休職中、何してた? 元社長は「天井のシミ」を数えていた。適応障害の回復期にやってよかったこと、やって後悔したこと

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「医師から『とにかく休んでください』と言われたけど、休み方がわからない」 「昼間に目が覚めて、何もしない自分に強烈な罪悪感を感じる」

今、あなたはそんな焦りの中にいませんか? わかります。痛いほどわかります。

私たちのような真面目な人間にとって、「何もしない」というのは、激務よりも難しいミッションなんですよね。 私も適応障害で社長を辞任し、無職になった当初はパニックでした。 「何か生産的なことをしなきゃ」「資格の勉強でもするか?」と、休むべき時にアクセルを踏もうとしていました。

でも、断言します。 その「焦り」が、一番の毒です。

今回は、私がどん底の無職期間中に「実際にやっていたこと(暇つぶし)」と、振り返ってみて「やってよかったこと」「絶対にやるべきじゃなかったこと」を包み隠さずお話しします。

これを読めば、「ああ、今日は一日中ゲームしててもいいんだ」と、肩の荷が下りるはずです。

目次

フェーズ1【充電期】:元社長、天井のシミを数える

最初の1〜2ヶ月。ここは「暇つぶし」すらしてはいけない時期でした。 私がやっていたこと。それは「呼吸」と「天井の観察」だけです。

冗談ではありません。 体が鉛のように重く、スマホを見る気力すらない。 一日中、布団の中で天井の木目やシミを数え、「あそこ、人の顔に見えるな…」とぼんやり考える。 気づいたら夕方になっていて、「今日もゴミのような一日だった」と絶望して眠る。

でも、今ならわかります。 あれは「ゴミのような一日」ではなく、「急速充電の一日」だったのだと。

スマホの電池が0%の時、何をしても画面はつきませんよね? ひたすらケーブルに繋いで待つしかない。 今のあなたは、その「0%」の状態です。 「天井のシミを数える」ことすら、立派な療養という「仕事」です。 罪悪感を持たずに、泥のように眠ってください。

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少しエネルギーが溜まってくると、「暇だ」と感じるようになります。 ここが危険ゾーンです。焦って「転職活動」や「勉強」を始めると、必ずぶり返します。

この時期に必要なのは、「脳を現実(辛い記憶)から逃避させること」です。 私が実際にやって、回復に役立ったのはこの3つです。

1. ゲーム・漫画・アニメへの「現実逃避」

私はこの時期、人生で一番ゲームをしました。 RPGでレベル上げをしている間や、漫画の世界に没頭している間だけは、 「俺は無職だ」「将来どうしよう」という自己否定の声(ノイズ)をシャットダウンできたからです。

「いい歳してゲームなんて…」と思わないでください。 それは、脳を休ませるための「デジタル鎮痛剤」です。 ちなみに私は、オープンワールドのゲームでただ散歩することで、擬似的に外の世界を楽しんでいました。

2. 人のいない時間の「散歩」

昼間の公園はダメです。楽しそうな家族連れや、働いている営業マンを見ると死にたくなります。 おすすめは「早朝」か「深夜」です。

誰にも会わない時間に、コンビニまで歩く。 ただ空気を吸って、足を動かす。 これだけで、錆びついていた自律神経が少しずつ油を刺されたように動き出します。

3. ブログ(日記)を書く

最初は「今日辛かった」「あの上司ムカつく」という、呪いのノートみたいなものでした(笑)。 でも、文字にして吐き出すと、脳内のメモリが解放されてスッキリするんです。

これが、今の私の原点です。 「誰かに見せるため」ではなく、「自分のために」書く。 それが結果的に、今の仕事(ライター・ブロガー)に繋がりました。 「何もしない期間」に種を撒いたことが、後で芽を出すこともあるのです。

【警告】これだけは絶対にやるな!「やって後悔したこと」ワースト3

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逆に、これをやって回復が3ヶ月遅れた…という失敗談も共有します。 これだけは、絶対に避けてください。

ワースト1:会社のメールやSlackを見る

「迷惑かけてないかな?」と気になって、こっそり見てしまう。 これ、自傷行為です。 見た瞬間に動悸がして、その日一日は寝込むことになります。 休職中はアプリを削除し、完全に情報を遮断してください。会社はあなたが居なくても回ります。

ワースト2:SNSで同級生のキラキラを見る

FacebookやLinkedIn、Instagram。 「昇進しました!」「家族で旅行!」 弱っている時に見ると、猛毒です。 「他人の幸せ」は、今のあなたにとって「凶器」です。 SNSを見るなら、動物の動画か、同じように適応障害で悩んでいる人のアカウントだけにしましょう。

ワースト3:焦って「資格の勉強」を始める

「休んでいる期間を無駄にしたくない」と、難しい資格の本を買う。 でも、頭が働かなくて全然覚えられない。 そして「俺は頭までダメになったのか」と落ち込む。

これ、典型的な負のループです。 脳が骨折している時に、全力疾走の練習をするようなものです。 勉強なんて、治ってからいくらでもできます。今は頭を使わないでください。

まとめ:人生の「夏休み」だと思って、堂々とサボれ

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「休職」や「無職」という言葉は重いですが、言い換えれば「神様がくれた、大人になってからの夏休み」です。

小学生の夏休み、毎日何をしていましたか? 生産性なんて考えず、ただ遊んで、寝て、ダラダラしていましたよね。 それでよかったんです。

今、あなたがすべきことは、「いかに罪悪感を持たずに、堂々とダラダラするか」。 それが、最短で這い上がるための唯一のルートです。

今日も一日、何もしなかった? 素晴らしい。 「何もしない」という大仕事を、完璧に成し遂げたのですから。

さあ、スマホを置いて、二度寝しましょう。

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