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図面の破線・一点鎖線・中心線の意味|線を間違えると部品が逆になる理由

図面はいろんな線でできています。
実線に破線に一点鎖線。

新人の頃はこの違いが分かりませんでした。
でも線を取り違えると部品が逆にできてしまうんです。

私は図面を読み書きして組んできた側です。
線種の意味とその怖さを話します。

目次

図面の線には全部意味がある。取り違えると部品が逆になる

先に言い切ります。
図面の線には全部意味がある。

図面では線の種類によって意味や用途が決められています。
実線も破線も一点鎖線もそれぞれ役割があるんです。

そしてここが怖いところです。
線を取り違えると設計者が意図したものと違うものができます。

特に実線と隠れ線の取り違えは部品を逆にします。
だから線を軽く見てはいけないんです。

主な線種とその意味

まずは基本の線種からいきます。
よく使う線の意味を押さえておきます。

図面には実線、破線、一点鎖線、二点鎖線などがあります。
今回は新人がまず覚えておきたい実線、破線、一点鎖線を見ていきます。

実線は見えている外形

まず実線です。
太い実線は見えている外形を表します。

見えている外形や稜線は太い実線で描かれます。
これが外形線でその物の見えている輪郭ということです。

図面の中でいちばん目立つ線です。
まずこの外形線で全体の形をつかむんです。

破線(隠れ線)は見えない部分

次が破線です。
見えない外形や稜線を表す隠れ線には破線を使います。

短い線が連なった破線。
これはその向きからは見えない形状を示しています。

穴の内部や裏側の段差。
表からは見えないけど中にある形が破線で描かれているんです。

一点鎖線は中心線など

もう一つが一点鎖線です。
細い一点鎖線は中心線などに使われます。

丸穴の中心や対称形状の中心などを示すときに細い一点鎖線が使われます。
これは形そのものやなくて位置の目安です。

中心線を形の線と勘違いすると読み方がずれます。
位置を示す線と形を示す線は分けて読むんです。

一点鎖線は断面図で切る位置を示すときにも関係してきます。
断面図のA-Aや切断線の見方はこちらでまとめています

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新人がつまずくのは中心線と隠れ線の違い

ここが分かりにくいところやと思います。
私も長く迷ってきたところです。

私が新人の頃に分かりにくかったのが中心線と隠れ線の違いです。
どちらも途切れた線に見えるので混同しやすいんです。

見分け方を一つ覚えておくと楽になります。
隠れ線に使う破線は短い線が繰り返されています。
一点鎖線は長い線と短い線が交互に続きます。

隠れ線の意味が読み取れない

まず多いのがこれです。
隠れ線の意味が読み取れないんです。

破線が見えない部分を表すと知っていても。
それが具体的に何を示しているのか読めないことが多いんです。

この破線は裏の穴なのか。
奥の段差なのか。そこまで読めて初めて隠れ線を使えたことになります。

実線と隠れ線を間違うと逆になる

そしていちばん怖いのがこれです。
実線と隠れ線を取り違えると形を逆に読むことがあるんです。

見えている面と見えていない面を取り違える。
すると手前と奥を取り違えて部品を逆向きに作ってしまうことがあります。

私はこれで反対の物ができるのを知っています。
材料や部品を手配してから反対だと気づくこともあるんです。

手配まで進んでからの反対は痛い。
だからこそ実線と隠れ線は必ず見分けるんです。

怖いのは「つじつまが合ってしまう間違い」

ここからが今日いちばん伝えたいことです。
線の間違いには止まるものと止まらないものがあります。

つじつまが合わない間違いは問い合わせで止まる

まず止まるほうです。
つじつまが合わない間違いは問い合わせで止まるんです。

線を取り違えても形が成り立たなくなる場合。
加工屋が違和感に気づけば確認が入りそこで止まることがあります。

おかしいと思ったところで手が止まる。
ここで確認が入れば間違ったまま製作へ進むのを防げます。

つじつまが合う間違いは組み立てまで気づかれない

問題はこっちです。
つじつまが合う間違いは組み立てまで気づかれないことがあるんです。

線を取り違えても部品として成り立ってしまう場合。
形として成立してしまうと違和感が出ずそのまま製作まで進むことがあります。

そして組み立てのときに???となる。
逆向きの部品がそこで初めて合わないと分かるんです。

ここまで来ると手戻りは大きい。
つじつまが合ってしまうからこそ気づくのが遅れて怖いんです。

だから線の一本を軽く見てはいけません。
成り立ってしまう間違いほど後で高くつくんです。

まとめ。線を軽く見ない。実線と隠れ線は必ず見分ける

もう一度整理します。
図面の線には全部意味があります。

見えている外形や稜線は太い実線。
見えない外形や稜線を示す隠れ線には破線。
中心線などには細い一点鎖線を使います。

新人がつまずくのは中心線と隠れ線の違いです。
特に実線と隠れ線を取り違えると形を逆に読んでしまうことがあります。

怖いのはつじつまが合ってしまう間違いです。
形として成り立ってしまうと製作中に気づかず、組み立てで初めて発覚することもあります。

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実線と隠れ線を見分ける癖がついた人から図面に強くなっていくんです。

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この記事を書いた人

手取り9万整備士から、残業120時間超え現場監督まで走ってきた。
そこで一度心が折れて無職に。
底から再出発!机上の空論は書きません。
本日もご安全に。

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