【金がない】適応障害で退職しても絶望するな。「失業保険」を待機期間なしで即受給し、傷病手当金もフル活用する完全防衛術

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「会社を辞めたいけど、辞めたら来月の家賃が払えない」 「貯金なんてない。死ぬまで働くしかないのか」

適応障害で心が壊れかけている時、一番の恐怖は「病気」そのものではなく、「貧困」です。 私もそうでした。 社長を辞任し、無職になった時。通帳の残高が減っていくスピードに心臓が鷲掴みにされる感覚。あれは病気以上にメンタルを削ります。

しかし、断言します。 日本の社会保障制度は、知識さえあれば、あなたを餓死させないようにできています。

多くの人が「知らない」というだけで損をしています。 今回は、適応障害で退職するあなたが、「傷病手当金」「失業保険」という2つの制度をフル活用し、働かなくても当面の生活費を確保する「完全防衛術」を伝授します。

これは裏ワザでも何でもありません。あなたが毎月給料から天引きされていた「保険料」の正当な権利です。 堂々と受け取り、療養に専念してください。

目次

防衛術①:在職中に動け!「傷病手当金」で最大1年6ヶ月給料をもらう

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まず、絶対にやってはいけないこと。 それは、「病院に行く前に、勢いで退職届を出すこと」です。これをやると、数百万円損します。

退職を考える前に、まずは心療内科へ行き、診断書をもらってください。 そして、会社を「休職」してください。

ここで使える最強のカードが「傷病手当金」です。

傷病手当金とは?

病気や怪我で働けなくなった時、給料の約3分の2(約67%)が、健康保険から支給される制度です。 すごいのはここからです。 条件を満たせば、会社を辞めた後も、継続して最大1年6ヶ月間もらえます。

退職後ももらうための「絶対条件」

  1. 退職日までに「連続して3日以上」休んでいること(待期期間の完成)。
  2. 退職日に「出勤していない」こと。 ※退職日に挨拶やお菓子配りに行ったらアウトです!絶対に休んでください。
  3. 在職期間が1年以上あること(健康保険の加入期間)。

これさえ満たせば、会社を辞めても毎月お金が入ってきます。 「働けない状態」である限り、まずはこの傷病手当金をもらって、焦らず療養してください。

防衛術②:「失業保険」の“2ヶ月待ち”を消滅させる魔法

「傷病手当金をもらい終わった(または症状が軽くなった)ので、働けるようになった」 「でも、すぐに再就職先が決まるか不安だ」

ここで登場するのが「失業保険(雇用保険の基本手当)」です。 しかし、ここには大きな罠があります。 前回の記事でも触れましたが、通常、自分の意思で辞めると「自己都合退職」となり、給付まで2ヶ月以上の「給付制限(待機期間)」があります。

お金がない時に2ヶ月待てますか? 無理ですよね。 そこで使うのが、「特定理由離職者(とくていりゆうりしょくしゃ)」という枠組みです。

医師の診断書があれば「待たずに」もらえる

ハローワークで手続きをする際、「適応障害(病気)が原因で退職した」という医師の診断書などを提出してください。

これが認められると、あなたは「正当な理由があって辞めた人(特定理由離職者)」に認定されます。 すると、どうなるか。

  1. 「2ヶ月の給付制限」が解除され、申請から約1ヶ月後にお金が振り込まれる。
  2. 給付日数(お金をもらえる期間)が増える可能性がある(90日→300日など)。 ※年齢や勤続年数によります。

自己都合で辞めたとしても、病気が理由なら「会社都合」と同じくらい手厚い保護が受けられるのです。 これを知らずに、普通の「自己都合」として処理され、2ヶ月間無収入で苦しんでいる人があまりにも多すぎます。

防衛術③:【最強コンボ】傷病手当金 → 失業保険のリレー

ここまでの知識を組み合わせた、私が推奨する「最強の生活防衛ロードマップ」はこれです。

  1. 在職中: 心療内科を受診し、「適応障害」の診断書をもらう。
  2. 休職開始: 会社を休み、「傷病手当金」の受給を開始する。
  3. 退職: 傷病手当金をもらいながら退職する(※退職日は絶対に出勤しない)。
  4. 療養期間: 働けない間は、傷病手当金(給料の2/3)をもらい続ける(最大1年6ヶ月)。
  5. 回復期: 医師から「もう働いても大丈夫」と許可が出たら、傷病手当金をストップする。
  6. 切り替え: ハローワークに行き、「失業保険」の申請をする。その際、「病気で辞めた証明」を出して「特定理由離職者」になる。
  7. 再就職活動: すぐに失業保険をもらいながら、焦らず次の仕事を探す。

このリレーを行えば、長期間にわたって「収入ゼロ」の期間を作らずに済みます。 この安心感こそが、メンタル回復の特効薬です。

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注意点:2つ同時にはもらえない

よくある勘違いですが、傷病手当金と失業保険は、同時にはもらえません。

  • 傷病手当金: 「病気で働けない人」のためのもの。
  • 失業保険: 「病気が治って、働ける(けど仕事がない)人」のためのもの。

状態が矛盾するため、ダブル受給は不可能です。 まずは傷病手当金でしっかり休み、治ったら失業保険へバトンタッチ。この順番を間違えないでください。

まとめ:お金の知識は、精神安定剤より効く

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「こんなにお金をもらって、自分はズルいんじゃないか?」 真面目なあなたは、そう思うかもしれません。

でも、考えてみてください。 あなたはこれまで、辛い仕事に耐えながら、毎月安くない保険料を給料から引かれてきたはずです。 これは、あなたが積み立ててきた権利です。 国が「困った時は使っていいよ」と言っている制度を、遠慮なく使う。そこに罪悪感を持つ必要は1ミリもありません。

お金の不安が消えれば、心は驚くほど軽くなります。 心が軽くなれば、必ずまた「働きたい」と思える日が来ます。

まずは病院へ行き、診断書をもらうことから始めましょう。 その紙切れ一枚が、あなたの数ヶ月、数年分の生活を守る最強の盾になります。

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