図面通りに作った。
なのに現場で合わない。
原因は自分が古い版の図面を持っていたことでした。
最新の改訂が反映されていなかったんです。
私は図面を扱い版の管理にも関わってきた側です。
変更履歴と改訂の見方を話します。
改訂図は改訂と分かるようにする。古い図面で作ると後が大変
先に言い切ります。
改訂図は改訂されたと分かるようにしておかないと後が大変です。
同じ部品の図面でも新しい版と古い版があります。
それを取り違えて古い版で作ると全部やり直しになりかねません。
改訂されたことが分かる。
どこが変わったかも追える。
そういう状態にしておくことが要るんです。
だから図面を手にしたらまず確認します。
これは最新版なのか。
改訂は入っているのか。
変更履歴・改訂記号とは何か
まずは基本からいきます。
図面のどこで変更を確認するのか。
図面には変更を記録する仕組みがあります。
改訂を示す記号と改訂欄です。
改訂箇所を示す記号は何を表すのか
図面には変更した箇所を示す記号が入ることがあります。
私が扱ってきた図面では番号を入れた三角形で改訂箇所を示すものがありました。
ただしこの示し方が全図面共通というわけやありません。
改訂箇所の示し方は会社や図面管理ルールによって異なるんです。
私が見てきた図面では三角内の番号と改訂欄を対応させて変更箇所を追えるものがありました。
だから自分の見ている図面がどんな示し方をしているかをまず確かめるんです。
記号の形だけで判断しない。
その図面のルールに沿って読むことが大事なんです。
改訂欄で変更の履歴を追う
記号がどこを変えたかを示すのに対して。
中身を記録するのが改訂欄です。
改訂欄には改訂番号や日付や変更内容などが記録されていることがあります。
何をいつどう変えたのかがここに残るんです。
改訂箇所の記号と改訂欄が対応している図面なら、両方を照らして変更箇所と履歴を追います。
記号と欄をつなぐとどこを何のために変えたのかが見えてくるんです。
図面の注記を先に読んで見落としを防ぐ話はこの記事にまとめています

改訂の管理は会社ごとに違う
ここが今日の中心に近い話です。
改訂の管理には決まった唯一のやり方があるわけやありません。
改訂の管理は会社ごとに違うんです。
だから前の職場のやり方が次でも通じるとは限らないんです。
表題欄などで版や改訂番号を確認する
管理の仕方はいろいろです。
表題欄のあたりに版や改訂番号が示されることがあります。
ただし表し方は数字だけとは限りません。
Rev.や版など会社によって書き方が違うので数字の大小だけで最新版を決めつけないことです。
だから最新版かどうかは自社や発注元の管理ルールに従って確認します。
新しい現場に入ったらまず改訂の管理ルールを確認するのがいいんです。
改訂の管理は会社ごとに違うと知っておく。
それだけでも古い版をつかむ危険が減ります。
古い図面を使ってしまう事故
ここからが今日いちばん伝えたいことです。
古い図面を使う事故は本当に起きます。
私も痛い目を見てきました。
正直な話を書いておきます。
旧版を出されたことがある
まずこれです。
旧版を出されたことがあるんです。
最新のつもりで受け取った図面が実は古い版だった。
改訂前の内容で進めかけたことがあるんです。
改訂図と分かるようにしておかないとこれが起きます。
新旧が見分けられないと古いほうを平気でつかんでしまうんです。
現場の変更が図面に反映されていない
もう一つがこれです。
現場の変更が図面に反映されていないことがあります。
現場で変更が決まったのに図面が古いまま。
図面だけ見て作ると現場の実態と食い違うんです。
図面上では、最新の版でもその後に決まった現場変更がまだ反映されていないことがあります。
だから最新版なら全部反映済みと思い込まず、図面と現場の両方を突き合わせるんです。
加工屋に出す前に図面を確認する話はこの記事で書いています

まとめ。最新版か・改訂が分かるかを必ず確認する
もう一度整理します。
改訂図は改訂されたと分かるようにしておかないと後が大変です。
改訂箇所の記号の形だけで判断しない。
改訂欄や版やRev.などその図面の管理方法を確認します。
改訂の管理は会社ごとに違います。
だから自社や発注元のルールを確認して最新版かどうかを見極めます。
そして最新版でも現場の変更が別に出ていないかも確認します。
旧版を渡されたり現場の変更が反映されていなかったりするからです。
図面通りに現場が納まらない理不尽はこの記事にまとめています

図面を手にしたらまず最新版かを確かめる。
そのひと手間が古い図面で作る事故を防ぐんやと思います。

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