システム手帳を初めて買った日のことを私はいまでも覚えています。
レイメイ藤井のダ・ヴィンチ。
革の匂いに少しだけ高揚しながら聖書サイズを選んでレジに向かいました。
でも数日後には私はそのサイズ選びを後悔しはじめていた。
書くたびに指がリングに当たる。
ページが真っ平らに開かない。
サイズは合っていたはずなのに何かがずっと噛み合わないんです。
実はこのとき私が見落としていたのはサイズ選びで一番大事な部分でした。
それはこの記事の真ん中で詳しく話します。
システム手帳のサイズ選びは最初の一冊で9割が決まります。
ここを外すとせっかく買った手帳が机の上の置物になる。
だからこそ買う前にこの記事を読んでほしいんです。
実際に遠回りした人間としてサイズごとの本当の使い勝手と失敗しない選び方を全部この場で出していきます。
システム手帳のサイズは大きく3つだけ覚えればいい
システム手帳はサイズの種類が多くて最初は何が何だか分かりません。
でも実際に主役になるのはたった3つです。
ひとつがA5サイズ。
リフィルの紙はW148×H210mmでいわゆるノートの定番に近い大きさ。
広々と書ける・情報量で殴れるサイズです。
ふたつめが聖書サイズ。
バイブルサイズとも呼ばれます。
紙はW95×H170mm。
ビジネス手帳の世界標準で一番人気のサイズになります。
みっつめがポケットサイズ。
ミニ6とも言います。
紙はW76×H126mmで手のひらに収まる小ささ。
持ち歩きに全振りしたサイズです。
この下にはmini5や・本体を薄くしたジャストリフィルという小型タイプもあります。
ただ最初の一冊で選ぶならまずはA5・聖書・ポケットの3つから考えれば十分。
この3つの性格を押さえれば自分がどこに当てはまるかが見えてきます。
同じサイズでも別物になる。鍵は「リング径」だった
ここが私が最初に見落としていた部分です。
サイズ選びというとつい紙の大きさだけで考えてしまう。
でも本当に使い勝手を左右していたのはリングの直径のほうだったんです。
リング径とは手帳を綴じている金属リングの大きさのこと。
これが小さいか大きいかで同じ聖書サイズでも厚みも重さもまるで変わります。
ダ・ヴィンチのリング径は一番小さい8mmから一番大きい30mmまで幅があります。
リング径ごとの厚みと収納枚数の目安
収納できる枚数と厚みはざっくりこんなイメージです。
- 8mm → 約60枚・厚さ5mmほど。最薄で最軽量。持ち運び最優先のサイズ。
- 15mm前後 → 約70〜105枚・厚さ6〜9mm。日常の持ち歩きにちょうどいいバランスゾーン。
- 24mm前後 → 約155〜205枚・厚さ13〜17mm。資料もカードもたっぷり入る大容量。
- 30mm → 約265枚・厚さ22mm。最大容量だがそれなりに重く厚くなる。
ここで気づいてほしいことがあります。
同じサイズでもリングが大きくなるほど厚みと重量は一気に増える。
私が最初に感じた「指が当たる」「平らに開かない」という違和感はサイズではなくリング径のせいだったんです。
だからサイズを選ぶときは紙の大きさとリング径をセットで考えてください。
↓リング径だけをさらに深掘りした記事はこちら

A5サイズ|机の上では最強、でも鞄では重い
A5サイズの魅力はなんといっても筆記スペースの広さです。
仕事の工程表やアイデアを広げて書くならこれ以上のサイズはありません。
A4の資料を二つ折りにしてそのまま挟むこともできる。
情報を一望できる母艦としては文句なしの実力です。
ただし弱点もはっきりしています。
それは重さと大きさ。
本革のシリーズにリフィルを満載すると片手で長時間持つのはきつい。
鞄に入れてもそれなりに存在感があります。
だからA5は「持ち歩く前提」では選ばないほうがいい。
基本は机に置いて腰を据えて使う人に向いています。
