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図面の投影法とは?第三角法と正面図・平面図・側面図の見方を製缶上がりが解説

図面を渡されて正面図と平面図と側面図が並んでいる。
なのに頭の中で立体が組み上がってこない。

新人の頃の私がまさにそれでした。
図面は読めるのに形が浮かんでこないんです。

これは頭が悪いからやない。
投影法という図面のルールを体で覚えていないだけなんです。

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目次

投影法とは立体を複数の向きから見て平面で表すルール

先に言い切ります。
投影法は立体を複数の向きから見て平面で表すルールです。

三次元の物を紙という二次元へ落とし込むための決まりごと。
どの向きから見た図をどこに描くのかを規格で決めてあるんです。

このルールがあるから図面を描く人と作る人の頭の中が一致します。
誰が見ても同じ立体を思い浮かべられるようにするための共通言語なんです。

そして図面の投影法にはいくつか種類があります。
JIS B 0001では投影図は原則として第三角法によります。

ただし紙面の都合など条件によっては第一角法や矢示法も使われます。
原則は第三角法だけど例外もある。そう押さえておくと後で混乱しません。

私は製缶上がりで図面を大量に読んできました。
第三角法はもう体で分かっていて図面を見た瞬間に立体が浮かびます。

でもその感覚は最初からあったわけやない。
新人の頃はこれを覚えるのが仕事でした。

第三角法とは。正面図を基準に図が決まった位置に並ぶ

第三角法のいちばん大事なところはここです。
正面図を基準に図が決まった位置に並ぶということ。

対象物の情報を最も分かりやすく示す向きを正面図に選びます。
そこを基準にして他の図が置かれる場所が決まっているんです。

配置のルールはこうです。
平面図は正面図の真上。右側面図は正面図の右に置きます。

上から見た図は上。
右から見た図は右。

見た方向とそのまま同じ側に置かれるのが第三角法の考え方です。
だから慣れると図の並びを見ただけで向きが直感的につかめます。

ここで第一角法との違いも並べておきます。
第一角法は配置が上下左右で逆になるので取り違えると形を読み間違えます。

投影法平面図の位置右側面図の位置
第三角法正面図の上正面図の右
第一角法正面図の下正面図の左

どちらの投影法かは表題欄かその付近に投影法の記号を示すことになっています。
だから図面を読むときはまずここを確認する癖をつけてください。

私が現場で見てきた図面は第三角法が中心でした。
それでも海外がからむ図面やCADの設定次第で第一角法になっていることもあります。

投影法を思い込みで決めつけると形をまるごと読み違えます。
面倒でも記号を確かめてから読むのが結局は近道です。

正面図・平面図・側面図の見方

三面図はこの三つで形を伝えます。
正面図、平面図、側面図。それぞれ役割が違います。

正面図は対象物の情報を最も分かりやすく示す図です。
この図面が何の部品なのかを一番はっきり示す顔になります。

平面図は物を真上から見た図です。
平面図では幅と奥行きを正面図と対応させて読みます。

右側面図は物を右横から見た図です。
正面図の右に置かれるので奥行きや横方向の形をここで確認します。

読み方のコツは三つの図をバラバラに見ないことです。
正面図のこの線が平面図ではここ、側面図ではここ、と対応させながら見ます。

正面図で幅と高さをつかむ。
平面図で幅と奥行きを重ねる。側面図で高さと奥行きを合わせる。

この対応が頭の中でつながった瞬間に立体が浮かび上がります。
一枚ずつ別の絵として見ているうちは形が組み上がってこないんです。

新人がやりがちな勘違い。私も反対にした

偉そうに書いていますが私も新人の頃はよく間違えました。
形が反対になったり上下を間違えたりしていたんです。

頭の中で立体を回すときに向きを取り違える。
右から見た形を左右逆に思い描いてしまう。そういう失敗を何度もやりました。

やっかいなのが図面そのものにも読みにくさがあることです。
図面を書く人によって癖があるんです。

配置のルールは第三角法で決まっていても図の選び方や、情報の見せ方には人によって違いを感じることがあります。
「この人の書き方はなんか読みにくいな」と感じることが正直あります。

これは誰が悪いという話やなくて現場のあるあるです。
だからこそ自分の思い込みで読まずに一つずつ対応を確かめる癖が要ります。

特に部品図はよく読まないと失敗する。
パッと見の印象で作りかかって寸法や向きを取り違えると後で取り返しがつきません。

私はここで痛い目を見てきたのでとにかくよく読むようにしています。
急いでいるときほど一度立ち止まって図面と向き合うほうが結局は早いんです。

投影の感覚は覚えるしかない。でも覚えれば図面が立体で見える

正直に言うとこの投影の感覚は頭だけでは身につきにくいものです。
公式を暗記すれば分かるというものやないんです。

新人の頃の私はこの感覚を覚えるのが仕事でした。
図面を見て手を動かして間違えて。そのくり返しで少しずつ体に入っていきました。

でも一度つかんでしまえば強いです。
覚えれば図面が立体で見えるようになります。

慣れると三面図を見た瞬間に頭の中で物が立ち上がります。
そこまで行けば図面が一気に読めるようになるんです。

だから今つまずいている人も焦らんでいいと思います。
私の場合は数をこなすうちに少しずつ立体が浮かぶようになりました。

図面には正面から見た形しか描かれず裏側や突起を読む苦労はこの記事にまとめています

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正面図、平面図、側面図。この三つが頭の中で一つの立体につながる日は必ず来ます。
そこまで来たら図面を見るのが少し楽しくなりますよ。

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この記事を書いた人

手取り9万整備士から、残業120時間超え現場監督まで走ってきた。
そこで一度心が折れて無職に。
底から再出発!机上の空論は書きません。
本日もご安全に。

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