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図面のねじ表記の見方|M8・タップ・下穴・バカ穴の違いを製缶上がりが解説

図面にM8とタップと書いてある。
別のところにはバカ穴と下穴。

新人の頃はこの違いがさっぱりでした。
ねじの表記は間違えると取り返しがつかないんです。

私は図面を読み書きして加工屋に出す側でもあります。
ねじ表記の見方と落とし穴を話します。

目次

ねじの表記は間違いやすい。だから目立つように書く

先に言い切ります。
ねじの表記は間違いやすい。目立つように書く。

ねじは似た表記が多くて取り違えやすいんです。
そして間違えると部品が合わず後戻りが大きくなります。

だから私は図面を書くとき工夫しています。
間違いやすいところはとにかく目立つように書くんです。

読む側も同じです。
ねじの表記は流さず一つずつ確かめるのが安全なんです。

M8・M8×1.25の意味

まずはM8という表記からいきます。
このMと数字が何を表すのかです。

Mはメートルねじ、8は呼び径

Mはメートルねじ、8は呼び径です。
Mはメートルねじという種類を表す記号です。

その後ろの8が呼び径です。
呼び径はねじを呼び分けるための基準の径で、おねじの外径のもとになる値です。

まずはこのMと数字を読む。
これがねじ表記の基本なんです。

×1.25はピッチ。細目と並目の違い

M8×1.25のように後ろに数字が付くことがあります。
この1.25がピッチでねじ山の間隔を表します。

ここで並目と細目という違いが出てきます。
並目は呼び径ごとに標準のピッチが決まっているねじです。

並目は標準ピッチが決まっているので図面ではピッチを省略できます。
一方で、細目は並目よりピッチが小さく省略できないので必ずピッチまで明記します。

だからM8×1.25のようにピッチが書いてあれば細目と読み取れます。
ただしピッチの表記がないときに自己判断で並目と決めつけないことです。

省略なのか指示漏れなのか分からないこともあります。
判断できないときは設計意図や適用規格を確認するんです。

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タップ穴とバカ穴の違い

次は穴の種類です。
タップ穴とバカ穴と下穴を整理します。

タップ穴はねじを切った穴

タップ穴はねじを切った穴です。
穴の内側にねじ山を切ってあるめねじの穴なんです。

ここにボルトをねじ込んで締結します。
めねじが切ってあるからボルトが噛むんです。

バカ穴はボルトを通すだけの穴

対してバカ穴は通すだけの穴です。
ねじ山を切らずにボルトが通るだけの穴なんです。

ボルトを通して反対側のタップ穴やナットで締めます。
バカ穴のほうはねじが切っていないので通すだけです。

同じ穴でもタップ穴とバカ穴では役割がまるで違います。
ここを取り違えると締結が成り立たなくなるんです。

下穴とは何か

もう一つ下穴という言葉があります。
下穴はねじを立てる前にあけておく穴のことです。

タップでねじ山を切るにはまず穴が要ります。
そのねじ山を切るための元の穴が下穴なんです。

下穴の径や深さは図面や規格で指示されます。
数値は材質やねじで変わるので図面の指示に従うんです。

ねじの種類の指示が抜けると困る

ねじで怖いのは表記の取り違えだけやありません。
そもそも指示が抜けていることもあるんです。

これは私も何度も経験してきました。
指示抜けのあるあるを書いておきます。

大物ほど指示が抜けやすい

大物ほど指示が抜けやすいんです。
大きな構造物ほどねじの指示が抜けていることがよくあります。

情報量が多いぶんどこかが抜け落ちるんやと思います。
だから大物の図面ほどねじの指示を丁寧に確かめます。

そして抜けを見つけても自分で埋めないことです。
種類やサイズが読み取れないときは設計に確認してから進めます。

配管のテーパーねじか平行ねじか指示がない

もう一つ特殊な例があります。
配管はテーパーねじか平行ねじか指示がいるんです。

工作物に配管をねじ込むとき。
配管のねじがテーパーねじなのか平行ねじなのか指示がないことがあります。

これはねじの種類が違うので指示がないと困ります。
種類を取り違えるとうまくかみ合わないんです。

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間違いやすいところは目立つように書く

ここまで見てきた通りねじは取り違えやすい。
だから私は書くときに工夫しています。

ねじの取り違えは致命的

ねじの取り違えは致命的です。
並目と細目。タップ穴とバカ穴。ねじの種類。

どれも取り違えると部品が合わず組めなくなります。
一か所の読み違いで後の工程が全部止まるんです。

だから間違いやすいところは目立つように書く。
読む人が絶対に見落とさないように先回りするんです。

これは書く側の思いやりでもあります。
自分が読む側なら助かるからそうしているんです。

加工屋に出す前に指示の抜けを確認する話はこの記事にまとめています

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まとめ。ねじは表記を正確に、抜けなく、目立つように

もう一度整理します。
ねじの表記は間違いやすいので正確に読んで正確に書きます。

M8はメートルねじで呼び径8。
ピッチが書いてあれば細目と読み取れますが、表記がないときは自己判断せず確認します。

タップ穴はねじを切った穴。
バカ穴は通すだけの穴。
下穴はねじを立てる前の穴です。

そして指示の抜けにも気をつけます。
大物や配管のねじは指示が抜けやすいので設計に確認して埋めるんです。

ねじは小さくても締結の要です。
間違いやすいところを正確に抜けなく目立つように。
それがねじ表記の付き合い方なんです。

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この記事を書いた人

手取り9万整備士から、残業120時間超え現場監督まで走ってきた。
そこで一度心が折れて無職に。
底から再出発!机上の空論は書きません。
本日もご安全に。

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