こんにちは、竹久 夢藤（たけひさ むとう）です。
「よし、Xでフォロワーを増やすぞ！」 と意気込んで、手当たり次第に有名人をフォローしたり、目についた面白ポストをリツイートしたりしていませんか？
「ちょっと待った！！」
その指、今すぐ止めてください。 自分の「属性（キャラ）」が決まっていない状態で動き回るのは、地図を持たずに樹海に入るようなものです。
Xのアルゴリズムは、あなたのアカウントを常に監視しています。 「こいつはビジネス系なのか？ エンタメ系なのか？ それともただのスパムか？」
もしあなたが、政治ニュースをRTした直後に、猫の動画にいいねして、さらに「今日のランチ」を投稿したらどうなるか？ Xは「コイツは何属性か不明。拡散しなくてヨシ！」と判定します。 これであなたのアカウントは死にます。
今回は、Xという戦場で戦い始める前に必ずやるべき「自分の属性の見極め方（測量）」を解説します。 ここがズレていると、この先どんなテクニックを使っても無駄になりますよ。
なぜ「属性」を絞る必要があるのか？
SNSにおいて、「何でも屋」は「何にもできない屋」です。 読者は、「自分に関係がある情報」しか見たくありません。
- ラーメン好きな人は、ラーメンアカウントを見たい。
- 副業したい人は、副業アカウントを見たい。
そこに「今日は巨人が勝った！」とか「政治がダメだ！」というノイズはいらないのです。 だからこそ、「私は〇〇の専門家です」という旗（属性）を立てる必要があります。
自分の「属性」を見極める3つの軸
「自分には専門性なんてないよ…」 そう思うかもしれませんが、大丈夫です。以下の3つを掛け合わせれば、誰でも「独自のポジション」が見つかります。
1. 「過去（実績）」の棚卸し
あなたが今までに経験してきたこと、職業、時間を費やしてきたことは何ですか？ カッコいい実績じゃなくていいです。「事実」を書き出してください。
- 現場仕事歴10年
- 転職回数5回
- パチンコで借金経験あり
- 育児と仕事の両立に悩んだ
2. 「現在（悩み）」の言語化
今、あなたが抱えているコンプレックスや、挑戦していることは何ですか？ 「弱み」こそが、最強の共感を生む属性になります。
- 高卒で学歴コンプレックスがある
- アナログ人間でPCが苦手
- お小遣い月1万円で辛い
- ブラック企業から抜け出したい
3. 「未来（発信内容）」の宣言
これからどうなりたいか、何を発信していくかです。
- ブログで月5万稼ぎたい
- 資格を取って転職したい
- 生成AIを使いこなしたい
【夢藤の属性】 これらを掛け合わせると、私の属性はこうなります。 「高卒・元現場監督（過去）」×「アナログ人間（現在）」×「AIとブログで稼ぐ（未来）」
こう定義すると、フォローすべき相手が見えてきませんか？ 「大卒のエリートコンサルタント」ではなく、「現場仕事で悩んでいる人」や「PC音痴だけど稼ぎたい人」が、私の仲間（属性）になるわけです。
フォローすべき「同族」を探す方法
自分の属性がなんとなく見えたら、Xの検索窓（虫眼鏡）を使って、「すでにその属性で成功している人」を探します。
- 検索ワード例：「高卒 副業」「現場仕事 転職」「アラフォー ブログ」
検索して出てきたアカウントのプロフィールを見てください。 「あ、この人、自分と似てるな」「目指している方向に近いな」 そう思ったら、その人があなたの「ベンチマーク（基準点）」です。
- その人をフォローする。
- その人がフォローしている人を見る（同業者の可能性大）。
- その人のフォロワーを見る（あなたの未来のお客さん）。
この「同族エリア」の中だけで、フォローやリツイート活動を行うのです。 そうすれば、XのAIは「おっ、こいつはこの界隈の住人だな」と正しく認識し、その属性の人たちにあなたをおすすめ表示してくれるようになります。
まとめ：旗を立てない奴に、人は集まらない
「誰にでも好かれたい」と思って八方美人な振る舞いをすると、誰からも好かれません。
- 俺は「現場人間」の味方だ！
- 私は「子育てママ」の味方だ！
- 僕は「借金返済中」の味方だ！
まず、「自分はここの住人だ！」という旗を立ててください。 フォローやリツイートは、その旗の下に仲間を集めるための合図です。
旗が決まっていないのに走り出さないでください。 まずはじっくりと、自分の過去・現在・未来を「測量」し、ど真ん中に杭を打ち込みましょう。
そこが、あなたの稼ぐ場所（現場）になります。
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