「サブロクで」と言われて頭に「?」が浮かんだ人は多いはずです。
私も最初はそうでした。
敷鉄板を頼むあたりでこの呼び方に触れて発注でも使うようになりました。
でも私はもう二十年近くこの世界にいますが今でもこの呼び方は半端で覚えられません。
数字がミリでそろっておらずフィートかと思うほど中途半端なんです。
いっそミリで統一してくれと本気で思っています。
サブロク・ゴトウは鉄板を面のサイズで呼ぶ言い方|だからミリが半端になる
先に答えを書きます。
サブロクやゴトウは鉄板を面のサイズで呼ぶ言い方です。
板物は長さだけでなく縦×横の面のサイズで定尺を呼ぶのが特徴です。
だから棒や形鋼のように「6mで」とは言わず「サブロクで」と面で指定します。
この呼び方は鉄板ではフィート由来として扱われます。
そこをミリに直すと半端な数字になるので覚えにくく見えるだけなんです。
意味と目安のミリさえ押さえておけば発注で迷いにくくなります。
必要以上に大きい板を選ぶミスも減らせます。
細かい在庫や受注できる寸法はメーカーや材質で変わります。
そこは最後に材料屋へ確認するのが正解です。
そもそもフィート由来だから覚えにくい
なぜミリが半端になるのか。
理由は呼び方の由来にあります。
鉄板の3×6や5×10はフィート由来の呼び方として扱われます。
1フィートはおよそ304.8mmなので3×6はおよそ914×1829mmになります。
きれいなミリにならないのはそのためです。
ミリ表記に慣れているほど半端に見えて覚えにくいだけなんです。
私が「これフィートちゃうんか」と感じたのも的外れではありませんでした。
鉄板はフィート由来で説明されることが多いからです。
「必ず何mm」と丸暗記するより目安として押さえておくのが安全です。
実際の在庫や受注できる寸法は材質やメーカーで変わるからです。
サブロク・シハチ・ゴトウなどの呼び方とミリ換算
代表的な呼び方と目安のミリを表にまとめます。
細かい数字を覚える必要はなく大きさの見当をつける用に使ってください。
| 呼び方 | 表記 | 目安のミリ |
|---|---|---|
| サブロク | 3×6 | 914×1829mm |
| シハチ | 4×8 | 1219×2438mm |
| ゴトウ(ゴットウ) | 5×10 | 1524×3048mm |
これは代表的な呼び寸法です。
在庫や受注できるかは板厚や材質やメーカーで変わるので発注時は材料屋へ確認してください。
サブロクは3×6でよく見かける代表的なサイズです。
ゴトウは5×10で大きく設備によって加工できる寸法も変わってきます。
ミリでそろった1000×2000mmのような定尺もあります。
数字がきれいなので個人的にはこれが一番ありがたいです。
定尺板で買うのと切板で買うのはどう違うか
板の買い方には定尺板と切板があります。
定尺板はサブロクなどのサイズのまま買う板で切板は必要な寸法に切ってもらう板です。
ここで呼び方や規格サイズを知らないと損をすることがあります。
呼び方を知らないと中途半端に大きい板を選んで端材が増えることがあるんです。
必要な寸法に対して定尺板から切り出すか最初から切板で頼むか。
私もここで迷った経験があります。
切るのにも工数や加工賃がかかります。
だから「定尺板のほうが安いから」と単純には決められません。
定尺板と切板は値段だけでなく総合で使い分けます。
このあたりの材料取りと歩留まりの考え方は定尺の記事に詳しく書いています。
定尺を基準に材料取りと歩留まりまで見て発注する考え方はこちらにまとめています

正確な寸法は材料屋に確認する|発注前に伝えること
呼び方はあくまで目安です。
実際のミリや在庫や材質での違いは材料屋やメーカーに聞くのが確実です。
発注の前に伝えておきたいことがあります。
必要な仕上がり寸法や板厚や材質と定尺板か切板かを材料屋に伝えて確認します。
呼び方だけで発注を通そうとすると後でズレが出やすくなります。
先に中身を渡しておくほうが結局は早いです。
材料屋へ何を伝えて発注するかの全体像はこちらにまとめています

まとめ
サブロクやゴトウは鉄板を面のサイズで呼ぶ言い方です。
フィート由来なのでミリに直すと半端になります。
意味と目安のミリを押さえておけば必要以上に大きい板を選ぶミスを減らせます。
ただし在庫や受注できる寸法は材質やメーカーで変わるので最後は材料屋に確認します。
呼び方は職人言葉の名残のようなものです。
覚えるより意味と目安をつかんで確認と組み合わせるほうが実務では強いです。
意味と目安を押さえたら正確な寸法は材料屋に確認する。
これだけで発注はずいぶん楽になります。
それでも私の本音は変わりません。
いっそミリで統一してくれ。
本日もご安全に!

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