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シールテープを「親の仇」のように巻く三流。鉄管の水漏れを防ぐ「1山空け」とヘルメの極意

通水テストで水がジワッと滲む。
その瞬間の血の気が引く感じわかりますよね。

だから若手はテープを雪だるまみたいに巻くんです。
でもそれが逆に漏らしてるんです。

目次

1. 導入:巻きすぎたテープは逆に漏れる

ねじ込み配管で一番怖いのは通水テストの水漏れです。
組んで圧をかけてそこで滲む。

やり直しになる。
だから経験の浅い人間ほどビビります。

漏れるのが怖くてシールテープをぐるぐる巻きにする。
先端が雪だるまみたいになるまで巻くんです。

気持ちはわかります。
でもこれが逆効果なんです。

テープを巻きすぎたらどうなるか。
分厚くなったテープが邪魔をしてネジが奥まで入らんのです。

テーパねじは奥まで食い込んで初めて水を止めます。
その食い込みを自分で巻いたテープが邪魔してる。

浅い位置で止まったネジは締めても密着せん。
そして漏れる。

漏れるのが怖くて巻いたテープで漏らしてる。
これほど間抜けな話はないんです。

シールテープは量やないんです。
巻き方なんです。

いくらテープを綺麗に巻いても元のネジ山がむしれていたら100%漏れます。切削油をケチる恐怖はこっちです。

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2. シールテープの絶対ルール「1山空けろ」

巻き方の基本からいきます。
これだけは絶対に守ってください。

ネジの先端の1山にはテープを巻くな。
先端から2山目。

そこから巻き始めるんです。
先端の最初の1山はそのまま残す。

なんでか。
先端まで巻いたらどうなるか想像してください。

ねじ込む時テープの端が余りますよね。
その余ったテープの切れ端がちぎれる。

そして管の中に落ちるんです。
一片の小さなテープです。

でもそれが流れに乗って下流へ行く。
ポンプに詰まる。
バルブのシート面に噛む。

ゲージなら回路が詰まって圧が正しく表示されん。
数ミリのテープ片が数十万の機器を止めるんです。

1山空けるというのは自分の継手のためやない。
その先の後工程を守るための絶対ルールなんです。

そしてもう一つ。
逆にテープが先端からはみ出すのもあかんです。

はみ出した分がそのまま管内に入っていくからです。
先端1山を残す。

はみ出させない。
この二つを守ってください。

3. 引っ張って「食い込ませる」巻き方

位置がわかったら次は巻き方です。
まず巻く方向。

これを間違えたら全部やり直しです。
ネジのねじ込む方向に合わせて巻く。

管用ネジは右ネジです。
時計回りにねじ込みます。

だからテープも時計回りに巻くんです。
これを逆に巻いたらどうなるか。

継手をねじ込む時テープが巻き戻される方向に力がかかる。
そしてめくれて剥がれるんです。

方向を間違えたら必ず最初からやり直してください。
次に巻く強さ。

ふんわり巻いても意味がありません。
少し引っ張りながら巻くんです。

テンションをかける。
そうするとテープが薄く伸びてネジ山のギザギザに食い込んでいく。

凹凸に密着するんです。
ただし引っ張りすぎもあかんです。

力を入れすぎたら途中でテープが切れます。
緩まん程度に適度に張る。

この加減が手に入ったら一人前です。
巻く回数の目安です。

呼び径2分の1くらいの細い管なら6周から7周。
太くなれば8回前後。

ただしこれは目安です。
古い建物やめねじ側の状態でも変わります。

お湯側は多めに要ることもある。
だから最終的には巻いてみて水漏れせんベストな回数を見つけるんです。

そして巻き終わったら必ずやることがあります。
指でネジ山をなぞる。

ネジ山の形がテープの上から浮き出るくらいまで馴染ませる。
これをやるとテープがしっかりめねじに食い込んでくれます。

巻いただけで終わったらあかんのです。

4. 鉄管の相棒「ヘルメ(液状シール)」の併用

鉄管つまりSGPの場合です。
シールテープだけでは微細な隙間からジワジワ漏れることがあります。

金属の面と面。
どれだけ綺麗に切ってもミクロで見たら凹凸があるんです。

その隙間をテープだけで埋めきれんことがある。
そこで液状シール材を併用します。

ヘルメチック現場ではヘルメと呼びますね。
ここで順番を間違えんでください。

ヘルメはテープを巻いた上から後付けで塗るもんやないんです。
正しいのはネジ山にヘルメを塗ってからテープを巻く。

あるいは塗ってからねじ込む。
下地に効かせるんです。

テープの上からベタベタ塗っても表面を汚すだけ。
肝心の隙間には届きません。

メーカーによって推奨は多少分かれます。
使う製品の指定に従ってください。

ただ共通してるのは下地に効かせるという考え方です。
ヘルメを併用すると金属の微細な隙間がしっかり埋まる。

テープの弱点を液が補ってくれるんです。
ただしこれでも絶対に漏れんとは言いません。

元のネジ山が荒れてたら何を塗っても漏れます。
食い込みが浅かったら漏れます。

ヘルメは魔法やない。
正しく切って正しく巻いた上での最後の一押しなんです。

ネジ山がしっかり奥まで締まって漏れを止めるのは「テーパー」の力です。
テーパーの理屈はこれに書きました。

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5. 結論:漏れは「量」やない。「巻き方の美しさ」で決まる

シールテープは巻けば巻くほど漏れん魔法のテープやないんです。
むしろ逆です。

巻きすぎたらネジが入らんくて漏れる。
大事なのは量やない。

正しい位置から巻く。
先端1山を空ける。

ねじ込む方向に時計回りで。
引っ張りながら食い込ませる。

指で馴染ませて山を浮き出させる。
そして鉄管ならヘルメで隙間を埋める。

これだけです。
綺麗に巻かれたネジは見ただけでわかります。

テープが均一で山の形が浮いてる。
そういうネジはまず漏れません。

逆に雪だるまみたいなネジは必ずどこかで泣くことになる。
漏れはテープの量やなくて巻き方の美しさで決まるんです。

一本一本丁寧に巻く。
その積み重ねが通水テストで滲まない配管を作るんです。

本日もご安全に!

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この記事を書いた人

手取り9万整備士から、残業120時間超え現場監督まで走ってきた。
そこで一度心が折れて無職に。
底から再出発!机上の空論は書きません。
本日もご安全に。

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