ダ・ヴィンチを買おうとすると必ず突き当たる分かれ道があります。
スタンダードかグランデか。
価格はけっこう違う。
でもパッと見どちらも本革のシステム手帳で何がどう違うのか分かりにくい。
私はこの2つを同じポケットサイズで両方使いました。
最初はスタンダード。
そして自分の誕生日にご褒美としてグランデへ乗り換えた。
だからこの記事はスペックの比較表ではありません。
同じサイズで実際に乗り換えた人間が何が変わって何は変わらなかったかを正直に書いていきます。
スタンダードとグランデは、どこで分かれているのか
まず2つの違いの根っこを押さえます。
ダ・ヴィンチのシリーズは大きく2つの層に分かれています。
ひとつがスタンダード。
スーパーロイスという牛革を使った実用重視の定番ラインです。
価格は数千円から2万円前後が中心。
発売以来のロングセラーでまず仕組みに慣れたい人の入口になります。
もうひとつがグランデ。
最高級の本革を贅沢に使ったプレミアムラインです。
ロロマクラシックやオールアースなど革を主役にしたシリーズがここに入ります。
価格は上がりますが使い込むほど育つ革の風合いが魅力になります。
ざっくり言えばこうです。
スタンダードは実用の道具として割り切る革。
グランデは育てて味わう革。
この軸の違いが価格にも使い心地にも表れてきます。
↓ シリーズ全体の違いはこちらで詳しく解説しています

私が最初にスタンダードを選んだ理由
ここから私の実体験です。
私が最初に手にしたポケットサイズはスタンダードでした。
理由はシンプルでいきなり高い革に手を出す勇気がなかったからです。
システム手帳そのものが初めて。
続くかどうかも分からない。
そんな状態で数万円の本革はさすがにハードルが高かった。
その点スタンダードは手頃な価格で本革の質感を味わえる。
「まずは試してみる」にはちょうどいい選択でした。
そして実際スタンダードは普通に良かったんです。
本革なので質感もちゃんとしている。
毎日使う道具として何の不満もなかった。
ここは正直に言いたい。
スタンダードは「安物」ではありません。
実用の相棒として十分すぎる完成度がありました。
誕生日に、自分へのご褒美でグランデへ
転機は自分の誕生日でした。
どん底から這い上がって少しずつ生活を立て直してきた。
その節目に自分へご褒美をあげたくなったんです。
選んだのがポケットサイズのグランデへの格上げでした。
同じサイズで同じ毎日持ち歩く相棒。
でも革のグレードを一段上げる。
それが自分への小さなご褒美になりました。
この「同じサイズで革だけ上げる」という乗り換え方は実はおすすめです。
サイズや使い勝手はもう自分に合うと分かっている。
あとは革の満足度だけを上げればいい。
失敗のしようがない格上げなんです。
乗り換えてわかった、変わったこと・変わらなかったこと
ここがこの記事の核心です。
同じポケットサイズでスタンダードからグランデに乗り換えて何が変わったのか。
変わったこと①|革の表情と、育つ楽しみ
一番変わったのは革の表情でした。
グランデのヌメ革は使い込むほどに艶が出て色が深まっていく。
スタンダードも本革ですがここまで「育てる」感覚は強くなかった。
毎日握るたびに革が応えてくれる。
この経年変化の楽しみがグランデで一気に増しました。
変わったこと②|持つときの満足感
正直に言うと所有する満足感もはっきり上がりました。
ポケットから取り出すたびにいい革だなと感じる。
この小さな満足が毎日地味に効いてくる。
自分へのご褒美として選んだだけあって握るたびに少し気分が上がるんです。
変わらなかったこと|手帳としての機能
逆に変わらなかったこともあります。
それは手帳としての基本機能です。
書ける量もリフィルの使い勝手もサイズ感もスタンダードと同じ。
中身のリフィルは共通で使えるので手帳としての働きは変わりません。
ここは正直に書きます。
「機能だけ」を求めるならスタンダードで全く問題なかった。
グランデで上がったのは革の満足度であって実用性能ではないんです。
↓ダ・ヴィンチ ロロマクラシックの経年変化|毎日使って宝石の艶が出るまで

結局、どっちを選べばいいのか
ここまでをふまえて選び方を整理します。
スタンダードが向いているのはこんな人です。
まずコストを抑えて始めたい人。
そして手帳を実用の道具として割り切りたい人。
革を育てることにそこまで興味がない人にも合います。
機能で選ぶならスタンダードは賢い選択です。
グランデが向いているのは逆のタイプ。
革の経年変化を楽しみたい人。
持つたびの満足感を大事にしたい人。
そして自分へのご褒美や長く使う一冊として少し奮発したい人です。
私のおすすめの順番はこうです。
まずスタンダードで仕組みと自分の使い方に慣れる。
それで「このサイズは自分に合う」と確信できたらグランデに格上げする。
サイズ選びの失敗リスクを潰してから革を上げるのでいちばん後悔が少ない。
私自身がまさにこの順番で正解にたどり着きました。
↓ サイズそのもので迷っている人はまずこちらを読んでみてください

まとめ|スタンダードは相棒、グランデは育てる相棒
スタンダードとグランデの違いをひとことでまとめます。
スタンダードはすぐに頼れる実用の相棒。
グランデは手をかけて育てる相棒。
どちらも本物の革でどちらも長く付き合える。
違うのは革との関わり方の深さです。
服でいえばしっかり働く普段着と育てて味が出るデニムの違いに近い。
普段着が劣っているわけではありません。
ただ育てる楽しみがほしいかどうか。
そこだけの差です。
まずは相棒を一冊。
そしてもっと深く付き合いたくなったら育てる相棒へ。
あなたの手帳との距離が縮まったときその格上げはきっと最高のご褒美になります。

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