ダ・ヴィンチのシステム手帳とは|シリーズの違いを実機3冊で解説

システム手帳を調べると必ず名前が出てくるブランドがあります。
レイメイ藤井の「ダ・ヴィンチ」です。

でもいざ買おうとすると壁にぶつかる。
スタンダード・グランデ・ロロマクラシック・オールアース。
似たような名前が並んでいて何がどう違うのか分からないんです。

私はこのダ・ヴィンチを価格帯の違う3冊で使ってきました。
聖書サイズ・A5・ポケット。
それぞれ別の革で別の使い方をしている。
だからこの記事は公式カタログの要約ではありません。
実際に3冊を握ってきた人間がシリーズの違いと選び方を生身の言葉で解説していきます。

目次

そもそもダ・ヴィンチとは何か

ダ・ヴィンチはレイメイ藤井が展開するシステム手帳のブランドです。
システム手帳の世界では王道中の王道と言っていい存在になります。

特徴は本革を使った質感とサイズ・リング径の選択肢の豊富さ。
エントリー向けの手頃なものから一生モノと呼べる高級ラインまで幅広くそろっています。
だから「初めての一冊」にも「長く育てる相棒」にも応えられる。
この懐の深さがダ・ヴィンチが長年支持される理由です。

そしてこのブランドは大きく2つの階層に分かれています。
実用重視のスタンダードと革を味わうグランデ。
まずはこの2つの違いから押さえていきましょう。

大きく2階層。スタンダードとグランデ

ダ・ヴィンチのシリーズはざっくり2つの層で考えると整理できます。

ひとつがスタンダード。
スーパーロイスという牛革を使った実用重視の定番ラインです。
価格は数千円から2万円前後が中心で手に取りやすい。
発売以来のロングセラーでまず仕組みに慣れたい人の入口になります。

もうひとつがグランデ。
最高級の本革を贅沢に使ったプレミアムラインです。
ロロマクラシックやオールアースなど革を主役にしたシリーズがここに含まれます。
価格は上がりますが使い込むほどに育つ革の風合いが最大の魅力になります。

まず実用から入るならスタンダード。
最初から革を味わいたいならグランデ。
この軸で考えると自分がどちらを見るべきか絞れてきます。

↓ サイズごとの選び方はこちらで詳しく解説しています

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グランデ ロロマクラシック|磨いて育てる王道

グランデの代表格がロロマクラシックです。
ダ・ヴィンチと言えばこれを思い浮かべる人も多い看板シリーズになります。

使われているのはヌメ革。
姫路のタンナーが日本産の革をフルタンニンで二度なめし・オイルとワックスをたっぷり染み込ませた重厚な革です。
価格はサイズによって幅があり聖書サイズでおよそ2万円台・A5なら3万円台・ポケットで1万円台後半が目安になります。

最大の魅力は経年変化です。
使い込み磨くほどに宝石のような艶が出てくる。
最初は素朴だった革が自分の手で育てるほど深い色合いに変わっていきます。
1冊を長く育てて相棒にしていきたい人に刺さるシリーズです。

グランデ オールアース|ナチュラルな経年変化

同じグランデでももう少しナチュラルな表情を求めるならオールアースです。

こちらは100%植物タンニンなめしのヌメ革。
水染めによる透明感のある濃淡が特徴でキメの細かい上品な仕上がりになります。
価格は聖書サイズで2万円前後・A5で3万円前後あたりが目安です。

ロロマクラシックが「磨いて艶を出す」王道ならオールアースは「自然に深まる」風合い。
内側までアースレザーを使いお手入れクロスも付いてきます。
派手すぎずしっとりと使い込みたい人に合うシリーズです。

その他のシリーズ|オリーブレザーとドルチェメンテES

グランデには個性的なシリーズもあります。

ひとつがオリーブレザー。
スペイン産オリーブ葉のエキスを使ったベジタブルタンニンなめしの革で環境に配慮した作りです。
価格帯は1万円台から2万円前後とグランデの中では手が届きやすい。
自然な香りとナチュラルな見た目が好きな人向けです。

もうひとつがドルチェメンテES。
柔らかな本革を使いリングを革で覆ったシンプルでカジュアルなデザインが特徴です。
かっちりしすぎない普段づかいの一冊を探している人に向いています。

このあたりは定番に飽き足りない人が次に検討する選択肢として覚えておけば十分です。

私が3冊を渡り歩いてわかったこと

ここから私の実体験です。
私はダ・ヴィンチを価格帯の違う3冊で使ってきました。

最初に買ったのが聖書サイズ・18000円ほどの革の一冊。
次にA5・20000円くらいの革。
そして今毎日ポケットに入れているポケットサイズ・1万円ほどのもの。
この3冊を実際に握ってわかったことを正直に書きます。

A5はパンチと組ませると化ける

A5で気づいたのが穴あけパンチとの相性です。
専用のパンチを買うとA4の資料を半分に折ってそのまま手帳に綴じられる。
これがA5の隠れた強みでした。
仕事の資料や印刷物を手帳の中に一元化できる。
情報の母艦としてのA5の価値はパンチを足したときに一気に跳ね上がります。

ポケットは毎日連れ歩いて、革が育つ

ポケットサイズは文字通り毎日ポケットに入れて持ち歩いています。
ガッツリ使い込んで革がいい感じに色落ちしてきた。
この育っていく感覚が本革を持つ醍醐味です。

中には緊急用の名刺や少しの現金も入れています。
手帳でありながら財布や名刺入れの役割も少し兼ねている。
小さいからこそ生活に密着した相棒になってくれるサイズです。

今はA5とポケットの2台持ち

3冊を経て今の私はA5とポケットの2台持ちに落ち着きました。
腰を据えて資料もまとめる母艦がA5。
毎日連れ歩く軽快な相棒がポケット。
役割をはっきり分けるとそれぞれが活きてきます。

↓サイズごとの選び方はこちらで詳しく解説しています

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どのシリーズを選ぶべきか|タイプ別の答え

ここまでをふまえてタイプ別に整理します。

まず仕組みに慣れたい・コストを抑えたい人。
この場合はスタンダードから入るのが堅実です。
本革の質感は味わいつつ価格は抑えられます。

最初から革を育てて長く使いたい人。
ここはグランデのロロマクラシックが王道です。
磨いて艶を出す楽しみはこのシリーズならではのものです。

ナチュラルで落ち着いた風合いが好きな人。
こういう人にはオールアースやオリーブレザーが合います。

そして私のように用途ごとに複数持ちたい人。
その場合は価格帯を分けるのがおすすめです。
毎日ガシガシ使うポケットは手頃なものにして据え置きの母艦に少し良い革を選ぶ。
全部を高級ラインでそろえる必要はありません。

まとめ|ダ・ヴィンチのシリーズは、革との付き合い方の違い

ダ・ヴィンチのシリーズ選びをひとことでまとめます。

これは性能の優劣ではなく革との付き合い方の違いです。

実用の道具として割り切るならスタンダード。
手をかけて育て・相棒にしていくならグランデ。
どちらが上ということはありません。

革靴と同じです。
気軽に履きつぶす一足と磨きながら何年も育てる一足。
どちらも正解で自分がその革とどう過ごしたいかで選ぶもの。
あなたの手の中で育っていく一冊がダ・ヴィンチの中にきっと見つかります。

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