システム手帳を買っていざ開いた瞬間。
真っ白なページを前に手が止まる。
「で、これに何を書けばいいんだ?」
この壁にぶつかる人は本当に多いです。
かくいう私も最初はそうでした。
システム手帳は自由すぎるんです。
何を書いてもいいからこそ、何を書けばいいか分からなくなる。
そして書けないまま放置していつのまにか使わなくなる。
この記事では白紙に圧倒されないための「最初に書く型」を具体的に示します。
まずこの型から始めれば、手帳はちゃんと動き出します。
自由に使いこなすのはそのあとでいい。
白紙で手が止まるのは、あなたのせいじゃない
最初に安心してほしいことがあります。
白紙で手が止まるのはあなたのセンスや意志の問題ではありません。
システム手帳が自由すぎるからです。
罫線の入った日記帳や日付が印刷されたスケジュール帳なら、書く場所が決まっている。
でもシステム手帳は中身を自分で組む。
だから「どこに何を書くか」から自分で決めないといけない。
この自由度の高さが初心者には逆に重くのしかかる。
真っ白なキャンバスを渡された素人がいきなり絵を描けないのと同じです。
だから必要なのは才能ではなく「型」です。
最初に書くことのテンプレートさえあれば、手は動き出す。
まずはその型をこれから渡していきます。
↓ 手帳が続かない原因と対策はこちらで詳しく解説しています

手帳に書くことは、大きく4種類
手帳に書くことは実はそんなに複雑ではありません。
大きく分けると4種類しかない。
予定とタスクとメモとログ。
この4つです。
まずはこの4つを知って、自分に必要なものから書き始める。
全部を一度にやろうとしないのがコツです。
順に何をどう書くかを見ていきます。
①予定|未来の約束を書く
まず一番わかりやすいのが予定です。
これは未来の約束を書くもの。
打ち合わせや締め切りや友人との予定や病院の予約。
決まった日時にやることを忘れないように書き留めます。
どこに書くか
予定は月間リフィルと週間リフィルに書きます。
月間でその月の全体像をつかむ。
「今月は前半が忙しいな」といった大枠をカレンダーで見渡す。
週間でその週の詳細を書く。
時間軸のあるリフィルなら、何時に何があるかまで書き込めます。
まずは月間だけでも十分。
予定を書く場所ができると、手帳が「使えている」感覚が出てきます。
↓ どのリフィルを最初にそろえるかはこちらで解説しています

②タスク|やることを書く
次がタスクです。
これはやることリスト。
予定が「決まった時間にやること」なら、タスクは「いつかやること」です。
買い物や返信や手続きや調べもの。
日時は決まっていないけれど、やらなきゃいけないこと。
どう書くか
タスクは箇条書きで書くのが基本です。
やることを一行ずつ並べて、終わったらチェックを入れる。
このチェックを入れる瞬間が地味に気持ちいい。
やったことが目に見えるので、達成感が積み上がります。
書く場所は週間リフィルの余白でも専用のメモページでもいい。
自分が毎日見る場所に置くのがコツです。
見ない場所に書いても、タスクは忘れられてしまいます。
③メモ|頭の中を書き出す
3つめがメモです。
私が一番大事にしているのがこれです。
メモは頭の中に浮かんだことをなんでも書き出す場所。
アイデアや気づきや考えごとや思いついた言葉。
予定でもタスクでもない自由な思考の受け皿です。
どう使うか
メモはきれいに書こうとしないこと。
思いついたまま殴り書きでいい。
私は頭がぐちゃぐちゃになったとき、まずメモページに全部書き出します。
書き出すと、頭の中では見えなかった要点が見えてくる。
バラバラだった考えが紙の上で整理されていく。
現場では寸法や簡単な絵を走り書きすることもあります。
言葉にしにくいものは図にしてしまえばいい。
メモは形式にとらわれず、自分が分かればそれで正解です。
方眼のメモリフィルだと文字も図も書きやすいので、おすすめです。
④ログ|やったことを書く
最後がログです。
これはやったことの記録。
予定やタスクが「これからやること」なら、ログは「やったこと」を残すもの。
食べたものや読んだ本や使ったお金やその日あったこと。
過去を振り返るための記録です。
なぜログが効くか
ログはすぐには役に立ちません。
でも後から効いてきます。
「先月何にお金を使ったっけ」
「あの本いつ読んだっけ」
そう思ったとき、ログがあれば振り返れる。
そしてログには続ける力を生む効果もあります。
書いたことが積み上がっていくと、それ自体が達成感になる。
手帳を開く理由がひとつ増えるんです。
全部やろうとしない。1つから始める
ここまで4種類を挙げましたが、大事なことを言います。
最初から4つ全部やろうとしないでください。
予定とタスクとメモとログ。
全部を完璧に埋めようとすると、必ず息切れします。
そして「できていない」という罪悪感で手帳ごと嫌になる。
だからまず1つ。
予定管理がしたいなら、月間だけ。
考えを整理したいなら、メモだけ。
自分が一番欲しいものから1種類だけ始める。
1つが習慣になったら、もう1つ足す。
この順番なら、無理なく手帳が育っていきます。
↓ システム手帳が自由に組み替えられる理由はこちらで解説しています

「うまく書く」より「書き続ける」
もうひとつ大事な心構えを。
手帳はうまく書く必要はありません。
字が汚くても内容がスカスカでも、まったく問題ない。
大事なのはうまく書くことではなく、書き続けること。
きれいに書こうとすると、書くこと自体が億劫になる。
でも「雑でいい」と決めてしまえば、気軽にペンが持てる。
私の手帳も人に見せられたものじゃありません。
殴り書きの文字や荒い図や書きかけのメモだらけです。
でもそれでいい。
自分の頭が整理できて、後で自分が分かれば、手帳は役目を果たしています。
まとめ|手帳は、埋めるものではなく「使う」もの
システム手帳に何を書くか。
最後にひとことでまとめます。
手帳は埋めるものではありません。
使うものです。
真っ白なページを見ると、つい「全部埋めなきゃ」と思ってしまう。
でもそれは違う。
ノートは全ページ埋まっているから偉いわけではない。
料理のまな板と同じです。
まな板はいつもピカピカに使い込まれている必要はない。
必要なときにそこで材料を切れればいい。
使わない日があっても、まな板の価値は変わりません。
手帳も毎日びっしり書く必要はない。
書きたいことができたとき、そこに書ける場所がある。
それだけで手帳はちゃんとあなたの役に立っています。
まずは1種類、1行から。
あなたの手帳が埋めるプレッシャーの道具ではなく、気軽に使える相棒になりますように。

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