土曜の朝です。
体が鉛みたいに重い。
一週間現場を走り回った体はそう簡単には軽くならん。
それでも私はカバンを掴んで会場へ向かいます。
足場の組立て等特別教育。
足場を触る人間なら誰も逃げられん講習です。
命を守るために要る知識やと分かっています。
分かっているのに。
なんで貴重な休みを丸一日パイプ椅子で溶かさなあかんのか。
今日はその話をさせてください。
1. 足場の知識は命綱。だが休日を潰す講習には黙っていられない
現場で足場に乗らん日はほとんどありません。
一段の組み間違いで人が落ちる世界です。
落ちたら軽い怪我では済まん。
だから足場の組立て等特別教育が義務づけられています。
足場の組立て等特別教育の特別講習についてはこちら↓

これ自体は完全に正しい。
知識のない人間を高い所へ上げることほど怖いものはないんです。
私も所長として朝礼で何度も言うてきました。
足場は現場の生命線やと。
そこに異論は一つもありません。
ただし話が変わるのはここからです。
その大事な知識を頭に入れる手段のほうが間違っている。
なんで疲れ切った休日を丸ごと差し出さなあかんのか。
そこだけはどうしても飲み込めんかったんです。
今日はその小さな怒りを正直に書きます。
2. 眠気を堪えて座る講習は安全への冒涜やと思う
現場仕事は体が資本です。
朝は暗いうちから動いて夜まで神経を張り続ける。
夏場は水分が切れただけで足場の上でふらつく。
そんな一週間を終えた土曜と日曜です。
本来は体を回復させるための時間やないですか。
筋肉も内臓も脳も休ませてやらなあかん。
それやのに休みを返上して会場へ向かう。
着いた頃にはもう電池が半分切れています。
そこから丸一日パイプ椅子に沈んで講義を聞く。
正直に言います。
後半は瞼が鉛みたいに落ちてきます。
これは講師が下手やからやない。
体がもう限界やからです。
ここで一度立ち止まってほしいんです。
安全教育の本質は知識を体に染み込ませることにあります。
眠気と殴り合いながら聞いた話がどれだけ残るのか。
半分も残らんのやないですか。
それどころか疲労だけがきっちり上乗せされる。
月曜からはまた現場です。
回復せんままの体で高い所に上がる。
命を守るための講習で自分の命を削っている。
こんな本末転倒があるかと私は思うんです。
3. 会社の工程も自分の休日も止めない。だからWEB講習を推す
ここで私が本気で推しているのがSATのWEB講習です。
理由は驚くほど単純です。
現場のスケジュールを一切止めんからです。
会場講習は日程が完全に固定されています。
その日に雨が降ろうが工程が押していようが関係ない。
職人が一人抜ければ現場は確実に薄くなる。
所長の立場からするとこれが一番こたえるんです。
でもWEB講習なら話がまるで変わります。
スマホとネットさえあればどこでも受けられる。
だから私は上を説得して会社に導入させました。
その時に効いた一言がこれです。
足場の安全は現場の生命線や。
でも講習で休日を潰して疲労を溜めるのは本末転倒や。
これを言うたら渋かった上が黙りました。
理屈が真正面から通っているからです。
そしてもう一つ現場の人間の芯に刺さる言い方があります。
雨の日の待機時間や移動中のスマホでサクッと終わらせろ。
それがデキる職人の時間の使い方や。
待機や移動の空き時間は現場に必ず生まれます。
その死んでいた時間を資格に変える。
これができる人間から先に楽になっていくんです。
休日の時間を無駄にするな。
私も会社も使っているSATのWEB講習はこちらから申し込めます。
導入して何が変わったか。
工程を止めずに全員の資格が揃いました。
休日出勤の手当も浮いた。
何より若い衆の顔から休み明けの疲れが減ったんです。
その生々しい中身は別の記事に書きました。
私が実際にWEB講習を使い倒して会社に導入させたリアルな感想はこっちに書きました。

4. 知識は武器になる。だが時間の浪費は命を削る
最後に一番伝えたいことを書きます。
知識は現場で確実に武器になります。
足場の知識があるかないかで生きて帰れるかどうかが変わる。
これは間違いない事実です。
でも時間の使い方を誤ると別の形で命が削られていく。
休日を潰して疲れを溜めて月曜からフラフラで高所に上がる。
その小さな積み重ねが人を壊すんです。
私はそういう先輩後輩を何人も見てきました。
資格はサクッと取ればええ。
取り方のほうに根性なんか要らんのです。
浮いた休日で体をしっかり休める。
その回復した体で月曜の現場に立つ。
これこそが本当の安全管理やと私は思います。
刃物の手入れと同じやと思うんです。
よう研げた刃は職人の武器になる。
でも研ぎに一日中かかりきりで本番の仕事ができんかったら意味がない。
知識という刃はサクッと研げばええ。
浮いた時間で本番に備える。
それがプロの時間の使い方やないですか。
本日もご安全に!

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