渡された図面を前にして手が止まる。
線と数字が並んでいるだけにしか見えない。
新人の頃の私がまさにそうでした。
何が何だかさっぱり分からなかったんです。
でも今は図面を読んで仕事をしています。
読めなかった私がどう覚えたかを話します。
図面は最初は誰でも読めない。私もさっぱりだった
先に言っておきたいことがあります。
図面は最初は誰でも読めない。
だから今読めなくても落ち込まなくていいんです。
私も新人の頃は図面がさっぱり読めませんでした。
線の意味も記号の意味も分からない。
これが何を表しているのかも見当がつかなかったんです。
でもそこから読めるようになりました。
だから今つまずいている人にも必ず読めるようになると言いたいんです。
機械科卒でプラモ好きでも苦労した
正直に言うと私には多少の下地がありました。
機械科を出ていましたしプラモデルも好きでした。
図面や物づくりに縁のない人間やなかったんです。
それでも現場の図面には苦労しました。
機械科卒でプラモ好きでも苦労した。
下地があってもすぐには読めるようにならなかったんです。
部品一個一個の名称が分からない
まずつまずいたのが部品の名称です。
一個一個の部品に名前があってそれが分からないんです。
図面にはいろんな部品が描かれています。
でもこれが何と呼ばれる部品なのかが分からない。
名前が分からないと指示も理解できません。
まずはその一つ一つを覚えるところからでした。
1mm違いの同じ形の部品に混乱した
もっと厄介だったのがこれです。
1mm違いの同じ形の部品に混乱したんです。
見た目はそっくり。
でも寸法が1mmだけ違う別の部品がある。
ぱっと見が同じだから区別がつきません。
どっちがどっちなのか混乱して慣れるまで時間がかかりました。
組図で1mm違いの部品を思い込みで取り違えない読み方はこの記事にまとめています

読めるようになった転機
そんな私にも転機がありました。
図面の見方が変わった瞬間があったんです。
きっかけは覚え方を変えたことです。
部品を暗記するのやなく別のものを考えるようにしたんです。
設計の意図や機械の動きを考えるようになった
変えたのはここです。
設計の意図や機械の動きを考えるようになったんです。
この機械はどう動くのか。
設計者はなぜこの形にしたのか。
そこを考えるようにしました。
名前を丸暗記するのやなくて意味を考える。
すると図面が単なる線の集まりやなくなってきたんです。
全体像が早くつかめると細部まで目につく
意図を考えるようになると変化が起きました。
全体像が早くつかめると細部まで目につくんです。
まず全体がどう組み上がるのかが早くつかめる。
すると不思議なことに細かいところまで目が届くようになりました。
全体が見えているから細部の意味も分かる。
あの1mm違いの部品もなぜ違うのかが見えてくるんです。
全体と細部がつながった。
これが私の読めるようになった転機でした。
図面から立体が浮かぶようになる投影法の話はこの記事で書いています

今つまずいている人へ。覚え方のコツ
今図面が読めずに悩んでいる人へ。
私なりの覚え方のコツを渡したいと思います。
大事なのは目線の置き方です。
仕事に追われるのと図面を面白がるのとでは覚え方が変わるんです。
目の前の作業をこなすことだけに追われる。
それやと図面はただの指示書にしか見えません。
でも見方を変えるとどうなるか。
作る楽しさと設計の意図を考えると楽しくなるんです。
なぜこの形なのか。
どう動く機械なのか。それを考え始めると図面が面白くなってきます。
面白くなると自然と目が向きます。
追われて覚えるより面白がって覚えるほうが早く身につくんです。
具体的な図面の読み方は一つずつ記事にまとめてあります。
気になったところから読んでみてください。
図面が読めると現場が面白くなる話と図面の記事はこちらにまとめています

まとめ。読めなかった私でも読めるようになった
もう一度言います。
図面は最初は誰でも読めません。
機械科を出ていてもプラモが好きでも私は苦労しました。
部品の名前も1mm違いの部品も最初は分からなかったんです。
でも設計の意図や機械の動きを考えるようになって変わりました。
全体像が早くつかめて細部まで目が届くようになったんです。
だから今読めなくても大丈夫です。
読めなかった私でも読めるようになったんですから。
追われて覚えるより面白がって覚える。
その一歩を踏み出せば図面は少しずつ味方になってくれるんです。

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