システム手帳を選ぶとき多くの人がサイズばかり見ます。
A5にするか・聖書サイズにするか。
私も最初はそうでした。
でも実際に使ってみて書きやすさを本当に左右していたのは別の数字だった。
リング径です。
手帳を綴じているあの金属リングの直径のこと。
ここを軽く見ると私みたいに後悔します。
同じ聖書サイズを買ってもリング径ひとつで「軽くて最高の相棒」にも「分厚くて持ち歩かない置物」にもなる。
この記事ではダ・ヴィンチのリング径8mmから30mmまでがそれぞれ何をもたらすのかを実際の数字と体験から全部ほどいていきます。
リング径とは何か。なぜサイズより大事なのか
リング径とは手帳の中央にある綴じリングの内側の直径です。
単位はmmで表記されます。
この数字が小さいほど挟めるリフィルは少なく本体は薄くなる。
逆に大きいほどたくさん挟めるけれど厚く重くなります。
たったこれだけの話なのに使い心地への影響は想像以上に大きいんです。
なぜなら手帳は毎日握る道具だから。
1mmの厚みの差・数十グラムの重さの差が毎日積み重なる。
持ち歩くか持ち歩かないか・書き続けるか挫折するか。
その分かれ道にリング径は静かに効いてきます。
私が最初の聖書サイズでつまずいたのもサイズではなくこのリング径を読み違えていたからでした。
ダ・ヴィンチのリング径は8mmから30mmまで
ダ・ヴィンチのシステム手帳ではリング径は一番小さい8mmから一番大きい30mmまで用意されています。
ただしどのサイズでも全部の径が選べるわけではありません。
サイズごとに選べる範囲が決まっています。
サイズ別・選べるリング径の範囲
公式が案内している範囲は次の通りです。
- A5サイズ → 15mm〜30mm
- 聖書(バイブル)サイズ → 8mm〜25mm
- ポケット(ミニ6)サイズ → 8mm〜15mm
ここから分かることがあります。
A5は最初から大きめの径しか選べない。
逆にポケットは小さい径だけ。
聖書サイズだけが薄型から大容量まで一番広い選択肢を持っているんです。
だから「リング径で迷いたい」「自分で調整したい」なら聖書サイズが一番遊べる。
これも聖書サイズが万能と言われる理由のひとつです。
↓サイズそのものの選び方はこちらで詳しく解説しています

リング径ごとの収納枚数と厚みの早見表
では具体的に各リング径で何枚挟めてどのくらいの厚みになるのか。
公式の目安をまとめます。
- 8mm → 約60枚・厚さ5mm。最薄・最軽量。
- 11mm → 約70枚・厚さ6mm。薄型。mini5などで使われる。
- 14mm → 約95枚・厚さ8mm。ポケットサイズで人気の径。
- 15mm → 約105枚・厚さ9mm。聖書サイズで人気のバランス径。
- 20mm → 約155枚・厚さ13mm。A5で人気。容量が増えてくる。
- 24mm → 約195枚・厚さ16mm。聖書サイズの大容量派に人気。
- 25mm → 約205枚・厚さ17mm。
- 30mm → 約265枚・厚さ22mm。最大容量で最も重厚。
数字で見ると一目瞭然です。
8mmと30mmでは収納枚数が4倍以上・厚みも4倍以上違う。
同じ「システム手帳」とは思えないくらい別物の道具になるんです。
薄いリング(8mm〜15mm)が向いている人
まず薄いリングから見ていきます。
8mmから15mmあたりのゾーンです。
この径の良さはとにかく軽くて持ち歩きやすいこと。
鞄に入れても重さを感じにくくリングが手のひらに当たる干渉も少ない。
ページも比較的平らに開きやすいので書くときのストレスが小さいんです。
向いているのは毎日持ち歩く人。
スケジュールと日々のメモが書ければ十分という使い方。
リフィルを溜め込むより定期的に入れ替えてスリムに保ちたい人にも合います。
私が今母艦として使っているのもこの薄型ゾーンです。
最初に大きい径で失敗したぶん軽さのありがたみが身に染みました。
持ち歩いてこそ手帳は意味がある。
その原点に戻った結果が薄いリングでした。
大きいリング(20mm〜30mm)が向いている人
次に大きいリングです。
20mmから30mmのゾーン。
ここの魅力は圧倒的な収納力です。
スケジュール・メモ・資料・カード・インデックス。
あらゆるものを1冊に詰め込んでこれ一冊で完結させられる。
情報の母艦として机に構えるならこれ以上頼もしいものはありません。
ただし代償もはっきりしています。
厚くなり重くなる。
そしてリングが大きいぶんページをめくるときに手が当たりやすく平らに開きにくくなることもある。
特に聖書サイズで24mm以上を選ぶとその物理的なストレスが出やすくなります。
だから大きいリングは持ち歩きより据え置きで使う人向け。
机の上で広げてたっぷり書き込む使い方ならこの容量が活きてきます。
A5で大容量を組むなら20mmや30mmが現実的な選択になります。
私がリング径で失敗して学んだこと
ここで私自身の遠回りを正直に話します。
最初の聖書サイズで私は容量重視で大きめのリングを選びました。
たくさん入るほうが便利だろうと単純に思ったんです。
でも実際に毎日書くと指がリングに当たる。
ページが平らに開かず書くたびに小さなストレスが溜まる。
最初はサイズそのものを疑いました。
聖書サイズが自分に合わないのかと。
でも違った。
合っていなかったのはサイズではなくリング径だったんです。
薄いリングの本体に替えたら同じ聖書サイズなのに驚くほど書きやすくなった。
このとき初めてリング径がいかに使い心地を支配しているかを体で理解しました。
今は薄型を母艦に持ち歩き用のポケットを別に持つ。
この形に落ち着くまで私はリング径ひとつでずいぶん回り道をしました。
最初の一本に迷ったら、まず薄めを選べ
ここまでの話をひとつの結論にまとめます。
最初のリング径に迷ったら薄め(15mm前後まで)から入ってください。
理由は単純で足りないと感じてから大きくするほうが失敗が少ないからです。
大きい径を最初に選ぶと満載にしたときの重さで持ち歩かなくなる。
そうなると手帳は机の置物になり結局使わなくなる。
でも薄い径から始めればまず「毎日持ち歩く」という習慣がつく。
容量が物足りなくなったらそのとき大きい本体に乗り換えればいいんです。
特に聖書サイズは8mmから25mmまで選べるので薄型からスタートして自分の適量を探るのに一番向いています。
いきなり完璧を狙わず軽いところから始める。
これがリング径選びで後悔しないいちばん確実なやり方です。
まとめ|リング径は手帳の「排気量」だ
システム手帳のリング径は車でいえばエンジンの排気量みたいなものです。
大きければパワー・つまり収納力が出る。
でもそのぶん車体は重くなり取り回しが鈍くなる。
小さければ非力に見えて街中をきびきび走るには一番扱いやすい。
どちらが上ではなく自分がどこを走るかで選ぶものなんです。
毎日持ち歩いて街を走るなら薄いリングで軽快に。
机に構えて長距離を積むなら大きいリングで大容量に。
あなたの走り方に合った排気量を選べばその手帳はずっと手放せない一台になります。

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