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溶接で歪むのはなぜ?拘束と千鳥溶接で変形を抑える段取りを元溶接工が解説

基本の投影図は分かってきた。
でも図面には三面図だけやない図が出てくる。

斜めの面を正面から見たような図。
一部分だけを描いた図。これは何なのか。

私は図面を読んで組んできた側です。
基本の三面図で表せない形の描き方を話します。

目次

斜めの面や複雑な形は基本の投影図だけでは伝わらない

先に言い切ります。
斜めの面や複雑な形は基本の投影図だけでは伝わらない。

第三角法の三面図は便利です。
でも三方向から見るだけでは正しく表せない形があるんです。

斜めに傾いた面。
一方向だけ出っ張った部分。
そういう形は工夫して描かないと伝わりません。

そのための描き方が用意されています。
基本の投影図を補う応用の投影図です。

第三角法の基本と三面図の見方はこの記事にまとめています

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なぜ斜面は三面図で表せないのか

まずは斜面の話からいきます。
斜めの面がなぜ厄介なのかです。

斜面をそのまま投影すると実際の形と違う

三面図は正面や真横や真上から見た図です。
斜めの面をこの方向から見るとどうなるか。

斜面をそのまま投影すると実際の形と違って見えるんです。
斜めについた面を正面から見ると縮んで見えます。

本当の形やなくて潰れた形で描かれてしまう。
これでは斜面の正しい寸法も形も伝わりません。

だから斜面には別の描き方が要るんです。
まっすぐな面と同じようには表せないんです。

斜面に正対した図を足す補助投影図

そこで使うのが補助投影図です。
斜面の実形を表すための図なんです。

斜面に正対する位置から見た図を足す。
斜めの面をまっすぐ見た形で描くんです。

こうすると斜面の本当の形が分かります。
潰れずに実際の形で見えるようになるんです。

なお紙面の都合で対向する位置に置けないこともあります。
その場合は矢印と記号で対応を示すやり方が使われます。

一部だけを描く投影図

投影図は全部を描かないといけないわけやありません。
必要なところだけ描く方法があります。

必要な部分だけ描く部分投影図

一つが部分投影図です。
図の一部を示せば足りる場合に必要な部分だけ描くんです。

全部描くと図が増えて読みにくくなることがあります。
だから要るところだけ描いて省いた部分との境界を線で示すんです。

不要なところまで描かない。
これも読み手のための工夫なんです。

穴や溝だけを描く局部投影図

もう一つが局部投影図です。
穴や溝など一局部の形だけを図示する図です。

一部分の形を示せれば足りるとき。
その局部だけを描いて主図との関係が分かるように示します。

全体を描き直さずその部分だけ。
これも図をすっきりさせる描き方なんです。

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こういう図があると知っておく

正直に言っておきます。
私は補助投影図や局部投影図を細かく描く専門家やありません。

細かい作図ルールは無理に覚えなくていい

投影図の応用にはほかにもいろいろあります。
腕のように角度のついた部分を回して実長を示す回転投影図のような描き方もあります。

こうした図にはそれぞれ作図のルールがあります。
でも読む側が最初から全部覚える必要はありません。

まずはこういう図があると知っておくだけでいいんです。
三面図やないこの図は斜面を表しているんやな。
これは一部分だけ描いた図やな。
そう気づければ第一歩です。

迷ったら設計に確認する

そして分からないときの構えは同じです。
この図が何を表しているのか読み取れないときがあります。

そういうときは推測で進めないことです。
迷ったら自分で判断せず設計に確認するんです。

複雑な形の図面ほど読み違いは大きな手戻りになります。
だから曖昧なまま組まずに確かめるんです。

まとめ。基本で表せない形には応用の投影図がある

もう一度整理します。
斜めの面や複雑な形は基本の投影図だけでは伝わりません。

斜面はそのまま投影すると実際の形と違って見えます。
だから斜面に正対した補助投影図で実形を表すんです。

一部だけ描く部分投影図や局部投影図もあります。
必要なところだけ描いて図を読みやすくする工夫です。

細かい作図ルールは無理に覚えなくていい。
こういう図があると知って迷ったら設計に確認するんです。

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三面図で表せない形にもちゃんと描き方があります。
その存在を知っておくだけで複雑な図面に出くわしても慌てずに済むんです。

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この記事を書いた人

手取り9万整備士から、残業120時間超え現場監督まで走ってきた。
そこで一度心が折れて無職に。
底から再出発!机上の空論は書きません。
本日もご安全に。

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