止まったらまず一歩引いて全体を眺めてみてください。
そこから流れが見えたとき部品の一つひとつが意味を持ちはじめます。

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この記事を書いた人

手取り9万整備士から、残業120時間超え現場監督まで走ってきた。
そこで一度心が折れて無職に。
底から再出発!机上の空論は書きません。
本日もご安全に。

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