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M12を人力でねじ切った絶望。ステンレスボルトの焼き付きを防ぐ2つの鉄則

そのボルト、もう回らんですよね。
締める方にも緩める方にもビクともしない。

ステンレスを触ったことがある人ならあの冷や汗の感覚がわかるはずです。
私はその地獄を一度どっぷり味わいました。

だから今日はあなたに同じ思いをさせないための話をします。

目次

結論:SUS(ステンレス)の焼き付きを防ぐ絶対ルールは「モリブデン」と「インパクト禁止」

先に答えを言います。
SUSの焼き付きを防ぐ鉄則は二つ。

モリブデンを塗ることとインパクトを使わないことです。
これさえ守ればあの地獄はほぼ避けられます。

逆にこれを知らんと私みたいに泣きます。

一度焼き付いたら最後。SUS特有の「かじり」の恐怖

ステンレスには「かじり」って現象があります。
締めていく途中でネジ山どうしが溶けてくっつく。

そうなったらもう終わりです。

締めることも緩めることもできない。
金属の塊が一個そこに固着するだけ。

鉄のボルトの感覚で回すと平気でこれをやらかします。

絶対に守るべき2つの鉄則(焼付防止剤の塗布と手締め)

だからやることは決まってます。

一つ、焼付防止剤を必ず塗る。
モリブデン系のあれをネジ山に一手間かけて塗っておく。

二つ、インパクトは絶対に使わない。
手締めでゆっくり相手の様子を感じながら回す。

このたった二つで運命が変わります。

【実体験】グラインダーも入らない閉所。M12をメガネとパイプでねじ切った絶望の現場

なんでここまで言い切るか。
忘れられん現場があるからです。

狭い場所で起きたSUSボルトの焼き付き。切断工具が入らない絶望

その日、SUSのM12が焼き付きました。
しかも最悪なことに超がつく狭い場所。

グラインダーもマルチツールも刃が入らない。
普通なら切断して逃げる場面です。

でもその逃げ道が物理的に塞がれてた。
あの時の背筋が凍る感覚は今も覚えてます。

パイプとメガネレンチを使って、泣きながらM12を人力でねじ切った地獄の時間

残された道は一つ。
人力でねじ切るしかなかった。

メガネレンチにパイプを噛ませてテコで力を稼ぐ。
全体重を乗せてじわじわ回す。

M12ですよ。
あんなボルトを腕一本でねじ切るんです。

汗と、正直ちょっと涙も混じってました。
数時間かけてようやく一本。

あの地獄は二度と味わいたくないです。

現場で自分の時間と体力を守るための「先回り」の知識

この経験で私の考えは完全に変わりました。

防止剤(消耗品)をケチると、後で数時間のロスと激痛を味わう

防止剤なんてほんの少しの手間と数百円、数千円です。
でもそれをケチった代償は数時間のロスと全身の激痛。

天秤にかけるまでもないですよね。
先回りの一手間が、未来の自分を救います。

あの時知っていれば…と後悔しないための「現場のカンペ」はこちら↓

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材料・ボルト・規格 | 現場メモ ボルト・ナット・ワッシャーなどの締結部品、ステンレスや鋼材・配管の材質、JIS規格、熱処理、機械加工、材料発注まで。施工管理や現場で「これどうする?」と迷いやすい...

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とはいえ現場では想定外のトラブルが次々起きます。
私がくぐり抜けてきた対処法をこっちにまとめてます。

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最後に

SUSの焼き付きは力でねじ伏せる敵やない。
塗ってそっと締める。

その一手間で黙らせる相手です。

猛獣も無理に押さえつけるより先に餌をやる方が早い。
ステンレスも同じですよね。

本日もご安全に!

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この記事を書いた人

手取り9万整備士から、残業120時間超え現場監督まで走ってきた。
そこで一度心が折れて無職に。
底から再出発!机上の空論は書きません。
本日もご安全に。

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