前回はシステム手帳のペンホルダーには細軸が正解だという話をしました。
では実際どんな細軸ペンを選べばいいのか。
今回はそこを掘り下げます。
手帳に差しっぱなしにする一本は意外と重要です。
毎日開くたびに触れる相棒だからこそ、ここが合っていないと書くこと自体がちょっと億劫になる。
私も太い多機能ペンが手帳に入らなかった経験から、差す用は細軸に割り切りました。
その視点で手帳に差す細軸ペンの選び方を実用本位で解説していきます。
↓ そもそもなぜ細軸なのかは、こちらで詳しく解説しています

なぜ手帳には細軸ペンなのか
まずはおさらいから。
手帳に差すペンが細軸であるべき理由は大きく3つあります。
①ペンホルダーに無理なく収まる
ダ・ヴィンチのペンホルダーは約14mm径まで対応です。
でも多機能ペンのような太いペンは数字上は入っても実際はきつい。
細軸なら軸径8〜10mm前後のものが多く、余裕を持って収まります。
出し入れもスムーズで固定も安定する。
差すこと自体にストレスがないのが細軸の一番の利点です。
②手帳を閉じたときに膨らまない
太いペンを差すと、その部分だけ手帳が膨らみます。
閉じたときにゴロッとして鞄の中でかさばる。
細軸なら差してもフラットに近い。
手帳全体のスマートさを保てます。
③長く書いても疲れにくい
細軸のペンは軽くて取り回しがいい。
手帳にちょこちょこ書き込む使い方なら、細軸のほうが手が疲れにくい。
これらの理由から手帳に差しっぱなしにする一本は細軸が理にかなっているんです。
差す用の細軸ペンを選ぶ4つの基準
では細軸の中から何を基準に選ぶか。
差しっぱなし用として私が重視する基準を挙げます。
①軸径は10mm前後まで
まず太さです。
軸径10mm前後までを目安にすると、ペンホルダーにまず問題なく収まります。
スリムタイプと呼ばれるペンならたいていこの範囲に入る。
迷ったら、細ければ細いほど差す用としては安全です。
②クリップの形状
意外と大事なのがクリップです。
しっかりしたクリップがあると、ペンホルダーが無くても表紙やリングに挟める。
そしてクリップが軸の上部にあるものはホルダーに差したときに干渉しにくい。
差す用のペンはクリップの位置と形も見ておくといいです。
③インクの種類と書き味
細軸でも書き味は妥協したくない。
油性ボールペンはインクの量が少なめで裏抜けしにくい。
薄いリフィルを使う手帳とは相性がいい選択です。
なめらかに書けるタイプを選べば、手帳に書くのが楽しくなります。
④長さと重心
手帳に差す一本はあまり長すぎないほうがいい。
手帳からはみ出しすぎると鞄の中で引っかかります。
短めで重心が手元にあるバランスのいいものが手帳向きです。
単色ペンという選択肢
細軸を選ぶうえで、単色か多機能かという分かれ道があります。
差す用に割り切るなら単色が素直です。
多機能ペンは色を切り替えられて便利ですが、その分どうしても太くなる。
差す用に太いペンを選ぶとまた「入らない問題」に逆戻りです。
だから手帳に差す一本は単色の細軸にして、色を使い分けたいときは別のペンを持つ。
この割り切りがいちばんストレスがありません。
油性の単色ボールペンなら細軸で裏抜けもしにくく、手帳との相性は抜群です。
まずはこの王道から選ぶのが失敗が少ないです。
手帳に「1本だけ」差すという考え方
ここで私の運用の考え方を共有します。
私は手帳に差すのは1本だけと決めています。
色をたくさん使いたい気持ちは分かります。
でも手帳のペンホルダーは基本1本ぶん。
そこに無理やり太い多機能を押し込むより、細軸を1本気持ちよく差しておくほうがいい。
差しっぱなしの1本はいつでもすぐ書ける安心感のためのもの。
凝った筆記は別に持ったペンでやればいい。
「手帳に差す用」と「じっくり書く用」を分ける。
この発想に切り替えると、ペン選びがぐっと楽になります。
↓ ポケットサイズでのペンの扱いは、こちらでも書いています
サイズ-レビュー|毎日持ち歩いてわかった本音-200x300.jpg)
色を使い分けたい人はどうするか
とはいえ手帳を色分けして使いたい人もいますよね。
月間は黒、締め切りは赤みたいに。
その場合の選択肢は2つです。
ひとつは細軸の多機能ペンを探すこと。
数は少ないですが、スリムタイプの多機能ペンもあります。
ただし細くなるぶん構造に無理が出やすいので、実物確認がおすすめです。
もうひとつは差す用は単色にして、色を使うときだけ別の多機能ペンを取り出すこと。
私はこちらを選んでいます。
手帳に差す常備の一本はあくまでシンプルに。
色分けは腰を据えて書くときに別のペンで。
役割を分けると、どちらも無理なく使えます。
まとめ|差す一本は、玄関に置くサンダルだ
システム手帳に差す細軸ペン選びをひとことでまとめます。
差しっぱなしの一本は玄関のサンダルみたいなものです。
ちょっとゴミ出しに、ちょっと郵便を取りに。
そういうときにわざわざ靴紐を結ぶ革靴は履きません。
サッとつっかけられるサンダルがあるから、フットワークが軽くなる。
手帳のペンも同じです。
いつでもサッと書ける細軸が一本差さっているだけで、手帳を開くハードルが下がる。
凝った一本は別に持てばいい。
でも玄関には気軽なサンダルを一足。
その細軸ペンがあなたの手帳を「すぐ書ける道具」にしてくれます。

コメント