革の経年変化までじっくり楽しみたいならグランデのロロマクラシックあたりが王道です。
聖書(バイブル)サイズ|最初の一冊はここで間違いない
迷っているなら最初の一冊は聖書サイズを推します。
理由はシンプルで書ける広さと持ち運びやすさのバランスが一番いいから。
リフィルの種類が圧倒的に多くてどこでも手に入る。
鞄に入れても邪魔にならない絶妙なサイズ感。
立ったまま片手で開いて書けるぎりぎりの大きさでもあります。
私が現場で施工管理をしていた頃も頭の中の段取りを書き出すのにこのサイズがちょうどよかった。
スケジュール管理とメモを1冊で完結できるのが聖書サイズの強さです。
ただし最初に選ぶならリング径は控えめにしてください。
ここを大きくすると私のように指が当たって後悔する。
まずは薄型寄りのリングから入るのが失敗しないコツです。
価格を抑えて入門するならスタンダードの聖書サイズが手堅い選択になります。
ポケット・ミニ6|持ち歩きに全振りしたサブ機
ポケットサイズはとにかく軽くて小さい。
スマホ感覚でサッと取り出して思いついたことをその場で書ける機動力が魅力です。
胸ポケットにも入るので外回りやちょっとしたメモには最強。
ただ筆記スペースは狭く長文やびっしりした予定管理には向きません。
リングも小さいのでたくさんは挟めない。
だからポケットサイズはメインというよりサブ機として光ります。
母艦を別に持っていてその出張所として使うイメージ。
このあと話しますが私自身もこの「2冊使い」に落ち着きました。
私が聖書サイズで一度つまずいた話
冒頭の続きです。
私が最初に聖書サイズで感じた違和感の正体はリング径の選び方にありました。
容量が多いほうがいいだろうと私は大きめのリングを選んでいた。
でも実際に毎日書いてみるとリングが手に当たって書きづらい。
ページも平らに開かず地味なストレスが積み重なっていったんです。
そこで一度サイズそのものを疑いました。
でも結論はサイズではなくリング径を間違えていただけ。
薄いリングに替えてからは同じ聖書サイズでも別物のように書きやすくなりました。
今の私は薄型の一冊を母艦にしつつ持ち歩き用にポケットサイズを足しています。
机でじっくり考えるときと外で素早くメモするときを分ける。
この使い分けにたどり着くまで私はずいぶん遠回りをしました。
だからこそこれから選ぶ人には同じ回り道をしてほしくないんです。
結局どのサイズを選べばいいか|タイプ別の答え
ここまでをふまえてタイプ別に答えを出します。
机を中心に使い資料や工程もまとめたい母艦タイプならA5。
常に持ち歩いて仕事の相棒として使い倒したいなら聖書サイズ。
すでにメインがあって純粋なメモ帳として忍ばせたいならポケット。
そして全タイプに共通する鉄則がひとつ。
リング径は最初は小さめから入ること。
容量はあとからサイズを変えずにリングだけ大きい本体に買い替える手もありますが最初から大容量を選ぶと重さで持ち歩かなくなるリスクが高い。
迷ったら「聖書サイズ・薄めのリング」がいちばん後悔の少ない入口です。
持ち歩き用のサブを最初から一緒に組むならポケットサイズを足しておくと使い分けが一気にラクになります。
まとめ|手帳のサイズは「持ち歩く場所」から逆算しろ
システム手帳のサイズ選びで大事なのはスペックの大小ではありません。
自分が毎日どこでどう握るのか。
そこから逆算することが全てです。
机で広げるならA5。
持ち歩くなら聖書。
忍ばせるならポケット。
そしてどのサイズでもリング径を小さめから始めれば大きく外しません。
サイズの合わない靴で長い距離は歩けない。
手帳もまったく同じで毎日ストレスなく握れるかどうかが続くか置物になるかの分かれ道です。
あなたの一冊が机の上の置物ではなく毎日手が伸びる相棒になりますように。

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