ダ・ヴィンチ ロロマクラシックの経年変化|毎日使って宝石の艶が出るまで

ロロマクラシックを買うか迷っている人が一番知りたいことは何か。

たぶんスペックじゃない。
「実際に使い込んだらどう育つのか」だと思うんです。

私はこのロロマの革を毎日ポケットに入れて持ち歩いています。
角は擦れて艶が出て表面は深い色に変わってきた。

この記事では公式が説明する革の話を正確に押さえつつ、実際に使って手入れして育ててきたリアルな経年変化を書いていきます。

息子のグローブ用オイルを拝借したちょっと我流の手入れ話も込みで。

目次

ロロマクラシックの革は「磨いて艶を出す」革

まずこの革がどういうものかを正確に押さえます。
ここを知らずに使うと経年変化の楽しみ方を半分損します。

ロロマクラシックに使われているのはヌメ革。
公式によると姫路のタンナーが日本産のステアハイド、つまり成牛の革を使い植物性タンニンで通常の1.5倍の時間をかけて2回なめしている。

そこにオイルとワックスをたっぷり染み込ませた厚手で重厚な革です。

この「オイルとワックスをたっぷり」が経年変化の鍵になります。

公式の説明はこうです。
磨くことによって革の中のオイルが呼び出され宝石のような艶が出てくる。

つまりこの革は自然に色が抜けていくタイプというより擦って磨いて艶を引き出すタイプなんです。

ここが理解できると付き合い方が変わります。
放っておくより触って使い込むほどに応えてくれる革。
だから毎日握る人ほどいい顔に育っていきます。

↓ ロロマを含むシリーズ全体の違いはこちらで解説しています

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私のポケットは毎日の持ち歩きで育った

ここから私の実機の話です。

私が一番育てているのはポケットサイズのロロマです。
1万円台で買って文字通り毎日ポケットに入れて持ち歩いている。

最初はどこかよそよそしい顔をしていました。
革は硬く表面も乾いた印象で正直「これが本当に艶が出るのか?」と半信半疑だった。

でも毎日握っているうちに変化が始まりました。

まず角から。
ポケットで擦れる角の部分がじわっと艶を帯びてくる。

次によく触る表紙の中央。
手の脂と摩擦でそこだけ色が深くなっていく。

公式の言う「磨くと艶が出る」を私は意図せず毎日やっていたわけです。
ポケットの中の摩擦が勝手に革を磨いてくれていた。

今では新品の頃とは別物の顔をしています。
深い色と艶が出て自分だけの一冊になった。

ちなみにこのポケットの中には緊急用の名刺と少しの現金も入れています。
手帳でありいざというときの財布や名刺入れでもある。
肌身離さず持つからこんなに育ったんだと思います。

息子のグローブ用オイルを拝借した我流の手入れ

ここでちょっと変わった手入れの話をします。
最初に言っておくとこれは公式推奨のやり方ではありません。
あくまで私が自己責任でやっている我流です。

うちの息子は硬式野球をやっていてグローブ用のオイルがあるんです。
革を保湿してしなやかに保つためのオイル。

これをちょっと拝借してロロマの手入れに使っています。

ただしやりすぎないことだけは徹底しています。
布にほんの少しだけ取って十分に薄く伸ばす。
革の表面をなでるように軽く。

なぜ慎重にやるかというと革のオイルやクリームは塗りすぎが一番こわいからです。
匂いがついたり色ムラやシミになったりするリスクがある。
だから「足りないかな」くらいで止めておく。

保湿と薄い光沢を足す程度。
それ以上は欲張らない。
これが現場で道具を育ててきた人間なりの距離感です。

正直なところ専用品を使うのが一番安全なのは分かっています。
でも家にあるもので加減しながら付き合うのも道具を育てる楽しみのひとつだと思っています。

公式が言う正しいお手入れの基本

我流の話をしたのでここで公式の正しいお手入れもちゃんと押さえておきます。
真似するならまずはこっちが安全です。

公式が基本としているのはとてもシンプル。
日常のお手入れは柔らかい布で乾拭きする程度で十分。

システム手帳は手に持って使うものなので手の脂で適度な油分が自然に補われる。
だから過度な手入れはそもそも要らないんです。

水に濡れたときは乾いた柔らかい布で水気を拭き取って陰干し。
軽い汚れも乾いた布で乾拭き。

皮革用クリームを使うなら公式はかなり慎重なスタンスです。
目立たないところで試してから使う。
そして少量を布の上で薄く伸ばし表面をなでるように塗る。
塗りすぎはシミの原因になるとはっきり書かれています。

逆にやってはいけないことも明確です。

  • シンナーやベンジンなどの揮発性の液体に触れさせない
  • 水濡れを放置しない
  • ビニールなど化学物質と長時間くっつけない
  • 落としたり強い衝撃を与えない
  • リフィルを詰め込みすぎない

私のグローブ用オイルも結局はこの「薄くなでるようにやりすぎない」という公式の精神を自己流でなぞっているだけなんです。

革のケア用品をきちんとそろえたい人は専用のものを選ぶのが間違いありません。

↓A5サイズを母艦にした実使用レビューはこちらです

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ロロマクラシックのサイズと価格の目安

経年変化に惚れて「自分も育てたい」と思った人のために現行の目安をまとめます。

公式ラインナップの主なモデルはおおよそこのあたりです。

  • A5サイズ(30mm) → 税込39,600円前後
  • A5サイズ(20mm) → 税込35,200円前後
  • 聖書サイズ(24mm) → 税込27,500円前後
  • 聖書サイズ(15mm) → 税込24,200円前後
  • ポケットサイズ → 税込19,800円前後
  • mini5サイズ → 税込16,500円前後

安い買い物ではありません。
でも中のリフィルを入れ替えながら何年も育てられることを考えると1年あたりのコストは意外と現実的です。

初めての一冊として育てるなら持ち歩きやすい聖書サイズかポケットサイズが入りやすい。
毎日触って摩擦をかけられるサイズのほうが艶も早く出てきます。

どんな人にロロマクラシックは向いているか

最後に向き不向きを正直に整理します。

向いているのはまず育てるのが好きな人。
完成品をそのまま使うより自分の手で艶を出していく過程を楽しめる人です。

そして毎日触れる人。
この革は摩擦で育つので引き出しにしまい込むより毎日握る人ほど報われます。

長く一冊と付き合いたい人にも間違いなく向いています。

逆に向いていないのは手入れや変化に興味がなくただ実用的に使いたい人。
その場合はもっと手頃なスタンダードのほうが気楽です。

ロロマは「育てる気がある人」にこそ応えてくれる革なんです。

↓ サイズそのものの選び方で迷っている人はこちら

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まとめ|ロロマの革は手をかけた時間が艶になる

ロロマクラシックの経年変化をひとことでまとめます。

この革の艶は買って手に入るものではありません。
握った時間や擦れた回数や手をかけた手間。
その積み重ねがそのまま艶になって表に出てくる。

息子のグローブと同じです。
使い込んで油を入れて育てたグローブほど手に馴染む。

革の手帳もまったく同じでした。
かけた時間だけ深く光る。

あなたが毎日握った時間はちゃんとその革の艶になって返ってきます。

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