「Xer(エクサー)」はこうして生まれた|溶接工の副業が、いつしか「起業」になっていた話

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最初はただの暇つぶしでした。

溶接工の見習いだった頃の話です。
火花を散らして鉄を溶かして汗だくで家に帰る。
くたくたの体で布団に転がってスマホをいじる。

それが私とTwitterの始まりでした。

今でこそXer第一号なんて名乗っています。
でもその入口は本当にしょぼいものだったんです。

目次

鉄を溶かす男の夜の習慣

当時の私は現場の人間でした。

朝は早い。
体は痛い。
手は油と鉄粉でいつも黒かった。

そんな毎日の中で唯一の楽しみが夜のスマホでした。

最初はただ眺めているだけ。
そのうちぽつぽつと自分でも何か書くようになった。

現場で思ったこと。
理不尽だと感じたこと。
くだらない冗談。

誰に向けるでもなく宇宙に向かってつぶやいていました。

反応なんてほとんどない。
それでもなぜか続けていた。

鉄を溶かす昼間の自分と言葉を置く夜の自分。
その二つが私の中で静かに同居し始めていました。

「あれ、これ仕事になるのか?」

転機はじわじわ来ました。

つぶやきを続けるうちに少しずつ見てくれる人が増えてきた。
反応がぽつぽつ返ってくるようになった。

そうなると欲が出ます。

どうすればもっと伸びるのか。
どんな言葉が人の心を動かすのか。

私は現場で工程を組むのと同じ感覚でそれを研究し始めました。

何時に投稿すれば反応がいいか。
どういう書き出しなら最後まで読まれるか。
試して数字を見てまた試す。

現場で叩き込まれた「とにかく手を動かして覚える」がここで効いた。

気づけばそれなりのフォロワーがついていました。
そしてあるときふと思ったんです。

「あれこれ仕事になるんじゃないか?」と。

副業がいつのまにか「事業」になっていた

そこからは早かった。

フォロワーが増えると声がかかるようになります。

「アカウントの運営を手伝ってほしい」
「伸ばし方を教えてほしい」

最初は戸惑いました。
現場の人間にそんなことができるのかと。

でもやってみたらできた。

SNSのコンサルを任されるようになりました。
そして気づけば芸能人のアカウントの運営まで手がけていた。

自分のサイトもTwitterから人を流して伸ばしていきました。

溶接工の夜の暇つぶしがいつのまにかもう一つの事業になっていた。

大げさじゃなく私はTwitterで起業したようなものでした。
会社を作ったわけじゃない。
でも自分の名前と言葉だけでお金が回り始めていたんです。

現場で覚えたことが全部効いた

不思議なもので現場の経験が全部活きました。

施工管理の仕事は段取りがすべてです。
誰がいつ何をやるか。
それを組み立てて現場を回す。

X運用もまったく同じでした。

何をいつどう出すか。
人の動きを読んで設計する。

学歴はありません。
漢字もまともに書けない。

でも現場で叩き込まれた「人を動かす段取り」は画面の中でも通用した。

むしろ頭でっかちな理屈より現場で泥をかぶって覚えたことのほうがずっと役に立ったんです。

高卒で何もないと思っていた自分にこんな武器があったのか。
そう気づけたのがTwitterでした。

それでも肩書きがなかった

ただひとつずっと引っかかっていたことがあります。

それは自分を何と名乗ればいいかわからなかったことです。

インフルエンサー? なんだかこそばゆい。
自分には似合わない気がした。

SNSコンサル? 間違ってはいないけどしっくりこない。

現場あがりで泥臭くて稼いで壊れてまた立ち上がった。
そんな自分をひとことで表す言葉がどこにもなかったんです。

世の中の肩書きはどれもきれいすぎた。
私の歩んできた道はもっとでこぼこだった。

だから自分で作ることにしました。

「Xer(エクサー)」という言葉

私が作った言葉が「Xer(エクサー)」です。

意味はシンプルです。
Xを使いこなす人。
Xで戦う人。
Xのインフルエンサー。

この名前をどう決めたかは別の記事に詳しく書きました。

→ Xのアカウント名・ユーザー名の決め方|検索される名前と「Xer」を作った話
https://take.dethein.net/xer/x-account-username/

借り物の肩書きじゃ自分を表せなかった。
だったら自分の旗は自分で立てるしかない。

そう思って私は「Xer第一号」を名乗りました。

おこがましいと思われるかもしれません。
でもこれは覚悟の表明でもある。

11年やってきて稼いで離れてまた戻ってきた。
その全部を背負ってXを攻略する人間の集大成をここに残す。

だからXer第一号なんです。
誰かが二号・三号と続いてくれたらそれ以上に嬉しいことはありません。

一号がいれば二号も生まれる

なぜわざわざ「第一号」なんて付けたのか。

理由があります。

一号がいれば二号・三号が続けるからです。

私は特別な人間ではありません。
漢字も書けないただの現場あがりです。

そんな人間でもXで起業のようなことができた。
ということはあなたにもできるはずなんです。

私が転んで覚えたことを全部ここに置いていく。
それを踏み台にして誰かが二号になってくれたら。

そのとき初めて「第一号」という名前に意味が生まれます。
一人で名乗るための一号じゃない。
続く人がいるための一号なんです。

まとめ:Xerは「自分で名付けた自分の道」

Xerという言葉は地図にない道に自分で立てた標識のようなものです。

誰も歩いていない道を進んできました。
溶接工が画面の中で起業する道なんてどこにも載っていなかった。

道がないなら自分で歩いて踏み固めるしかない。
そして後から来る人のために標識を立てる。

「ここに道があるよ」と。

Xerはその標識です。
私が転びながら踏み固めたでこぼこの道。

きれいな舗装路じゃありません。
でも確かにその先へ続いている。

この道をあなたにも歩いてほしい。
そしていつかあなた自身の標識を立ててください。

Xer第一号の物語はここから始まります。

ちなみに本も書くようになった

漢字も書けない高卒だった私が今では本まで出すようになりました。

自分でも笑ってしまいます。
テストで漢字10点を取っていた男がです。

中でもこの第一話で触れた「収益化が永久停止になった」きっかけ。
あの草コインの顛末を一冊にまとめました。

俺が作った暗号資産: 保護猫のための草コインは法律違反だった

軽い気持ちで暗号資産に手を出すとどうなるか。
法律に弾かれ収益化も永久停止になる。
その一部始終を包み隠さず書いています。

本はこれ以外にも何冊か出しました。

漢字も書けない高卒がスカウトで雇われ社長!転落・適応障害・無職1年からの復活

そのあたりの話もいずれ別の記事で書こうと思っています。

漢字も書けない人間が本を出す。
それもまた誰も歩いていない道を自分で踏み固めた一歩でした。

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