システム手帳のポケットサイズはレビューを読むと「軽くて便利」と書かれています。
それは本当です。
でもそれだけじゃない。
小さいからこその弱点も毎日使うとはっきり見えてきます。
特にペンまわりで私は地味に困っている。
私はダ・ヴィンチのポケットサイズを文字通り毎日ポケットに入れて持ち歩いています。
最初はスタンダードで今は誕生日のご褒美に格上げしたグランデ。
だからこの記事は褒めるだけのレビューにはしません。
毎日連れ歩いた人間が感じた便利なところも不便なところも全部正直に書いていきます。
ポケットサイズ(ミニ6)とはどんなサイズか
まず基本のおさらいから始めます。
ポケットサイズはミニ6とも呼ばれるシステム手帳の小型規格です。
リフィルの紙の大きさはW76×H126mm。
手のひらにすっぽり収まる小ささです。
文庫本より小さく胸ポケットやズボンのポケットにも入る。
持ち歩きに全振りしたサイズと言っていい。
ダ・ヴィンチのポケットサイズで選べるリング径は8mmから15mmまで。
もともと小型なので大きなリングは設定されていません。
つまりたくさん詰め込む母艦ではなく軽快に持ち歩く相棒。
そういう前提のサイズです。
↓ 他のサイズとの比較はこちらで詳しく解説しています

私がポケットサイズを毎日持ち歩く理由
ここから実体験です。
私は今、A5を母艦にしつつポケットサイズを毎日連れ歩く2台持ちをしています。
なぜポケットを手放さないのか。
理由はその圧倒的な機動力です。
思いついたことをその場ですぐ書ける。
スマホを開いてアプリを立ち上げてという手間がいらない。
ポケットからサッと出して書いてしまう。
この速さが小さいサイズの最大の武器です。
私はAIに多くの仕事を任せています。
でもふと浮かんだアイデアやその日のちょっとしたメモはまず紙に走り書きする。
そのぐちゃぐちゃの種を受け止めてくれるのがこのポケットサイズなんです。
あとでそれをAIに渡したり母艦のA5に転記したりする。
小さな入口としてポケットは毎日いい仕事をしてくれています。
ポケットサイズの「ここが良い」
正直レビューの前にまず良いところをちゃんと挙げます。
小さいことにはちゃんとした価値があります。
①とにかく軽くて持ち歩きを忘れる
一番の魅力は軽さです。
リング径も小さいので満載にしてもたいして重くならない。
ポケットに入れていることを忘れるくらいの軽さです。
手帳は持ち歩いてこそ意味がある。
重くて家に置いてしまったらただの置物になる。
その点ポケットサイズは持ち歩かない理由がないんです。
②サッと出して立ったまま書ける
機動力の高さも毎日効いてきます。
立ったまま片手で出して書ける。
電車の中でもレジ待ちでも思いついた瞬間にメモできる。
この「すぐ書ける」がアイデアやタスクを逃さない。
頭から消える前に紙に落とせるんです。
③革が育ちやすい
これは本革ならではの恩恵です。
毎日ポケットで擦れるので革に摩擦がかかり続ける。
結果として艶が出て色が深まるのが早い。
私のポケットも毎日の持ち歩きでいい感じに色落ちして育ちました。
小さいからこそ肌身離さず持ててそれが経年変化を加速させてくれます。
↓ 革の経年変化についてはこちらで詳しく書いています

正直レビュー|ポケットサイズの「ここが不便」
ここからが本題です。
毎日使ったからこそ言える不便なところを正直に書きます。
買う前に知っておけば心の準備ができる部分です。
①一番困っているのはペンが差せないこと
これが私の最大の不満です。
私は3色や4色のペンを使っています。
ノックを切り替えて色を変えられるあの太めの多機能ペンです。
ところがポケットサイズのペン差しにはこれが入らない。
軸が太すぎてペンホルダーに通らないんです。
仕方がないので私はペンを別の場所に入れて持ち歩いています。
手帳とペンが別々になるのでいざ書こうとすると地味に面倒。
「手帳を出したけどペンは別のポケット」という小さなストレスが毎日積み重なる。
ポケットサイズを使うならここは覚悟しておいたほうがいい。
太い多機能ペンを使いたい人は手帳に挿せない前提で運用を考える必要があります。
細い単色ペンに割り切るかペンは別持ちにするか。
このどちらかを最初に決めておくと後悔が少ないです。
②筆記スペースがやっぱり狭い
これは小ささの宿命です。
ポケットサイズは1ページが小さい。
長文を書いたりびっしり予定を埋めたりするには明らかにスペースが足りません。
月間カレンダーのマスも小さくたくさんの予定を書き込むのには向かない。
だからこのサイズはメインの母艦にはなりにくい。
あくまで走り書きの入口としてサブ機に割り切るのが正解です。
私もA5という母艦があるからこそポケットを気持ちよく使えています。
③たくさんは挟めない
リング径が小さいぶん収納枚数も限られます。
あれもこれもと詰め込むとすぐにいっぱいになる。
情報を一冊に集約したい人には容量が物足りないはずです。
ポケットは「厳選した最低限」を入れるサイズ。
全部を持ち歩こうとするとサイズ選びを間違えたことになります。
私がポケットに入れているもの
参考までに私がポケットサイズに実際に入れているものを紹介します。
メインはもちろんメモとちょっとした予定です。
走り書きのアイデアやその日のタスクを書く。
それに加えて緊急用の名刺を数枚。
そして少しの現金も忍ばせています。
つまり私のポケットは手帳でありながらいざというときの名刺入れと財布も兼ねている。
小さくて身軽だからこそこういう生活密着の使い方ができるんです。
財布を出すまでもない場面で手帳からサッと出せる。
この「全部ここにある」安心感が毎日連れ歩く理由のひとつになっています。
ただしペンだけは別。
さっき書いた通り太い多機能ペンが挿せないのでここだけは外に出ています。
全部を一冊に収めたかったのにペンだけ仲間外れ。
これが私のポケット運用の唯一にして最大の心残りです。
↓手帳が続かなくて不安な人はこちらも参考にしてみてください

ポケットサイズが向いている人・向いていない人
ここまでをふまえて向き不向きを整理します。
向いているのはまずサブ機として使う人。
別に母艦を持っていてその出張所として軽快に使いたい人です。
そして走り書きやメモが中心の人。
長文ではなく短いアイデアやタスクをその場で書き留めたい人に合います。
毎日持ち歩いて革を育てたい人にも最高です。
逆に向いていないのは一冊に全部を集約したい人。
書く量が多い人や太い多機能ペンを手帳に挿したい人は聖書サイズ以上を選んだほうが幸せになれます。
ポケットは役割を絞ってこそ輝くサイズなんです。
最初の一冊として試すなら手頃なスタンダードのポケットから入るのもおすすめです。
↓ 続くか不安な人はこちらの記事も参考にしてみてください

まとめ|ポケットサイズは財布みたいな相棒
ダ・ヴィンチのポケットサイズをひとことでまとめます。
これは手帳というより財布に近い相棒です。
毎日ポケットに入れて肌身離さず持ち歩く。
全部は入らないけれど本当に必要なものだけを厳選して連れていく。
財布に何でもかんでも詰め込まないのと同じでポケット手帳も「絞る」ことで真価を発揮します。
ペンが挿せないのは確かに不便です。
でもその小さな不満を補ってあまりある身軽さがある。
あなたが毎日連れ歩く相棒として本当に必要なものだけを選び抜く。
そのときこのポケットサイズは手放せない一冊になります。
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