足場が邪魔で配管が入らない。
溶接したいのにスペースがない。
そこに他業種の職人が来てバチバチが始まる。
現場をやってればこんな取り合いは日常茶飯事ですよね。
でもそこでどう動くか。
それで一流と三流が分かれるんです。
今日はその話をさせてください。
1. 結論:現場の「取り合い」は怒鳴ったら負け。借りを作って裏で転がせ
先に言い切ります。
現場の取り合いは怒鳴ったら負けです。
元請けの無茶な工程のせいで現場がガッチャンコする。
予算も厳しい。
そりゃイライラするし揉めたくもなる。
その気持ちは痛いほどわかります。
でもそこで感情的に怒鳴り合っても損するだけ。
賢く立ち回った奴が最後に得をするんです。
その立ち回り方を今日は伝授します。
2. 私のスタンス:基本は「下から出る」。穏やかに飲んで“巨大な借り”を作れ
取り合いが起きた時、私はいつも下から出ます。
え、譲るんですかって思いますよね。
そうです。譲るんです。
相手に花を持たせる。
簡単な頼みごとなら穏やかにサッと飲んでやる。
でもこれただのお人好しやない。
そこでウチは譲ってやったぞっていう無言の借りを作ってるんです。
貸しを一個、相手の懐に忍ばせておく。
この計算ができるのが一流のやり方なんです。
3. 回収の極意:やられたら「3倍返し」。本当にしんどい局面でカードを切れ
ただしただのいい人で終わったらあかん。
私のスタンスはやられたら3倍で返すです。
下から出て作った借り。
あれをいつ回収するか。
ウチが本当に工期や施工で追い詰められた一番しんどい局面です。
そこで一気にカードを切る。
あの時譲ったんやから今度はこっちを頼むぞと。
普段ペコペコしてた奴がここぞで強く出る。
その落差が効くんです。
この借りの貸し借りっていう引き出しが現場を回す潤滑油になる。
4. 敵の敵は友:元請けの理不尽が、他業種との絆を深める
ぶっちゃけた話をします。
現場をめちゃくちゃにしてる原因の大半は元請けの段取り不足です。
配管屋も電気屋もこっちも。
みんな同じ理不尽に振り回されてる。
だったら敵は他業種やない。
相手の職人も同じ人間です。
理不尽な状況に必死で耐えてる仲間なんです。
だから変なやつは滅多にいない。
現場の隅で元請けの愚痴を言い合ってるうちに逆にガッチリ仲良くなる。
こんなことしょっちゅうあるんです。
取り合いの相手が一番の戦友になったりする。
現場ってのは面白いもんですよ。
5. 現場のカンペ(窮地を切り抜けるための相棒と知恵)
人間関係で隙間を空けてもらってもそこに収める腕がなきゃ話になりません。
他業種が譲ってくれた狭い隙間。
そこに強引に現合で収める職人技と工夫はこっちに書いてます。

そして無理を言って空けてもらった時間はたいてい短い。
その短い時間で一気に片付けるには機動力がものを言います。
武器になる一台の話はこっちにまとめてます。

6. 最後に:現場を動かしているのは「人間関係」だ
最後に後輩のあなたへ。
現場は技術だけじゃ回りません。
どれだけ腕が良くても周りを敵に回したら詰みます。
逆に人を味方につけられる奴は強い。
いざって時に誰かがそっと手を貸してくれる。
その一手があなたを窮地から救うんです。
だから技術と一緒に人間を味方につける力を磨いてください。
現場は歯車だけで動いてるんやない。
その歯車を回してるのは結局そこにいる人間の情なんですよね。
その情のかけ方を覚えた時あなたは本物の現場人になります。
本日もご安全に!

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